ポートフォリオの作り方をゼロから徹底解説

【Photoshop】スマートオブジェクトとは?編集方法やラスター画像との違いを詳しく解説【脱フォトショ初心者】

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分です。

Photoshop(フォトショップ)のスマートオブジェクトについて徹底解説します。

スマートオブジェクトの基礎知識や変換方法、ラスター画像とベクター画像の違いなど。
フォトショのスマートオブジェクトを扱う際の基本知識を初心者の方にも分かりやすく解説します。

スマートオブジェクトとは?

スマートオブジェクトは「拡大・縮小」を行っても劣化が起きないデータ形式の事を指します。

ラスター画像でフォトショップで画像の縮小後に拡大すると画像が粗くなります。
スマートオブジェクトは画像のオリジナルデータを保存しているので、拡大・縮小・回転といった変更に非常に強い画像形式です。

Photoshopでは基本的にスマートオブジェクトでの取り扱いを推奨します。

スマートオブジェクトとラスター画像の見分け方
レイヤーパネルのサムネイルを確認してみましょう。
スマートオブジェクトのサムネイルは右下にアイコンがあります。
ラスターレイヤーには何もありません。
※レイヤーが非表示の場合は [ F7 ] で表示できます。

スマートオブジェクトへの変換方法

ラスターレイヤーをスマートオブジェクトに変換する方法を解説します。

Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
まだPhotoshopが未導入の方はAdobe公式サイトから入手しておきましょう。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。
STEP.1
画像を読み込む
画像を読み込みます。

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強です。
商用利用可能な2億5000万点もの高品質素材が制作を加速させます。
STEP.2
レイヤーパネルを確認
レイヤーパネルを確認しましょう。
サムネイルを確認するとスマートオブジェクトのアイコンがありません。

※サムネイル上で右クリックを押すとサムネイルサイズを変更できます。
STEP.3
スマートオブジェクトに変換
[ レイヤーを右クリック ] → [ スマートオブジェクトに変換 ] を適用します。
FINISH
スマートオブジェクトへの変換が完了
以上でスマートオブジェクトへの変換が完了しました。

変換直前の画像データをオリジナルとして保存されます。
縮小してから拡大しても画像の劣化が起きませんよ。

スマートオブジェクトへの直接編集はできない

スマートオブジェクトに直接 [ ブラシツール ] や [ 覆い焼きツール ] 等のツールを使う事はできません。
他にも [ 焼き込みツール ] や [ スポンジツール ] など、ラスター画像に対して適用する事が前提です。

適用するにはスマートオブジェクトをラスタライズをする必要があります。

スマートオブジェクトをラスタライズする方法
スマートオブジェクトをラスター画像に変換するには
[ レイヤーパネル ] → [ 対象のスマートオブジェクトを右クリック ] → [ レイヤーをラスタライズ ] を適用。

ラスタライズ直前の画像が元画像に、拡縮を行うと劣化が発生します。

※スマートオブジェクトを [ Ctrl + J ] でコピーし、コピーしたレイヤーをラスタライズする事を推奨します。

スマートオブジェクトの元データを開くと編集できる

スマートオブジェクトを直接編集する方法は存在します。
しかし直接編集しなくても同様の加工は可能なので推奨しません。
「こういう方法もあるんだね~」程度で。

STEP.1
スマートオブジェクトのサムネイルをダブルクリック
レイヤーパネルのスマートオブジェクトレイヤーのサムネイルをダブルクリックします。
STEP.2
別ウィンドウでPSDが開く
すると対象スマートオブジェクトの元画像が別ウィンドウで開きます。

拡張子が [ .psb形式 ] で開きます。
STEP.3
PSDに対して編集、保存
[ ブラシツール ] や [ 覆い焼きツール ] 等による編集が可能になります。

編集後は [ Ctrl + S ] を押して保存します。
FINISH
スマートオブジェクトの編集が完成
するとスマートオブジェクトに変更が加えられます。

あまり使う事はありませんが、スマートオブジェクトを編集する方法です。

ブラシツールでの追加は新規レイヤーを追加して描画、色やフィルターの追加なら次に紹介する [ スマートフィルター ] を使った編集を断然推奨します。

スマートフィルターがメチャ便利!

上記はスマートオブジェクトに対して [ 色相・彩度 ] を適用した例です。

レイヤーを確認すると [ スマートフィルター ] が追加されていますね。
再度編集したい場合は各調整項目をダブルクリックすると再調整可能です。

ラスター画像に対して直接色変更やぼかし等を加えると、元画像自体が変更されてしまいます。
しかしスマートオブジェクトなら元画像は破壊せず、再編集可能なスマートフィルターで扱いやすいデータが作れます。

STEP.1
スマートオブジェクトに色相・彩度を適用
レイヤーパネルで対象となるスマートオブジェクトを選択。

今回は [ Ctrl + U ] を押して [ 色相・彩度 ] を変えてみます。
STEP.2
スマートフィルターが追加される
自動的にスマートフィルターが追加されます。

もちろん [ レベル補正 ] や [ ぼかし(ガウス) ] といった色調補正や描画フィルターでも適用可能です。
STEP.3
スマートフィルターマスクを使ってみよう
便利なスマートフィルターマスクを使ってみましょう。
[ スマートフィルターマスクサムネール ] をクリック → [ ブラシツール ] に変更 → [ 黒で塗る ]
FINISH
マスクが適用
スマートフィルターマスクの適用が完了しました。
黒で塗った個所だけ [ 色相・彩度 ] がマスクされていますね。
白で塗るとマスクが解除されます。
スマートフィルターをコピーする方法
別のスマートオブジェクトに同様のスマートフィルターをゼロから設定するのは面倒ですよね。
レイヤーパネルにある二重丸のスマートフィルターのアイコンを [ Alt ] を押しながら別のスマートオブジェクト上へドラッグするとコピペできます。

ベクトルスマートオブジェクトを活用

ベクトルスマートオブジェクトとはIllustrator(イラストレーター)で作成したアイコン等をPhotoshop(フォトショップ)で扱う際に便利すぎるデータ形式です。
アイコンの元データをイラレで作成し、フォトショにコピペ、再編集はイラレで…という夢のような使い方ができる方法を解説します。

STEP.1
Illustratorでアイコンを作成しコピー
Illustratorでアイコンを作成します。
作成したアイコンを [ Ctrl + C ] でコピーしましょう。

ところでIllustratorは導入されていますか?
まだの方はAdobe公式サイトから入手できます。
STEP.2
Photoshopにペースト
Photoshop上で [ Ctrl + V ] を押してペーストします。

するとペーストのダイアログ画面が開き、ペースト形式を問われます。
[ スマートオブジェクト ] にチェックを入れ、[ OK ] をクリックします。
画面上部の [ ] または [ Enter ] を押して配置を確定します。
STEP.3
サムネイルをダブルクリック
フォトショにペーストされました。

[ レイヤーパネル ] → [ ペーストしたスマートオブジェクトのサムネイルをダブルクリック ]
FINISH
イラレで元データが開く
するとイラレが自動的に立ち上がり、スマートオブジェクトの元データが開きます。

再編集して [ Ctrl + S ] で保存するとフォトショのスマートオブジェクトも変更されます。

コレ、よく使うので覚えておくと便利ですよ!
IllustratorはAdobe公式サイトから入手できます。
Illustratorをゼロから解説
当サイトではフォトショだけでなく、イラレもゼロから解説しています。
未経験からでもプロを目指せる内容ですよ!

ビットマップ画像とベクター画像の違い

せっかくなのでビットマップ(ラスター)画像とベクター(ベクトル)画像の違いを解説します。
両者の違いを理解し、適した画像形式で作成する事で制作を効率的に進められますよ。

ビットマップ(ラスター)画像

ビットマップ(ラスター)画像は簡単に説明するとピクセルの集まりです。
よって拡大するとピクセル(点)が見えます。
写真や複雑なイラストなどに向いています。
主にPhotoshopやCLIP STUDIO PAINT等で取り扱うデータ形式です。
ベクター(ベクトル)画像

ベクター(ベクトル)画像はピクセルに依存せず、数式によって表現された画像です。
よって拡大しても荒れる事はありません。
ロゴやアイコンなど、クッキリしたグラフィックに向いています。
主にIllustratorで取り扱うデータ形式です。

写真を大変身させる高品質エフェクト

単なる写真を超短時間で全く違った表現にできる高品質なエフェクトです。
全て商用利用可能!
制作時間の短縮と作品のクオリティアップを重視したい方に超オススメのフォトショエフェクトです。

#01 Hacker Digital Manipulation Effect Mockup

ただの1枚絵を簡単にハッカー風にできるエフェクトです。
0と1の模様が非常にカッコいいです。

ダウンロード

#02 Movie Style Glitch Effect Mockup

テレビの走査線や色ずれを見事に再現できるフォトショ用のエフェクトモックアップです。
ブラウン管のテレビの枠にはめると昔風の画面の出来上がり!

ダウンロード

#03 Autumn Color Grading Effect Mockup

どんな季節も一瞬で秋にできるフォトショエフェクトです。
青々とした夏であろうが関係無し!

ダウンロード

#04 Mosaic Pixel or Dot Effect Mockup

ドットで表現できるPhotoshop用のエフェクトモックアップです。
単なるカラーハーフトーンでは無く、ドットに質感が付与されているのでより高クオリティな表現が可能です。

ダウンロード

#05 Image Overlay Rain Effect Mockup

雨を簡単に降らせることができるエフェクトです。
リアルな雨表現もこのエフェクトなら一瞬!

ダウンロード

Photoshop用の高品質なエフェクト集
Photoshopで使える商用利用可能な高品質エフェクトをピックアップしました。
フォトショ初心者の方でもプロの品質を圧倒的短時間で実現できるチートアイテムです。

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopの学習をする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
普段からデザイン業務をされている方にとって自分以外のプロのクリエイターが作成したデータを見る事は日常茶飯事ですが、そうでない方は見る機会がありません。

AdobeStockのテンプレート素材はプロによる高品質な作品ばかり!
全て商用利用可能なので、テキストを変えるだけでそのまま使えます。

制作の手間を格段に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートでレイアウトや余白、文字サイズを簡単に研究可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート34選


デザイン制作の勉強としての導入にオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチな仕上がりになりがちですが、良質なサンプルを参考に作ると吸収できる情報の質が段違いです。
相手に舐められない名刺テンプレート50選


バナーもフォトショップの練習をする上で良質な教材です。
想像だけ・中途半端な素材を参考にするのは有効な学習方法とは言えませんよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選


ゲームUIの制作は素材制作にはツールの深い知識が必要です。
テンプレートはまさに制作ノウハウの宝庫!
どれも最高の素材ばかりです。
ゲームUIに使えるテンプレート48選


単なる白黒の文字オブジェクトを一瞬で全く別モノへ大変身させるエフェクト52選です。
文字に高品質なエフェクトを追加するモックアップ


写真をはじめとした素材を「あっという間」に全く違うグラフィックへ大変身させるエフェクトです。
時短と品質の向上をされたい方に超オススメ!
写真を全く違うグラフィックに変える事が出来る高品質なエフェクト50選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、Photoshop(フォトショップ)のスマートオブジェクトについてでした。

最強に便利なスマートオブジェクトを使いこなして編集に強いデータ作成ができるようになりましょう。
ラスター画像への直接編集は最終手段。
スマートオブジェクトのままラスタライズをしなくても同様の編集は可能です。

そして使用頻度の高いスマートフィルターの使い方をマスターするとレタッチ作業がさらに捗りますよ。


ではまた!

InDesignは活用されていますか?
Photoshopだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されていますか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
InDesign用の商用利用可能なポートフォリオテンプレート77選はコチラ
ゼロから始めるPhotoshop目次

フォトショ基本操作

【導入編】ゼロから始めるPhotoshop
Adobe Creative Cloudの料金プランやオススメプランを徹底解説
フォトショの全ショートカットまとめ
Photoshopとは・DTPの基礎知識
操作画面、新規作成と保存、各種ファイル形式
フォトショでよく使う基本操作
レイヤーの作成・レイヤーの操作
ブラシツールの基本的な使い方と応用操作を徹底解説
左右対称、マンダラを使った魔法陣・レース模様の作成方法
各種カラーモードについて
【遠近法の切り抜きツール】斜めから撮った写真を正面に補正する方法と応用
切り抜きツールの使い方と解像度・サイズの変更方法を徹底解説
文字ツールの基本的な使い方
文字パネルの機能と使い方を徹底解説
段落パネルの機能と使い方を徹底解説
グラデーションツールとグラデーションオーバーレイの違いと使い方
整列と分布を使ったレイアウト方法
レイヤースタイル、レイヤー効果の基本的な使い方
ドロップシャドウをさりげなく使ってキレイ目デザインを作る方法
作業効率化に繋がるPhotoshop特有の色々なコピペ方法
調整レイヤーを徹底解説
シェイプツールの使い方・編集方法を徹底解説
共通パーツをインクルードする方法

フォトショ応用操作

Photoshopでバナー広告を作る方法を完全解説
Photoshopで人物の表情を簡単に変える方法
【前編】スマホゲームのUIを作ってみよう(構成~下絵まで)
【中編】スマホゲームのUIを作ってみよう(文字やアイコンに質感を付ける)
【後編】スマホゲームのUIを作ってみよう(バナーやボタンの作り方)
Photoshopで黄金風の効果を付ける方法を詳しく解説
ベベルとエンボスで金属表現を作る方法
GDNで有効的なサイズのバナー広告の作り方を完全解説
複数サイズのバナーを効率的に作成する方法
Photoshopで写真をインスタグラム風に加工する方法
レイヤースタイルを使って水滴や汗を描く方法
コンテンツに応じた塗りつぶしで不要な要素を消す方法
斜めから撮影した画面に画像や文字をはめ込む方法
ニュートラルフィルターで肌を一瞬でキレイにする方法
「空を置き換え」で曇り空を1分で修整する方法
スマートポートレイトをイラストに適用する方法と検証
3分で髪の毛を簡単に切り抜く方法(境界線調整ブラシツール)
レンズフレアを追加して印象的な写真に仕上げる方法
RGBずらし(色ずれ)を使ったTikTok風ロゴや印象的な画像の作り方
写真をアメコミ風のイラストにする方法を徹底解説
【間違い探し動画】初心者向けアハ体験動画の作り方
昼間の写真を夜に変更する方法を徹底解説
【チルトシフト】風景写真をミニチュア風に加工する方法
写真を水彩画風に加工する方法を徹底解説

商用可能なフォトショ用素材

文字に高品質なエフェクトを追加するモックアップ
写真を様々なグラフィックに変えられるエフェクト50選
写真を短時間で大変身させる高クオリティなエフェクト51選
画像をヴィンテージ風にできるエフェクトモックアップ50選
人物が煙になる表現ができるエフェクトモックアップ

フォトショップのお困りごと

「最近使用したもの」を非表示にする方法
ブラシのポインタが十字になった時の対処法
突然画面がグレーになってしまった時の対処法
「変形」の仕様をCC2018以前に戻す方法

目次一覧を見る
SCROLL
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ

現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!