【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

【Photoshop】ぼかしでブレ感のある文字表現を簡単に作る方法

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop(フォトショップ)のぼかしを使ってブレ感のあるアナログな質感のロゴををゼロから作る方法をフォトショ初心者の方に詳しく解説します。

そのままロゴや見出しデザインとして、バナーやチラシなどの各種ビジュアル素材としてなど、幅広い用途に活用できるテキストエフェクト素材です。Photoshopを使った汎用的なクリエイティブテクニックがゼロから学習できるコンテンツですよ。

何ができるの?

上記の様なロゴがPhotoshopを使ってゼロから作れます。ぼかしを使った表現なのでフォトショ初心者の方にも簡単に作れますよ。

モーションブラーテキストの作り方

ぼかしを使ったブレ感のあるロゴをゼロから作る方法を解説します。フォトショ初心者の方でも順に進めていけば完成しますよ!

Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。
STEP.1
新規ドキュメントを作成
Photoshopで新規ドキュメントを作成します。サンプルは下記サイズを設定しました。

横幅:3000px
高さ:2000px
解像度:72pixel/inch
カラーモード:RGB
STEP.2
ベースの文字を入力
[ 文字ツール ] でお好きな文字を入力します。サンプルで使用しているフォントは [ DIN Condensed Variable ] です。[ バリアブルフォント ] なので文字の太さが自在に編集できますよ。

文字サイズ:550pt
文字カラー:#8c8c8c
入力した文字は [ スマートオブジェクトに変換 ] しておきましょう。
STEP.3
背景を作成
レイヤーパネル下部の [ べた塗りまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ べた塗り ] を追加します。
べた塗りカラー:#b0b0b0
STEP.4
メイン文字をぼかす①
スマートオブジェクトに変換した文字レイヤーをアクティブにし、Photoshop画面上部の [ フィルター ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(移動) ] を適用します。
[ ぼかし(移動) ] の詳細設定を行います。
角度:90°
距離:250pixel

設定後は [ OK ] をクリック。
STEP.5
メイン文字をぼかす②
引き続きPhotoshop画面上部の [ フィルター ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用します。

ぼかし(ガウス)の詳細設定を行います。
半径:5.0pixel

設定後は [ OK ] をクリック。
文字が上下にブレたような表現が追加できました。文字の両側の境界もいい感じでぼかせます。
STEP.6
ノイズテクスチャを追加
[ べた塗り ] を追加し、白色で塗りつぶします。
スマートオブジェクトに変換後、Photoshop画面上部の [ フィルター ] → [ ノイズ ] → [ ノイズを加える ] を適用します。

量:75%
分布方法:ガウス分布
グレースケールノイズにチェック
レイヤーの描画モードを [ 乗算 ] にし、不透明度を [ 60% ] に下げるとテキストにノイズが馴染みます。

※ノイズテクスチャの作り方はコチラの記事でも詳しく解説しています。
FINISH
グランジテクスチャを追加して完成
[ Photocopy paper black and white texture and background, close up ] をダウンロードし、ドキュメント内に [ 配置 ] します。
レイヤーの描画モードを [ ソフトライト ] 、不透明度を [ 65% ] にしたらブレ感のあるテキストエフェクトの完成です。
白黒コピーしたような質感の荒いアナログ感が簡単に表現できますよ。

作成したブラーPSDの編集小技

作成したモーションブラーテキストPSDを編集する際によく使う小技を解説します。

文字を変更する方法

STEP.1
レイヤーサムネールをダブルクリック
スマートオブジェクトにした文字レイヤーのレイヤーサムネールをダブルクリックします。
STEP.2
PSBの中身を変更
するとPSBが別タブで開きます。お好きな文字に変更して [ Ctrl + S ] (Mac: + S) で上書き保存します。

※最初に作成した文字と同サイズのドキュメント設定になっています。
FINISH
文字変更が完了
元のPSDタブを参照すると文字内容が差し変わっている事が確認できます。
文字だけでなく、アイコン等を配置する事も可能ですよ。

小技:画面全体に対応させるには?

先の方法だと最初に作成した文字レイヤーの大きさでしか要素の変更ができません。作成したドキュメント全体にブラー表現を適用したい場合の方法を解説します

STEP.1
ベースのシェイプを作成
[ 長方形ツール ] で画面をクリックし、ドキュメントと同じサイズの長方形を作成します。(ツールモードは [ シェイプ ] にしておきます。)

幅:3000px 高さ:2000px
塗り:お好きなカラー 線:無し
STEP.2
スマートオブジェクト化してエフェクトを付与
長方形のシェイプレイヤーは右クリックメニューから [ スマートオブジェクトに変換 ] し、スマートオブジェクトに対してぼかしエフェクトを付与します。

※先に作成したブラーエフェクトをコピーしたい場合はスマートフィルターを [ Alt ] (Mac:Option) を押しながらドラッグしましょう。
FINISH
PSBを編集して完成
スマートオブジェクトのレイヤーサムネールをダブルクリックし、PSBの別タブを開きます。文字やアイコン等をお好きにレイアウトし、上書き保存しましょう。
以上でドキュメント全体に対してブラーエフェクトを適用する事ができます。

更に高品質なテキストエフェクト素材

さらに高品質なブラー系テキストエフェクトのPSD素材です。
もちろん全て商用利用が可能なので安心してご活用いただけます。

#01 Dissolving Text Effect

文字の一部がザラザラと溶けていくような表現ができるテキストエフェクトのPSD素材です。当記事のサンプルの様に画一的にぼかすだけではない複雑なロゴが作成可能ですよ。

ダウンロード

#02 Vintage Blur Logo Design Effect

スキャナの故障で文字の一部がちゃんと読み取れていない時に発生するようなボケ表現が再現できるテキストエフェクトです。紙に印刷したざらつきのある質感が非常にリアルですね。

ダウンロード

#03 Blurred Tv Glitch Text Effect Mockup

古いブラウン管テレビの走査線に映る文字が滲んでいるようなボケ感が再現できるテキストエフェクトです。スマートオブジェクトの中身を差し替えるだけなのでフォトショ初心者の方でも1分でサンプルの様なロゴが作れますよ。

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#04 Motion Blur Text Effect

文字に複雑な落ち影が付与できるテキストエフェクトのPSD素材です。文字本体の周囲にも荒い印刷に発生するズレ、そしてザラっとしたアナログ感がいい感じに付与できます。

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#05 Fading Print Text Effect Mockup

昔の印刷物によく発生していたハーフトーン表現が付与できるテキストエフェクトです。文字の境界が徐々にフェードアウトしていく質感が良く出来ていますね。

ダウンロード

#06 Cinematic Ghosting Title Effect

ホラーテイストの映画などで使われる文字表現が作れるテキストエフェクト素材です。文字の周囲が幽霊のようにゆらっとした感じが不安感、不気味感を与えます。

ダウンロード

#07 Spray Text And Logo Effect Mockup

スプレー缶で描いたような文字の質感が再現できるPSD形式のモックアップ素材です。長辺が4500pxの高解像度素材なので大型印刷にも使えますよ。

ダウンロード

#08 Ink Bleed Text Effect Mockup

プリンターなので印刷した際に発生するインクのにじみ表現が再現できるテキストエフェクト素材です。PSD素材をダウンロードしてスマートオブジェクトの中身を差し替えるだけですよ。

ダウンロード

#09 Blurred Dots Text Effect Mockup

ドットで文字がぼやけた表現が付与できるテキストエフェクト素材です。グランジ感のある高解像度テクスチャで質感付与もされているので、ロゴやバナー等の素材にも最適ですよ。

ダウンロード

#10 Dissolving Liquid Glass Text Effect Mockup

文字の歪みやドット表現、そしてにじんだような質感付与等ができるテキストエフェクト素材です。海外のCDアルバムのタイトルなどでも使われていそうなデザインに仕上がっています。

ダウンロード

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート45選


デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い!
相手に舐められない名刺テンプレート50選


バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選


紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう!
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選


制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬!
様々なモックアップテンプレート57選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、Photoshop(フォトショップ)のぼかしフィルターを使ったブレ感のあるロゴをゼロから作る方法でした。特に難しい操作を入れないテキストエフェクトなのでフォトショ初心者の方にもオススメです。


PSDを一度作ってしまえば文字の差し替えが簡単なので、ロゴや見出しデザイン、バナーやチラシなどの各種ビジュアル素材を作成する際に便利です。様々なテキストエフェクトやフォトエフェクトの作成に応用が利く内容なので是非お試しください。

ではまた!

テキストエフェクトの作り方まとめ

Photoshopでテキストエフェクトをゼロから自作する方法、そして1分で超高品質で商用利用可能なテキストエフェクトが作れるPSD素材の使い方と作例を解説しています。
ロゴデザイン、Webデザイン、バナーデザイン、各種DTPデザイン、UIデザイン、ポートフォリオ制作等。幅広いクリエイティブに活用できる内容です。

1分で高品質なエフェクトが作れるPSD

1分で超高品質なテキストエフェクトが作れるPSD素材です。
全て商用利用可能!
劇的にクリエイティブを効率化できる素材を活用してみませんか?

様々なテキストエフェクトのPSD素材
Photoshopで使える商用利用可能で高品質な様々なテキストエフェクトのPSD素材を厳選しました。1分でプロクオリティの作品が作れるチート素材ですよ。

テキストエフェクトを自作

Photoshopを使いこなして様々な質感のテキストエフェクトを作る方法を解説しています。
気になるサムネイル画像をクリックすればメイキング記事にジャンプします。

 
 
 

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