【Photoshop】写真をGTA風に加工する方法【フォトショ初心者】

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）で写真をGTA（グランドセフトオート）風のイラストに加工する方法をフォトショ初心者の方に詳しく解説します。

画力ゼロでも問題なし！
Photoshopと写真素材があれば簡単にGTA風のグラフィックが作成できます。

フォトショップでのレタッチ作業でよく使う操作を網羅的に学習できるので、これからPhotoshopを始められる方にもオススメのコンテンツですよ！

この記事の目次

何ができるの？

上記のように写真素材を使ってGTA（グランドセフトオート）風のグラフィックを作る事ができます。
エッジと陰影の効いたアメコミ風のタッチを写真加工で再現するので画力は必要ありませんよ。

GTA風画像加工の方法

それではPhotoshopでGTA（グランドセフトオート）風のグラフィックを作ってみましょう。
フォトショ初心者の方にも再現できるよう、詳しく解説いたします！

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はフォトプラン公式サイトから入手可能。（月額は最安の1,078円、7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

ベースとなる画像の下準備

ベースとなる画像の下準備を行います。
お好きな写真を準備しましょう！

STEP.1

画像を読み込む

人物の写真をPhotoshopに読み込みます。
サンプルの画像サイズは下記です。
1920 x 1280px
72px/inch

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強！3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくはコチラで解説しています。

STEP.2

人物のみ抽出

[ オブジェクト選択ツール ] → [ 被写体を選択 ] → [ Ctrl + J ] (Mac：Command + J) で人物画像だけを別レイヤーにコピーします。

コピーしたレイヤーは [ スマートオブジェクトに変換 ] しておきましょう。

FINISH

背景画像を配置

背景画像を配置します。
背景画像も [ スマートオブジェクトに変換 ] しておきます。

レイヤー構成です。

人物画像の編集

まずは人物画像をGTA（グランドセフトオート）風に編集しましょう。
フォトショップ未導入の方は事前にフォトプラン公式サイト（月額は最安の1,078円）から入手しておきましょう。

STEP.1

シャドウ・ハイライトを追加

人物レイヤーをクリックし、アクティブにします。
[ イメージ ] → [ 色調補正 ] → [ シャドウ・ハイライト ] を適用。
※詳細オプションを表示にチェック

量：35%　諧調：50%　半径：30px
量：0%　諧調：50%　半径：30px
カラー：+20　中間調：0
シャドウのクリップ：0.01%　ハイライトのクリップ：0.01%

シャドウ・ハイライトを追加すると左図のようになります。

STEP.2

油彩を追加

[ フィルター ] → [ 表現手法 ] → [ 油彩 ] を追加します。

形態：2.5
クリーン度：10.0
拡大・縮小：0.1
密度の詳細：0.0
光源のチェックを外す

油彩を追加した状態です。

STEP.3

エッジのポスタリゼーションを追加

[ フィルター ] → [ フィルターギャラリー ] → [ アーティスティック ] → [ エッジのポスタリゼーション ] を追加。

エッジの太さ：0
エッジの強さ：1
ポスタリゼーション：6

エッジのポスタリゼーションを追加した状態です。

STEP.4

ノイズを軽減を追加

[ フィルター ] → [ ノイズ ] → [ ノイズを軽減 ] を追加します。

強さ：10
ディティールを保持：0%
カラーノイズを軽減：0%
ディティールをシャープに：0%

ノイズを軽減した状態です。少し画像が滑らかになりました。

STEP.5

アンシャープマスクを追加

[ フィルター ] → [ シャープ ] → [ アンシャープマスク ] を追加。

量：70%
半径：4.0pixel
しきい値：0レベル

アンシャープマスクを追加する事で全体的にパキっとした絵になりました。

STEP.6

ぼかし(詳細)を適用

[ フィルター ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(詳細) ] を追加。

半径：4.0
しきい値：25.0
画質：低
モード：標準

ぼかし(詳細)を適用する事で少し柔らかい表現になりましたね。

STEP.7

カットアウトを追加

[ フィルター ] → [ フィルターギャラリー ] → [ アーティスティック ] → [ カットアウト ] を追加。

レベル数：8
エッジの単純さ：3
エッジの正確さ：1

カットアウトを追加する事で一気にアニメ風の表現にできました。

FINISH

境界線を追加

[ レイヤースタイルを追加 ] → [ 境界線 ] を追加。

サイズ：10px　位置：外側
描画モード：通常　不透明度：100%
塗りつぶしタイプ：カラー
カラー：#000000

人物画像の周囲に黒い輪郭線が追加できました。

一旦これで人物レイヤーの加工が終了です。

背景画像の編集

人物が完成したら背景画像をGTA（グランドセフトオート）風に編集していきましょう。
簡単に加工できますよ！

STEP.1

色相・彩度を編集

背景レイヤーをクリックし、アクティブにします。
[ イメージ ] → [ 色調補正 ] → [ 色相・彩度 ] を追加。

彩度：-100
明度：お好みで調整（サンプルは+10）

するとグレースケールの背景にできました。

STEP.2

油彩を追加

[ フィルター ] → [ 表現手法 ] → [ 油彩 ] を追加。

形態：8.0
クリーン度：2.0
拡大・縮小：0.1
密度の詳細：0.0
光源のチェックを外す

背景に油彩を追加すると左図のような状態になります。

FINISH

カットアウトを追加

[ フィルター ] → [ フィルターギャラリー ] → [ アーティスティック ] → [ カットアウト ] を追加。

レベル数：6
エッジの単純さ：6
エッジの正確さ：3

カットアウトを追加する事で背景がアニメ調のイメージにできました。これで背景の処理がいったん終了です。

色味の調整を加える

色味をGTA（グランドセフトオート）風に調整していきましょう。
Photoshop初心者の方にも簡単に色調整ができますよ！

STEP.1

背景の色を調整

背景レイヤーの上に [ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ カラールックアップ ] を追加します。

3D LUTファイル：LateSunset.3DL

すると背景の色味が日暮れのようなオレンジ色になります。

レイヤーの不透明度を調整し、色味を加減してください。
サンプルはレイヤーの不透明度を55%に変更しています。

STEP.2

調整レイヤーで色調整

[ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ レベル補正 ] を追加。
サンプルの設定は下記です。

シャドウ入力レベル：16
中間調入力レベル：0.94
ハイライト入力レベル：246

[ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ トーンカーブ ] を追加。
画像に合わせてお好みで調整しましょう。

背景の色味が調整できました。

STEP.3

人物レイヤーの調整

[ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ トーンカーブ ] を追加。
S字カーブのような形にし、コントラストを強めます。

※人物レイヤーにクリッピングするのを忘れずに！

すると左図の状態になります。

FINISH

完成

レイヤーの最上部に [ 塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [ カラールックアップ ] を追加します。

3D LUTファイル：Crisp_Warm.look

画像全体の色味がオレンジで統一されました。
お好みでレイヤーの不透明度を調整（サンプルは85%）してください。

以上でPhotoshopを使ったGTA（グランドセフトオート）風画像の作り方でした。画力が無くても再現可能、是非様々なグラフィック制作に活用してください！

サンプルのレイヤー構成です。

スマートオブジェクトに変換する事でフィルターを適用してもスマートフィルター内に設定が格納され、再編集できる状態になります。

なお、PSDデータはコチラで公開しております。

テキストや画像を加工してみよう

写真や画像、テキストをゼロから加工する方法を解説しています。
Photoshop初心者の方でも再現できるよう、順を追って解説いたします！

【Photoshop】フォトエフェクトをゼロから作ってみよう

【Photoshop】様々なテキストエフェクトをゼロから作ってみよう

コミック風の加工ができる高品質なエフェクトPSD

画像をマンガ風にできる高品質なエフェクトPSDです。
全て商用利用可能！
Photoshop初心者の方でもサンプルのようなプロの仕上がりを短時間で再現できるチートアイテムですよ。

#01 Super Hero Comic Book Effect

非常にハイクオリティなアメコミ加工ができるエフェクトPSDです。アメコミ加工用の素材で悩んでいる方はこの素材を使えば間違いありませんよ。

ダウンロードする

#02 Comic Scene Creator

バットマンに登場するゴッサムシティのような表現ができるエフェクトモックアップです。墨の入れ方や配色など、非常にカッコいい表現が可能です。

ダウンロードする

#03 Comic Paint Drip Effect

液体になって垂れているような表現ができるエフェクトPSDです。人物だけでなく、食べ物に適用すしても面白い表現が出来そうですね。

ダウンロードする

#04 Image Vintage Comic Effect Mockup

ヴィンテージな白黒コミック表現ができるエフェクトPSDです。ハイライト個所の横線表現がめちゃカッコいいです。

ダウンロードする

#05 Black and White Comic Book Effect Mockup

ガツンと黒を効かせたインパクトのあるマンガ表現ができるエフェクトです。ホラーマンガの表現などにピッタリですよ。

ダウンロードする

#06 Comic Text Effect Mockup Bundle with Graphic Elements

アメコミでよく見かける派手なセリフが作れるエフェクトモックアップです。Photoshopと当PSDを使えばどんな文字でもサンプルのような見た目にできます。

ダウンロードする

#07 Horror Retro Comic Text Effect Mockup

1980年代初頭にデザインされたようなホラーテイストのロゴ表現が作れるエフェクトPSDです。
ヴィンテージな紙質もセットになっており、古き良き時代のホラーアメコミのロゴが作れます。
白黒にした人物画像等を添えても良さそうですね。

ダウンロードする

写真をマンガ風にできるエフェクト

【Photoshop】写真をマンガ風にできる高品質なPSD素材25選【商用利用可能】

Photoshop初心者の方でも写真をマンガ風に加工できるエフェクトです。全て商用利用可能で高品質なPSD形式の素材です。

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
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厳選！ポートフォリオ用テンプレート40選

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相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
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良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）でGTA（グランドセフトオート）風のグラフィックを作る方法についてでした。絵心が無くてもグラセフのメインビジュアルのようなアメコミタッチの絵が作成できます。

画像をシンプルにし、カットアウトで諧調を減らしてアニメ風に加工。
Photoshopを使った画像加工でよく使う手法なので覚えておくと便利ですよ！

ではまた！

写真の雰囲気を激変させよう

写真の雰囲気を激変させるチュートリアル集です。
フォトショの中級～上級テクニックを網羅的に学習できます。