Photoshop(フォトショップ)で鋭いナイフで真っ二つに切り裂いたような表現ができるテキストエフェクトの作り方をフォトショ初心者の方に解説します。
タイトルデザイン、見出しデザイン、Webデザイン、バナーデザイン、紙面デザイン等。
Photoshopを使ったデザインを彩る素材として活用できるテクニックです。
これからフォトショップを始められる方、更にフォトショの使い方を知りたい方にオススメ!
Photoshopの操作を網羅的に学習できるコンテンツです。
何ができるの?

当記事のチュートリアルを実践すると、上記のように文字やオブジェクトをナイフで切り裂いたような表現ができます。
一度テキストエフェクトを作ってしまえば後から簡単に文字やオブジェクトの変更が可能!
ロゴデザインや見出し、バナーのデザイン素材など、様々なクリエイティブに応用できます。
ナイフで切り裂いたようなテキストエフェクトの作り方
それではPhotoshopを使ったナイフで切り裂いたようなテキストエフェクトの作り方を解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるよう、詳しく解説いたします!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
フォトプラン公式サイトから入手可能。
(月額は最安の1,078円、7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
STEP.1
文字を入力
レイヤーパネルを確認します。
※非表示の場合は [
F7 ] で表示できます。
文字レイヤーを右クリックし [
スマートオブジェクトに変換 ] を適用します。
[
Ctrl +
J ] (Mac:
Command +
J) でレイヤーをコピーし、計3つのスマートオブジェクトを用意します。
名称は下から順に文字①、文字②、文字③としています。
STEP.2
ペンツールでシェイプを作成
[
ペンツール ] でスライスしたい部分のシェイプを作成します。
直線なのでクリックでアンカーポイントを追加しましょう。
ツールモードを [
シェイプ ] にしておくのを忘れずに!
左図のように3つのシェイプを作成します。
分かりやすい様それぞれ色を変えていますが、何色でも構いません。
STEP.3
レイヤーマスクを追加
[ Ctrl ] (Mac:Command) を押しながらレイヤーサムネールをクリックすると対象シェイプの形で選択範囲が作成されます。
文字①をアクティブにし、[
レイヤーマスクを追加 ] をクリックしましょう。
なお、[
Ctrl +
D ] (Mac:
Command +
D) で選択範囲を解除できます。
同様の手順で文字②、文字③に対してそれぞれのシェイプでレイヤーマスクを追加。
シェイプレイヤーは非表示にしておきましょう。
STEP.4
位置を調整する
文字①をアクティブにし、[
Ctrl +T ] (Mac:
Command +
T) で自由変形します。
バウンディングボックス外側をドラッグし、少し回転させて位置を離します。
文字②、文字③も同様に回転・移動させ、好みの位置に調整しましょう。
STEP.5
グラデーションを追加
スタイル:線形
角度:155°
比率:100%
選択範囲内で作成にチェック
方法:知覚的
グラデーションの設定です。
左から順に
グラデ① 色:#ffffff 位置:0%
グラデ② 色:#ffffff 位置:69%
グラデ③ 色:#afaeae 位置:100%
※値は適宜調整してください。
左上にうっすらグレーが被るようなグラデーションに設定します。
レイヤー②、レイヤー③にもグラデーションを追加し、左図のような状態を作成します。
平面的だった絵に立体感が付与されました。
STEP.6
ドロップシャドウを追加
[
レイヤースタイルを追加 ] → [
ドロップシャドウ ] を追加。
描画モード:乗算 色:#000e08
不透明度:35% 角度:145°
距離:19px スプレッド:0% サイズ:21px
お好みで調整してください。
すると左図のように各文字要素にドロップシャドウが追加されました。
FINISH
文字色を調整したら完成
すると文字全体の色味を変更できました。
以上でナイフで切り裂いたようなテキストエフェクトが完成しました。
スマートオブジェクトのレイヤーサムネールをダブルクリックすると文字オブジェクトが入ったPSBが別ウィンドウで開きます。
お好みの書体、文字列に変更して上書き保存すると元PSDの文字変更が可能。
未導入の方は
フォトプラン公式サイト(月額は最安の1,078円)から入手できますよ。
テキストや画像を加工してみよう
写真や画像、テキストをゼロから加工する方法を解説しています。
Photoshop初心者の方でも再現できるよう、順を追って解説いたします!
絵に動きを付けるエフェクト
先に紹介したスライス表現を更に発展させたエフェクトPSD素材です。
全て商用利用可能!
好きな画像やテキストに適用するとあっという間に再現できる便利な素材ばかりですよ。
#01 Laser Cut Text Effect
高熱のレーザーで文字を切り裂いたような表現ができるテキストエフェクトです。映画のタイトルロゴのような高品質な加工が誰でも超短時間で実現できます。
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#02 Metallic Sliced Text Effect
重厚感のあるメタル素材で作られたテキストが熱いレーザーで切り裂かれている表現ができるテキストエフェクトです。スチームパンク、メタルな表現に最適な高品質素材です。
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#03 Sliced Glitch text Effect
スライス表現とグリッチエフェクトと合わせたテキストエフェクトです。エラー表現などに適したPSD素材です。
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#04 Sliced Text Effect
日本刀のような鋭い剣で一刀両断したような表現ができるテキストエフェクトPSDです。文字を差し替えるだけ、Photoshop初心者の方でもあっという間にサンプルのような仕上がりが再現できます。
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#05 Blue 3D Text Effect Mockup
まるでSF映画のタイトルロゴのような表現ができるテキストエフェクトPSDです。スライスされた切り口にSF感溢れる青い光が追加できます。
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#06 Sliced Action Scene Text Effect
グランジ加工されたテキストをV字でカットしたような表現ができるテキストエフェクトPSDです。アメリカの大作ドラマのロゴのようで非常にカッコいいですね。
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#07 Sliced Text Effect
単にスライスしただけでなく、ぼかし表現も追加できるエフェクトPSDです。文字や画像など、お好きな素材に適用できます。
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#08 Sliced Watercolor Smudge Effect
画像をリアルで高品質な水彩に加工し、尚且つ何重にもスライスされた表現ができるエフェクトPSDです。水彩エフェクトとして、スライスエフェクトとして、どちらの用途でも使えますよ。
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#09 Modern Poster Design Photo Effect
対象物を波線でカットし、ずらしたような表現ができるエフェクトPSDです。ポスターデザインなど、メインビジュアル作成に最適なPSD素材です。
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高品質なテキストエフェクト
商用利用可能で高品質なテキストエフェクトを52点厳選しました。Photoshop初心者の方でも画像をあっという間に大変身させられますよ。
ワンランク上のテンプレート素材
Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
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制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート35選
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)で鋭いナイフでスパッと真っ二つに切り裂いたような表現ができるテキストエフェクトの作り方についてでした。
ベースとなる文字はスマートオブジェクトに変換しておくのがポイントです。
後から文字変更を行う際、一つ変更するだけで全てが一括で差し変わるので非常に便利!
タイトルデザイン、見出しデザイン、Webデザイン、バナーデザイン、紙面デザイン等、Photoshopを使ったデザイン制作に是非ご活用ください。
ではまた!
写真の雰囲気を激変させよう
写真の雰囲気を激変させるチュートリアル集です。
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InDesignは活用されていますか?
Photoshopだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されていますか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方は
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高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート38選は
コチラ!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!