【Photoshop】色が何層にも重なったテキストエフェクトの作り方

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）で様々な色の層が積み重なったような質感のテキストエフェクトをゼロから作る方法をフォトショ初心者の方に分かりやすく解説します。

お洒落なヴィンテージ調のデザインを表現する際などに適したテキストエフェクトを自作可能。
ロゴデザイン、見出しなど、Webサイトやバナー、紙面を彩るアクセントにできますよ。

より深くフォトショップを学びたい方、これからPhotoshopを始められる方にオススメのコンテンツです。

この記事の目次

何ができるの？

当記事のチュートリアルを実践すると、Photoshopで上記のような複数の層が重なって作られた立体的なテキストエフェクトが作れます。

コチラの記事で紹介したレイヤーを複製して作る落ち影のテクニックを応用した表現です。
立体感のあるテキスト表現は何かと使いどころが多く、覚えておくと必ず役立つテクニックですよ！

複数の層が積み重なったテキストエフェクトの作り方

それではPhotoshopを使ってレイヤーを重ねて作る立体テキストエフェクトの作り方を解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるよう、詳しく解説いたします！

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトから導入できます。（7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

ベースレイヤーを作成

まずは新規ドキュメントにベースとなるレイヤーを作成しましょう。

STEP.1

新規ドキュメントを作成

[ Ctrl + N ] (Mac：Command + N) で新規ドキュメントを作成します。
サンプルのサイズは下記です。
幅：1920px
高さ：1080px
解像度：72px/inch

STEP.2

文字を入力

[ 文字ツール ] で文字を入力します。

使用フォント：めもわーる – まる
フォントサイズ：300px

文字レイヤーを [ スマートオブジェクトに変換 ] しましょう。

ついでにレイヤーの塗りを0%に変更します。

FINISH

レイヤースタイルを追加

[ レイヤースタイルを追加 ] → [ カラーオーバーレイ ] を適用し、お好きな色を設定します。
サンプルの色は#ec4949です。

[ レイヤースタイルを追加 ] → [ ベベルとエンボス ] を追加。

スタイル：ベベル（内側）　テクニック：滑らかに
深さ：100%　方向：上へ　サイズ：2px　ソフト：0px
角度：90°　包括光源を使用　高度：30°　光沢輪郭：カスタム
ハイライトのモード：覆い焼きカラー　色：#ffffff　不透明度：35%
シャドウのモード：焼き込みカラー　色：#000000　不透明度：15%

光沢輪郭のカーブです。
左図のような形状にしてください。

設定後は右上の [ OK ] をクリックします。

すると文字のスマートオブジェクトが左図のような見た目になります。フチに微妙な立体感が付いています。

フォントの変更方法

文字レイヤーをスマートオブジェクトのレイヤーサムネールをダブルクリックすると別ウィンドウでPSBファイルが開きます。お好きなフォント、サイズに変更すると簡単に文字編集が可能ですよ。
1つのスマートオブジェクトを変更するだけで全ての文字スマートオブジェクトが差し変わります。

レイヤーをコピーして整列

先に作成したベースレイヤーをコピーして整列し、立体感を出します。

STEP.1

レイヤーをコピー

レイヤーを [ Ctrl + J ] (Mac：Command + J) でコピーします。
文字レイヤーを10枚コピーしましょう。

STEP.2

各レイヤーをズラしてから整列

[ 移動ツール ] で1レイヤーあたりX軸とY軸に2pxずらしてレイアウトします。
最後にコチラの記事で紹介している整列テクニックを適用し、キッチリ等間隔にレイアウトします。

レイヤーの並び順とズラす順番を一致させないと見た目が変になるので注意！

その後コピーしたレイヤー群を [ Ctrl + G ] (Mac：Command + G) でグループ化。
レイヤーグループの名称をお好みで変更してください。

STEP.3

レイヤーグループをコピー

STEP.2で作成したレイヤーグループを [ Ctrl + J ] (Mac：Command + J) でコピー。

[ 移動ツール ] で左図のように白い線が出ないようにキッチリとレイアウトしましょう。

レイヤー構成です。
1層目、2層目の各レイヤーグループには10枚のレイヤーが収録されています。

STEP.4

色変更＆レイヤースタイルのコピー

2層目の [ カラーオーバーレイ ] をダブルクリックし、色を変更。
サンプルのカラー：#ec9a49

残り9レイヤーのカラーオーバーレイも変更します。

[ Alt ] (Mac：Option) を押しながら [ fx ] をコピー対象レイヤー上にドラッグするとレイヤースタイルのコピペが可能。
詳しくはコチラの記事で解説しています。

すると左図の状態にできます。

FINISH

完成

同様の手順でレイヤーグループをコピーし、位置調整。
カラーオーバーレイの色を変更すると完成です。
サンプルのカラーは下記です。
3層目：#badb53　4層目：#6ddaad　5層目：#6c8cda

最前面に1枚だけレイヤーを追加　色：#feecd8
背景色：#ea4f53

レイヤー構成です。
1層、2層が作れたら後は同じことの繰り返し。

Photoshopを使えば層が重なったようなテキストエフェクトが簡単に自作できます。未導入の方はAdobe公式サイトから入手できますよ。

テキストや画像を加工してみよう

写真や画像、テキストをゼロから加工する方法を解説しています。
Photoshop初心者の方でも再現できるよう、順を追って解説いたします！

【Photoshop】フォトエフェクトをゼロから作ってみよう

【Photoshop】様々なテキストエフェクトをゼロから作ってみよう

画像を激変させられるエフェクトPSD

様々な画像をあっという間に激変できる高品質なエフェクトPSDです。
全て商用利用可能！
Photoshop初心者の方でもサンプルのようなプロの仕上がりを短時間で再現できるチートアイテムですよ。

#01 Paper Cutout Effect Logo Mockup

上質な紙を切り抜いたような質感が再現できるロゴのエフェクトモックアップPSDです。文字やロゴ、アイコンやイラスト等を入れ込むだけで簡単に再現可能！

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#02 Neon Text Effect

デザインの定番表現である高品質なネオンエフェクトのPSDモックアップです。商用利用可能です。

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#03 Realistic 3D Golden Text Effect Mockup

リアルで質感高い黄金が再現できるテキストエフェクトです。ゴールド系のエフェクトはよく使うので持っておいて損はしませんよ。

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#04 Realistic Water Text Effect Mockup

文字やシェイプなど、様々なオブジェクトを水のような表現にできるエフェクトモックアップPSDです。光沢感や透明感などの再現が秀逸です。

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#05 Retro Text Effect Mockup Bundle

レトロ系、ヴィンテージ系のロゴデザインに最適なテキストエフェクトPSDです。4種類のテキストエフェクトが収録されており、お得な素材ですよ。

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#06 Liquid Trails Text Effect

幽霊のような質感の文字が再現できるテキストエフェクトです。ただ単に文字を差し替えるだけ、それだけの作業でサンプルのようなロゴが作れるチートアイテムですよ！

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#07 Color Sketch Effects

写真を鉛筆スケッチ風のタッチに加工できるエフェクトPSDです。カラー、モノクロ、どちらの表現も可能！数ある鉛筆タッチ系エフェクトの中でもオススメの素材です。

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#08 Smoke Dispersion Photo Effect Mockup

人物などが煙に変化する様子が再現できるエフェクトPSDです。煙や湯気といった不定形エフェクトの制作は非常に難易度が高いですが、当PSDを使えばフォトショ初心者の方でも簡単に再現できます。

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#09 Halftone Rasters Set

超カッコいいハーフトーン表現が6種類できるエフェクトPSDです。レトロ、ヴィンテージなどの表現に最適な素材の一つです。

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#10 Masked Double Photographic Exposure Effect

人物のシルエット内に別の画像がコラージュできるエフェクトPSDです。アーティスティックな作品が短時間で作れる優れもの素材ですよ。

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画像を大変身させられるエフェクト

【Photoshop】写真を全く違うグラフィックに変える高品質なエフェクト50選【商用可】

Photoshop初心者の方でもプロの仕事が短時間で再現できるエフェクトPSDです。難しい加工を画像を差し替えるだけで実現できるチート素材、全て商用利用可能！

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート45選

デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選

紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう！
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選

制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬！
様々なモックアップテンプレート57選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）で様々な色が何層にも重なったテキストエフェクトの作り方についてでした。

1つ層を作ってしまえば後はコピペ＆色替えで層が量産可能です。
ベベルとエンボスで軽い立体感を作り、どんどん積み重ねていくだけ。

シンプルな構造ですが、効果的なテキストエフェクトですよ。
Photoshop初心者の方にも簡単に作れるので是非お試しください！

また、noteで当記事で作成したエフェクトPSDを配布しています。

ではまた！

テキストエフェクトの作り方まとめ

Photoshopでテキストエフェクトをゼロから自作する方法、そして1分で超高品質で商用利用可能なテキストエフェクトが作れるPSD素材の使い方と作例を解説しています。
ロゴデザイン、Webデザイン、バナーデザイン、各種DTPデザイン、UIデザイン、ポートフォリオ制作等。幅広いクリエイティブに活用できる内容です。