【Photoshop】深度ぼかしで被写体深度を簡単に加える方法forフォトショ初心者

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）の深度ぼかしを使って、まるで一眼レフカメラで撮影したような背景がボケた被写体深度のある画像に加工する方法を解説します。

手前の対象物にピントを合わせ、後方はピンボケしたような表現がフォトショ初心者の方にも再現可能！
わずか数分でプロの写真家が撮影したような雰囲気に変えることができますよ。

これからPhotoshopを始められる方、更にフォトショテクニックを身に付けられたい方必見です！

この記事の目次

深度ぼかしで出来る事

上記サンプルのように、普通の写真を一眼レフカメラで撮影したような被写体深度を加えられます。
数クリックで完了、Photoshop初心者の方でも超簡単に再現できます。

深度ぼかしの使い方

Photoshopの深度ぼかしの使い方を解説します。
フォトショップ初心者の方にも再現できるよう、順を追って解説いたします！

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はフォトプラン公式サイトから入手可能。（月額は最安の1,180円、7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

STEP.1

画像を読み込む

深度ぼかしを適用したい画像を読み込みます。
読み込んだ画像は [ スマートオブジェクトに変換 ] しておきましょう。

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強！3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくはコチラで解説しています。

STEP.2

ニュートラルフィルターをクリック

[ フィルター ] → [ ニュートラルフィルター ] をクリックします。

Photoshop（フォトショップ）は導入されていますか？
まだの方はAdobe公式サイトから入手しておきましょう。

STEP.3

深度ぼかしをクリック

様々なフィルターが収録されています。
[ 深度ぼかし ] をクリックし、トグルボタンをONにしましょう。

※ダウンロードしていない場合はダウンロードします。

STEP.4

深度ぼかしの設定パネル

焦点、焦点距離、焦点範囲、ぼかしの強さ、かすみ、温度、色かぶり補正、彩度、明るさ、粒子等が設定できます。

まずは焦点を編集しましょう、
サムネイル画像の焦点を合わせたい個所をクリック。
焦点範囲やぼかしの強さ等を調整しましょう。

するとクリックした小屋以外がボケましたね。

お好みでかすみや色の補正などを加えてみましょう。
遠景は少しかすみがかった方がリアルですよ。

最後に右下の [ OK ] をクリック。

FINISH

被写体深度の追加完了

深度ぼかしを使えば、わずか1分で一眼レフカメラで撮影したような距離感のある絵にできます。

他のフィルターと掛け合わせる

複数のニュートラルフィルターを掛け合わせて更に写真の雰囲気を変えることも可能です。
下記サンプルの制作に費やした時間は…わずか1分！
Photoshopのニュートラルフィルターはまさに「デザイナー要らず」ですよ。

STEP.1

風景ミキサーを追加

Photoshopを未導入の方は事前にAdobe公式サイトから入手しておきましょう。

先の深度ぼかしを適用した画像に [ 風景ミキサー ] を追加してみましょう。
トグルボタンをONにします。

※風景ミキサーが未ダウンロードの場合はダウンロードしておきましょう。

[ プリセット ] のサムネイルがあります。
他にも強さ、昼、夜、夕暮れ、春、夏、秋、冬など、細かな設定が可能。
もちろんカスタム設定もできます。

例えば左上の冬山の絵をクリックしてみましょう。

するとあっという間に冬山にできました。

STEP.2

風景ミキサーを設定する

真冬ではなく、3月くらいの雪解けが始まった頃にしたいなぁ…
そんな時は [ 春 ] のスライダーを右に動かしてみましょう。

※重いので割とマシンスペックが必要です。

すると少し春がやってきましたね。
すごいです。

設定が完了したら右下の [ OK ] をクリックすると完成です。
深度ぼかしと風景フィルターを掛け合わせて全く違った絵が作れました。

FINISH

レイヤーを確認

レイヤーを確認すると [ スマートフィルター ] でニュートラルフィルターが追加されています。

不要な場合はスマートフィルターを非表示、または削除すると元の画像に戻せますよ。

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート40選

デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選

紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう！
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選

制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬！
様々なモックアップテンプレート57選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

高品質なヴィンテージエフェクト

ただの写真や文字をヴィンテージ風に加工できるエフェクトモックアップです。
全て商用利用可能！
短時間で超高品質な作品に仕上げられますよ。

#01 Vintage Photo Effect

写真をはじめとした画像をヴィンテージ風にできるエフェクトモックアップです。
仕上がりは見ての通り超高品質！
日焼け具合やしわの感じなど、見事な質感です。

ダウンロード

#02 Old Vintage Photo Effect

非常に古い質感に変える事ができるエフェクトモックアップです。
フォトショップがあれば誰でもサンプルのような仕上りにできます。

ダウンロード

#03 Vintage Texture Photo Overlay

味のあるヴィンテージ加工ができるフォトショップ用のエフェクトモックアップです。
紙のザラザラ感や汚れなどが見事に再現できます。

ダウンロード

#04 Retro Dust Texture Effects Mockup

レトロで汚れた白黒写真にできるエフェクトモックアップです。
質感・再現度が非常に高い高品質な仕上りです。
もちろん商用利用可能！

ダウンロード

#05 Old Vintage Hollywood Film Title Text Effect

レトロなハリウッド映画のタイトルのような表現ができるPhotoshop用のエフェクトモックアップです。
質感が非常にリアルですね。

ダウンロード

Photoshop用の高品質なエフェクト集

【Photoshop】商用可！画像をヴィンテージ風にできるエフェクトモックアップ50選

商用利用可能で高品質なヴィンテージエフェクトばかりを50点ピックアップしました。
制作の品質向上とスピードアップを同時に行える優秀素材ばかりです。

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）の深度ぼかしを使った被写体深度の調整についてでした。

まるで一眼レフカメラで撮影したような被写体深度効果を簡単に付与できる便利機能です。
フォトショ初心者の方でも数分で設定可能！

また、深度ぼかしと風景ミキサーを掛け合わせると全く別物の風景が簡単に作れますよ。
ニュートラルフィルターには非常に強力なレタッチ機能が数多く収録されています。
非常に面白い効果なので是非一度お試しください。

ではまた！