【Photoshop】痛車ステッカーをデザイン＆車のモックアップにはめ込む方法

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）で痛車のステッカーデザインをゼロから自作し、車のモックアップにはめ込む方法をフォトショ初心者の方に解説します。

自身が描いたイラストを使って痛車のデザインを作ってみませんか？
ポートフォリオやpixivをはじめとしたイラスト投稿サイト等にイラスト作品単体をそのまま掲載するのもアリですが、痛車という少し風変わりな作品に変換して掲載するのも面白いかもしれませんよ。

これからPhotoshopを始められる方にも再現できるよう、詳しく痛車用のステッカーデザインとモックアップへのはめ込み方法を解説します。

この記事の目次

何ができるの？

当記事のチュートリアルを実践すると、上記のような痛車をPhotoshopでゼロから自作できます。
様々な画像形式に書き出せるので、Web上で公開、ポートフォリオに掲載する事も簡単！

イラストを描くのが得意で自身のイラストを活かした何かを妄想されたい方にオススメのコンテンツです。

痛車の作り方

それではPhotoshopを使った痛車メイキングを解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるよう、詳しく解説いたします！

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

STEP.1

イラストを準備

痛車のメインとなるイラストを準備します。
サンプルはコチラの差分イラストの描き方で作成した「江洲出井絵瑠（えすでいえる）」を活用しました。

イラスト作成はPhotoshopでも行えますが、CLIP STUDIO PAINT PROが圧倒的に便利ですよ。

背景を透過にしたPNG形式で書き出しておくと扱いが便利です。
クリスタでのPNG書き出し方法はコチラの記事で解説しています。

STEP.2

車のモックアップを準備

車のモックアップを準備します。
サンプルは「Series of Vehicles Mockup」を利用しました。

トラック、バン、SUVの3種類が収録されています。
サンプルはクセの無い普通のSUVを痛くします。

STEP.3

ラフデザインを行う

まずはザックリと車のモックアップ上でデザインします。
マスクや背面のデザイン等、適当で構いません。
イメージを膨らませる為にブラシツール等でザクザクとデザインします。
細かい個所は気にせず、大雑把にザっと。

今回は差分イラストの描き方講座の宣伝カーをイメージしました。

STEP.4のデザイン用PSB内にラフを描くのも可

次に解説するSTEP.4の本番用デザインを入れ込むPSB内にラフを描いても問題ありません。単に私の場合は初期ラフの段階で違うファイル間で位置調整をするのが面倒なだけです。お好みの方法を選んでください。

STEP.4

デザイン用PSBを開く

最上部にある [ YOUR DESIGN HERE ] という名称のレイヤーサムネールをダブルクリックします。

[ Rectangle 3.psb ] という名称のPSBファイルが別窓で開きます。こちらに本番デザインを作成していきます。

STEP.5

本デザイン①

STEP.3のラフを元に本デザインを作ります。

まずは背景を作成します。
[ ペンツール ] で曲線を描き、塗りに色を設定。
線の設定は無しにしています。

ツールモードを [ シェイプ ] にするのを忘れずに！

単色の背景にデザインを追加します。

サンプルはパターンオーバーレイでドットパターンを追加。
ドットの詳しい作り方はコチラの記事で解説しています。

ついでにグラデーションを軽く追加しました。

STEP.6

本デザイン②

キャラを配置します。

背景透過のPNGを配置し、[ レイヤースタイルを追加 ] → [ 境界線 ] でキャラ周囲に白い線を追加しました。
境界線の詳しい設定方法はコチラの記事で解説しています。

STEP.6

本デザイン③

[ 文字ツール ] を使って文字を入力し、サイズ調整を行います。

フキダシは [ ペンツール ] で描きましょう。

文字の色を変更し、境界線などを追加して見た目を調整します。

フキダシの文字には [ レイヤースタイルを追加 ] → [ ドロップシャドウ ] でピンクの影を落としています。

フキダシ周囲にカラーハーフトーンを適用してみました。
詳しい作り方はコチラの記事で解説しています。

STEP.7

調整

空いている箇所にキラキラエフェクトを追加したり、適宜調整を加えてください。
キラキラエフェクトにはピンクのドロップシャドウを軽く入れています。

これで痛車のステッカーデザインが完成しました。

特に難しい機能は使わず、ペンツール・境界線・ドロップシャドウ・パターンオーバーレイ・カラーハーフトーンの5種類で作成。制作時間は1時間程です。

FINISH

完成

最後にモックアップPSD本体を確認すると痛車のステッカーがはめ込まれていますね。以上で痛車メイキングの完成です。

Photoshopを使えばイラストを簡単に車にはめ込み可能！
便利なフォトショはフォトプラン公式サイト（月額は最安の1,180円）から入手できます。

乗り物のモックアップ素材

様々な乗り物のモックアップPSDを厳選しました。
全て商用利用可能な素材なので安心して活用いただけますよ！

#01 Car Wrap Mockup

街中でよく見かけるタイプのSUVのモックアップPSDです。車、背景のデザインが差し替え可能、長辺が6000pxもあるので大型印刷にも耐えられる品質ですよ。

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#02 Mockup of a Car Collection

サイドビューの3台のアングル違いです。バンのデザインはまるでメルセデスベンツのVクラス。各車両ごとにレイヤー分け、マスク処理等がされているのでPhotoshop初心者の方でも簡単かつ短時間ではめ込み画像が作成できます。

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#03 Car Wrap Mockup

フォレスターやエクストレイルを彷彿させるデザインのモックアップPSDです。どっしりとした力強いデザインがカッコいいですね。

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#04 Panel Van Mockup

前ポ斜め上から見下ろしたバンのモックアップPSDです。車両の上面、側面、全面にデザインを貼り付ける事ができますよ。

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#05 Pickup Truck Mockup

フォードの典型的なピックアップトラックのようなデザインのモックアップPSDです。Photoshopがあれば簡単に外装や背景のデザインが差し替えられます。

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後ろからのアングル

#06 Sport Car Mockup

ロングノーズが特徴的なスポーツカーのモックアップPSD素材です。FRの典型のようなシルエットが特徴的ですね。

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高品質な車のモックアップ

【商用利用可】車やトラック・キッチンカーのPSDモックアップ36選

商用利用可能で高品質な車やトラック・キッチンカーなどのモックアップPSDを厳選しました。痛車デザインだけでなく、様々な車のラッピングデザインを効率的に行えるアイテムですよ。

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート40選

デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選

紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう！
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選

制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬！
様々なモックアップテンプレート57選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）で痛車のステッカーをデザインし、車のモックアップにはめ込む方法についてでした。

自身で描いたイラスト作品を単に見せるだけではなく、痛車という別のコンテンツに展開させると違った表現ができます。
ポートフォリオでありがちな「イラストを淡々と見せるだけ」の構成に少し変化を付けてみたい方のヒントになれば幸いです。

ではまた！