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こんにちは、「ゼロから始めるPhotoshop」略して「ゼロフォト」講座を始めます。
当講座ではPhotoshopの画面を構成しているパネル類や新規ドキュメント作成の方法と注意点、ドキュメント保存の方法と注意点について解説します。
では早速始めていきましょう!
この記事の目次
新規ドキュメントを作成するには、最終的に使うデータが何に使われるかを考慮する必要があります。
例えば印刷用なら入稿するファイル形式をどうするか、WEB媒体ならファイル形式をどうするかなど、目的を明確にしてデータ作成を行います。
今から解説する方法はWEBといったデジタル媒体での利用を想定したドキュメント作成についてです。
新規作成の流れ

Photoshopを立ち上げると上記のような画面が表示されます。
左端に [ 新規作成 ] のボタンがあるのでクリックします。

新規ドキュメントの作成画面が表示されます。
[ 写真 ] → [ Photoshop初期設定 ] → [ 作成 ] で新規ドキュメントを作成してみます。
サイズや解像度、カラーモード等はそのまま初期設定のままで大丈夫です。
新規ドキュメントを作成すると使用不可能だったツール類が使用できるようになります。
Photoshopには様々な機能を持ったツールやパネル類が搭載されておりますので確認していきましょう。
フォトショのメイン画面

ツールバー
画像の選択やブラシ等、アートボード内の画像を編集するツールが格納されています。
アートボード
新規書類作成時に指定した書類のサイズが実線で表示されています。
メニューバー
Photoshopの各種メニューが表示されています。
コントロールパネル
現在の操作に必要な項目だけをコンパクトにまとめ表示されています。
パネル
各種ツールの詳細設定等が表示されています。
タブ
複数のファイルを開いている際に、タブ切り替えで開いているファイルを切り替える事ができます。
ツール一覧

色々とツールがありますね。
よく使うツールから使わないツールまで様々、当サイトでは一般的なPhotoshop操作でよく使うツール、使えるツールを重点的に紹介していきます。
[ … ]アイコンをクリックするとツールバーを編集できます。
必要なツールをツールバーにドラッグすると追加できます。
お好みのツール、よく使うツールをご自身で選択して、お好みの作業画面を作成できます。
パネルの表示・非表示
[ ウィンドウ ] メニューから様々なパネルの表示・非表示ができます。自身のお好みで表示非表示レイアウトができます。
表示させるパレットやツールをカスタマイズをしたワークスペースを保存することができます。
[ ウィンドウ ] → [ ワークスペース ] → [ 新規ワークスペース ] で任意の名前を入力し [ OK ] をクリックします。
[ ワークスペースの管理 ] で保存したワークスペースの名前を変更したり削除ができます。
Photoshopで作成したドキュメントの保存方法についてです。
事前にドキュメントを保存するための専用フォルダを作成しておくとファイルが整理しやすいです。
ファイル形式について
Photoshopで保存できるファイル形式は数多くあります。
中でも「PSD」「JPEG」「PNG」の3種類は、よく使われるであろう形式になるかと思われます。
PSD形式で保存
当サイトではPhotoshop(PSD)形式での保存を前提としています。

[ ファイル ] → [ 別名で保存 ] → [ ファイルの保存場所を指定 ] → [ ファイルの種類をPhotoshop (*.PSD,*.PDT,*.PSDT) ] を選択。
ファイル名は任意の名前を入れて [ 保存 ] をクリックします。
PSD形式で保存をすると「filename.psd」のように.psdという拡張子が付きます。
これで一旦Photoshop形式(PSD形式)での保存は完了です。
基本的には「PSD形式」で保存します。
「♡」や「♰」等の環境依存文字は文字化けする可能性があるので、あまりオススメはできません。
JPG形式で保存
写真やグラデーション系画像の保存に向いています。
JPEG 形式では画像のカラー情報は全て保持されますが、一部のデータが破棄されることで、ファイルサイズが圧縮されます。
圧縮のレベルは選択できます。
圧縮レベルが高いと画質は悪くなりますが、ファイルサイズは小さくなり、圧縮レベルが低いと画質は良くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
JPEG は、Webで写真等の色数が多い画像を表示するのに向いている形式の一つです。
PNG形式で保存
イラスト・テキスト系の画像に向いています。また透過が可能です。
Webでよく使います。
ファイルサイズは大きいですが、画質は綺麗です。
その他形式
Photoshopで書き出せる形式は非常に多いです。
一部を抜粋して紹介します。
ビッグドキュメント形式(PSB形式)
非常に高解像度だったり、差分要素が多かったりすると、ファイルサイズが2GBを超える場合が出てきます。
PSDが扱えるファイルサイズの上限は2GBまでです。
2GBを超える大容量のPSDを保存する際にPSB形式で保存します。
大容量ファイルを作る際はPSBを使います。
BMP形式
Windowsの標準的な画像ファイル形式で、ビットマップ画像を保存するための形式です。
正直使いません。
CompuServe GIF
WEBでよく使われている画像形式です。軽量でアイコン、単色イラスト等に向いています。
昔はよく使われていましたが、現在はPNGがあるので使用頻度が減りました。
Photoshop EPS
EPSとはEncapsulated PostScriptの略で、Adobe社が開発したS(PostScript)を基盤とした、ベクターデータとビットマップデータの両方を含む画像ファイル形式を指します。
印刷の目的で開発された画像形式なので、高品質の印刷が保証できるとされています。EPS形式を推奨している印刷業者も多いです。
RAW
RAWとは、デジタルカメラ内のイメージセンサーに写る光をそのまま記録したデータを指します。
あくまで光を記録したものなので、そのままの状態では「写真データ」として開くことはできません。
JPEG等の画像形式と比較して、1つのデータあたりの情報量が多いため、写真の歪みや色味、明るさなど細部にわたって調整することができます。
高品質な画像を作るためにRAWデータからの現像作業を行います。
画像データとして開くためにはJPEGフォーマットなどに「現像」する必要があります。Camera Rawでは、RAWデータの現像ができます。
複数のファイル形式が存在していますが、Photoshopで作成したデータはPSD形式(Photoshop形式)で保存したものをマスターデータし、用途に応じて別名で形式を変えて書き出す事をオススメします。
まずはPSD形式で保存、他の形式はその後に別名で書き出しましょう。
2GBを超える大容量の場合はPSB形式で保存し、その後に別名で任意の形式で書き出しましょう。
作品作りの前にファイル名を付けて保存しましょう。
ある程度作成してから保存でいいや、そろそろ保存しようかなー、って時にPhotoshopが落ちる事も( ;∀;)
ほんの数秒の操作を面倒くさがった代償が数分、数十分なんて事も…
自動復元機能や他にも復元する方法がありますが、まずは確実かつ簡単に防げる「こまめな保存」がオススメです。
おつかれさまでした。
次回の講座内容は、今回作成した真っ白なキャンバスに画像を読み込ませて色々と触ります。
まずはざっくりとPhotoshopの操作に慣れていきましょう。

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ゼロから始めるPhotoshopのもくじです。


















