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【2025年版】Adobe CCの料金プランを現役デザイナーが徹底解説

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

みなさん、AdobeCreativeCloud(アドビ クリエイティブクラウド、略してAdobeCC)は使われてますか?
AdobeCCとはPhotoshopやIllustratorをはじめとした、クリエイター必須総合クリエイティブツールです。

今回はそんなAdobeCCの料金プランや違い・選び方について、現役デザイナーが徹底解説します。

バーグさん@現役デザイナー

AdobeCCはプランが色々あり、ややこしいですよね。
公式サイトの説明はごちゃごちゃしてよく分からない…
現役デザイナーの私が貴方に最適なプランをサックリ解説します!

Adobe Creative Cloudとは?

AdobeCCの特徴とCreative Cloud Proで使える全てのアプリ、そしてAdobeCCに付属するサービスについて解説します。

ある程度AdobeCCについてご存知で、おすすめプランについて知りたい方はコチラ

AdobeCCの特徴

  • 支払いは月契約(年契約も可)のサブスクリプション形態
    →AdobeCCは例えばCLIP STUDIO PAINTのように一度買ってしまえば永遠に使えるアプリではありません。月または年単位で利用できる権利を購入するサブスクリプション形態です。
  • 1ライセンスで2台利用可能
    →AdobeCCのライセンスは1つで2台の端末で使えます。自宅で一つライセンスを取得すればメインPCとサブにインストール可、また制作物の共有が可能です。バックアップに便利!
  • 中古品は購入不可
    AdobeCCはサブスクリプションなので中古品という概念がありません。よって中古購入は不可。
  • ネット環境が必須
    →DVDなどのディスクメディアではなく、アプリ本体をダウンロードしてインストールします。
    また月一認証があるのでネット環境が必須です。
  • 機能追加・改善が常に行われている
    →AdobeCCは更新の頻度が高く、頻繁に便利機能が追加されたり改善が行われます。
    毎回アップデート情報が楽しみになりますよ。

Creative Cloud Proで使えるアプリとサービス一覧

DTPデザイン・Webデザイン・グラフィックデザイン・イラスト制作等

Adobe Photoshop 画像加工からグラフィック・UI・Webデザイン、何でもござれの超万能な最強クリエイティブアプリです。
多くの方がAdobeCCの中で最もよく使うソフトの一つです。
当サイトのゼロから始めるPhotoshopで完全解説中!
Adobe Illustrator イラストやロゴ、レイアウトを作るのに特化したアプリです。
IllustratorもPhotoshop同様、よく使うソフトの一つです。
当サイトのゼロから始めるIllustratorで完全解説中!
Adobe InDesign InDesignは単ページではなく、複数ページの冊子を作る際に威力を発揮します。就活で必要なポートフォリオ制作でも活躍!
ポートフォリオ制作は当サイトのゼロから始めるポートフォリオで完全解説中!
Adobe Fresco iPhoneやiPad等の端末でも使える超便利なお絵かきソフトです。豊富なブラシでスケッチから完成品まで作成可能!
Adobe Lightroom 写真の加工・管理に特化したアプリです。
写真家、写真が好きな方には必須!
Photoshopと併せて使う事が多いです。
ClassicはPCでガッツリ操作、無印はモバイルでも操作可能です。
Adobe InCopy 共同編集を効率化するアプリです。
デザイナーがInDesignで作業している間、ライターや編集者が同じドキュメントに変更を加えたり、出版業界では必須です。
Adobe Xd ※開発終了、Figmaに移行しましょう。
Webサイトやアプリをはじめとした複数ページのUIを設計・デザインする際に威力を発揮するアプリです。
Adobe Dreamweaver Webデザインの次の工程、コーディングを行う際に使うアプリです。HTMLやCSS、JavaScript等でコーディングを行い、組み込みを行う際に活躍します。コーダー兼任のデザイナーは必須。
Adobe Dimension 自身が作成したデザインをすぐに3Dにできます。Illustratorで作成したロゴやイラストを3Dモデルへ簡単に適用する事が可能です。
Adobe Animate Webやゲームに映像など、マルチプラットフォーム対応のインタラクティブなアニメーション作成アプリです。Flashの後継、Webの画像素材等に複雑な動きを付けたい時に活躍します。

 

映像・サウンド制作

Adobe After Effects 多彩な映像表現を行う際に使用します。炎を出したり雨を降らせたり、ロゴや文章を出したりアニメーションを加えたり。
映像作家には必須のツールです。
Adobe Premiere 動画編集ソフトです。カット、追加をはじめ、色や音の調整、テロップの作成など、様々な編集が可能です。映像作家の必需品!
Adobe Audition オーディオコンテンツの作成やミキシング・編集や復元を行う際に使用します。波形編集に特化しているので作曲はできません。
Adobe Character Animater 自分の顔や体の動きを使ってキャラクターにアニメーションを追加できます。直感的に操作できるので敷居が低いソフトです。
Adobe Prelude ※サービス終了
Premire Proを使って細かく動画編集を行う前のラフカット作成に特化したアプリです。

3D制作

Substance 3D Stager フォトリアルな3Dシーンの作成とレンダリングが可能です。
Substance 3D Painter リアルタイムで3Dモデルをテクスチャリングできるソフトです。
Substance 3D Sampler 現実世界の写真から3Dサーフェスを作成できます。
Substance 3D Designer パラメトリック3Dアセットを自在にデザインできます。
Substance 3D Modeler デスクトップとVRの両方で3D氏0-んを作成して組み立てます。

 

PDF作成・ドキュメント管理

Adobe Acrobat Pro PDFを作成・編集・共有・注釈する際に使います。
フリーのAcrobat Readerは読み込み可能、編集はできません。
デザイナーは必須、デザイナー以外でもよく使います。
Adobe Bridge Adobe製品で作成したファイルを一元管理できます。WindowsやMac等のOSだと確認できないAdobe関連ファイルのサムネイルがバッチリ表示されるのでめちゃくちゃ便利です。

Webサービス

Adobe Fonts(20,000種以上のフォント) Adobe Portfolio
共同作業ツール 100GBのクラウドストレージ
Adobe Behance Adobe Express
Adobe Creative Cloud Adobe Firefly(生成AIサービス)

 

AdobeStockはCCに含まれない
私が愛用している最強素材サイトのAdobeStockはCreative Cloud Proに含まれていません。
ただし、いずれかのAdobeCCと同時に利用すると初月無料で使えます。数億以上の素材点数を誇るAdobeStockがどれだけ便利なサービスか、コチラの記事で詳しく解説しております。

貴方は社会人?学生or教職員?

AdobeCCを導入しようとしている貴方は社会人ですか?
それとも学生or教職員でしょうか?

AdobeCCにはそれぞれの立場で最適なプランが存在します。

学生・教職員の方はコチラ

社会人の方はコチラ

Photoshopだけ必要な方はコチラ

学生or教職員の方にオススメのプラン

出典: Adobe Creative Cloud 学割

プラン 価格(税込) 使えるソフト
学割Creative Cloud Pro 2,780円 / 月
33,369円 / 年
先に紹介したアプリ・サービス全て
4,000毎月の生成クレジット
フォトプラン 2,380円 / 月
28,480円 / 年
Photoshop、Lightroom、Lightroom Classic
Photoshop Express、Adobe Firefly
1TBのオンラインストレージ、チュートリアル
Adobe Portfolio、Adobe Fonts、Behance、25毎月の生成クレジット
単体プラン(例:Illustrator) 3,280円 / 月
34,680円 / 年
Adobe Express、Adobe Firefly
Adobe Fonts、Adobe Portfolio、Behance、25毎月の生成クレジット
100GBのオンラインストレージ

Adobe公式サイトの学割Creative Cloud Proにアクセスしましょう。
(Creative Cloud Standardに学割はありません。)

上記の価格表を見ていただくと分かりますが、学生さん、教職員の方はAdobe公式サイトの学割Creative Cloud Proが最もお得です。単体プラン1本分ちょっとの費用で全て使える神プラン!
コチラの記事で学生・教職員プランを導入する手順をゼロから解説しています。

アマゾンをはじめとした量販店を確認してもらうと一目瞭然、どの販売経路よりもAdobe公式サイトの学割Creative Cloud Proがお得ですよ。

学生・学校関係者の証明が必要
学割Creative Cloud Proの使用には購入資格を証明する必要があります。学校が提供するメールアドレスでの本人確認、それが無ければ学生証・在学証明書・健康保険証(中学生に限る)等で確認が取られる場合があります。もし不正利用が判明したらペナルティを科せられる可能性があります。

社会人の方にオススメのプラン

出典: Adobe Creative Cloud

プラン 価格(税込) 使えるソフト
Creative Cloud Pro 9,080円 / 月
102,960円 / 年
先に紹介したアプリ・サービス全て
4,000毎月の生成クレジット
Creative Cloud Standard 6,480円 / 月
72,336円 / 年
先に紹介したアプリ・サービス全て
25毎月の生成クレジット
フォトプラン 2,380円 / 月
28,480円 / 年
Photoshop、Lightroom、Lightroom Classic
Photoshop Express、Adobe Firefly
1TBのオンラインストレージ、チュートリアル
Adobe Portfolio、Adobe Fonts、Behance、25毎月の生成クレジット
単体プラン(例:Illustrator) 3,280円 / 月
34,680円 / 年
Illustrator
Adobe Express、Adobe Firefly
Adobe Fonts、Adobe Portfolio、Behance、25毎月の生成クレジット
100GBのオンラインストレージ
Adobe公式サイトの「無料で始める」または「購入する」ボタンをクリックすると社会人の方が使えるプランが表示されます。学割Creative Cloud Proと違って個人利用はフルプライスとなります。

3つ以上のAdobeアプリを使うのであればCreative Cloud Proがオススメです。
Creative Cloud StandardはクリエイティブAI使用の為のクレジットが制限されたプランです。3つ以上のアプリを使用し、AIを使わない方は断然Standardがオススメですよ。

なお、Creative Cloud Proを8カ月以上使うなら年間プランの方がお得です。
(※8カ月を単月払いなら115,840円)

Photoshopしか使わないのであればフォトプランが断トツでお得です。

Photoshop単体とフォトプランの違い
Adobe公式サイトをよく見るとPhotoshop単体が取り扱われていますよね。Photoshop単体は月額3,280円、フォトプランの2,380円と比べると割高です。フォトプランのPhotoshopに何か機能制限が設けられているのか?と心配されている方もいらしゃるかもしれませんが、全く同じです。
Adobe公式サイトのフォトプランはPhotoshopだけでなくLightroomもセット、しかも最安です。

Photoshopだけ使うならフォトプラン

出典:Adobe Creative Cloud フォトプラン

プラン 価格(税込) 使えるソフト
フォトプラン 2,380円 / 月
28,480円 / 年
Photoshop、Lightroom、Lightroom Classic
Photoshop Express、Adobe Firefly
1TBのオンラインストレージ、チュートリアル
Adobe Portfolio、Adobe Fonts、Behance、25毎月の生成クレジット
Photoshop単体 3,280円 / 月
34,680円 / 年
Photoshop
Adobe Fresco、Photoshop Express
Adobe Express、Adobe Firefly
Adobe Fonts、Adobe Portfolio、Behance、25毎月の生成クレジット
100GBのオンラインストレージ

学生・教職員、社会人、どの立場の方もPhotoshopだけ使いたいならフォトプランが最もお得です。

クレジットが足りない場合は?

生成AIをよく使う方はクレジットが不足する事が多々発生しますが、Adobe Firefly 公式サイトからクレジットが追加できます。なお、Creative Cloud Proでは毎月4,000クレジット付与されますが、Creative Cloud Standardでは毎月25クレジットしか付与されません。

初利用の方でどれだけAIを使うか未定の方は一旦Creative Cloud Standardを使用し、クレジットが不足したら都度Adobe Firefly 公式サイトから追加すると無駄無く利用できます。

本気の方はCreative Cloud Pro

デザイナー職の方、デザイナーを本気で目指されている方はCreative Cloud ProまたはCreative Cloud Standardの二択です。デザイナーなら最低限Photoshop、Illustrator、Acrobatは必要です。

さらにWebをはじめとしたワイヤーフレームを使うならAdobeXdが必要ですし、動画編集も行うのであればPremireやAfterEffectsも必要になります。それらを単体で使うと一瞬でCreative Cloud ProやCreative Cloud Standardを超える費用に膨れ上がります。

本業デザイナーは言わずもがな、本気でデザイナーを目指されて、尚且つ生成AIを活用したクリエイティブも視野に入れている方はCreative Cloud Proが必須です。

Adobe公式サイトで自身に合ったプランの詳細を確認しておきましょう。

現役デザイナー推薦!未経験からプロを目指せるデザインスクール5選
コチラの記事 現役デザイナーの私がオススメするデザインスクールを5つ厳選し、徹底解説!
もちろん学生さんだけでなく、社会人の方も仕事をしながら生活を崩さず学習可能です。
独学に限界を感じている方、本気でプロを目指されている方にオススメのコンテンツですよ。

まとめ

以上、AdobeCreativeCloud(アドビ クリエイティブクラウド)で使えるアプリやプランの詳細でした。

大別すると…
社会人ならCCProかCCStandard、フォトプラン、アプリ2つまでの利用なら各種単体プラン。
学生・教職員の方は学割Creative Cloud Proの一択。
が賢い選択です。

料金や利用できるアプリ、個人と学割の違いなど、細かく分かれています。
Adobe公式サイトで自身に一番適したプランを見定めて最適な選択しましょう!

ではまた!

ゼロから始めるシリーズ

現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!