Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)を使ってニキビやソバカス・開いた毛穴・ホクロなどで荒れた肌を美肌にする方法をフォトショ初心者の方に詳しく解説します。
所要時間は5分!
あっという間に滑らかで美しい肌に加工する事ができます。
更にフォトショップを使ったレタッチテクニックを向上させたい方にオススメのコンテンツです。
何ができるの?
上記のようにニキビやソバカス、毛穴の開き等でボコボコに荒れた肌を滑らかにする事ができます。
Webサイトやチラシのメインビジュアル、バナー等に掲載する人物の肌を綺麗にしたり、汎用性の高いフォトショテクニックの一つ。
効率的で効果的な美肌レタッチテクニックをゼロからマスターできますよ!
美肌にする方法
Photoshopで美肌にするテクニックを解説します。
フォトショップ初心者の方でも再現可能な内容です!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
Adobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
ハイパスとぼかしを使った方法
ハイパスとぼかしを使って肌全体を滑らかにします。
美肌レタッチのベースとして活用できるテクニックですよ。
STEP.1
画像を読み込む
読み込んだ画像はスマートオブジェクトに変換し、[ Ctrl + J ] (Mac:⌘ + J) でレイヤーを複製します。
※コピーしたレイヤーをアクティブにしておきましょう。
STEP.2
諧調の反転と描画モードの変更
[ Ctrl + i ] (Mac:⌘ + i) で諧調の反転をします。
レイヤーの描画モードを [ ビビッドライト ] に変更。すると左図の様なイメージなります。
STEP.3
ハイパスを適用
[ フィルター ] → [ その他 ] → [ ハイパス ] を適用。
半径:36.0pixel
※画像解像度に合わせて調整して下さい。
設定後は [ OK ] をクリック。
STEP.4
ぼかしを適用
[ フィルター ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用します。
半径:5.0pixel
※画像を見ながらぼかし半径は調整して下さい。
設定後は [ OK ] をクリック。
荒れた肌が滑らかになりました。
ただ髪の毛など、肌以外の部分も適用されている状態です。
STEP.5
レイヤーマスクの調整
[
レイヤーマスク ] のボタンを [
Alt ] (Mac:
Option) を押しながらクリックすると全てが黒で塗りつぶされた状態でレイヤーマスクが作れます。
※レイヤーマスクサムネールをクリックし、レイヤーマスクをアクティブにしておきましょう。
[
B ] を押して [
ブラシツール ] に変更。
ブラシの先端を [
ソフト円ブラシ ] に変更し、描画色を白で表示させたい個所を塗ります。
ブラシサイズやブラシの不透明度を変更しながらマスクを調整しましょう。
FINISH
美肌レタッチの完成
以上でニキビ・ソバカス・毛穴の開きなどで荒れた肌を修正する事ができました。所要時間は3分程で出来る美肌レタッチテクニックですよ!
にきびやホクロをピンポイントで修正
先のハイパスとぼかしを使ったレタッチで修正しきれなかったにきびやホクロなどを修正する方法です。
ピンポイントで肌荒れを修正したい時に使えるテクニックですよ。
STEP.1
レイヤーをラスタライズ
レイヤーパネルを開き、中身を確認します。
元画像とレタッチ用レイヤーを [
Ctrl +
G ] (Mac:
⌘ +
G) でグループ化し、[
Ctrl +
J ] でグループをコピーします。
コピーしたグループを右クリックメニューから [
スマートオブジェクトに変換 ] します。更に右クリックメニューから [
レイヤーをラスタライズ ] します。
STEP.2
スポット修復ブラシツールを活用
[ スポット修復ブラシツール ] で修正したい個所にブラシサイズを合わせ、クリックするとピンポイントのニキビやホクロなどが一瞬で消せます。
ドラッグで広範囲を修正する事も出来ますが、不自然になりがちなのでちょこっとした修正にオススメです。
STEP.3
ピンポイント美肌レタッチの完成
以上でハイパス+ぼかしで修正しきれなかったニキビやホクロなどが消せました。
全工程を入れた所要時間は5分程度です。美肌レタッチはPhotoshopでよく行うので覚えておくと便利ですよ!
簡単に体型を変える方法
コチラの記事でPhotoshopで体型を簡単に変える方法をフォトショ初心者の方向けに解説しています。10分で太った体形をスリム体形にできますよ。
おまけ:ニュートラルフィルター
ニュートラルフィルターに [ 肌をスムーズに ] という機能があります。
数クリックで荒れた肌をきれいにできる便利機能ですが、得手不得手があるので使える個所は限定的です。
STEP.2
変更箇所の選択範囲を作成
[ すべてのフィルター ] → [ ポートレート ] → [ 肌をスムーズに ] を有効化。
ぼかしと滑らかさのスライダーを調整して画面右下の [ OK ] をクリックしましょう。
※肌をスムーズにの機能が未導入の場合はダウンロードしてから行ってください。
STEP.3
完成
以上でニュートラルフィルターの [
肌をスムーズに ] を使った美肌レタッチが完了しました。先のハイパス+ぼかしよりニキビ跡が目立ちますが、ある程度消す事が可能です。
気になる個所はレイヤーをラスタライズしてから [
スポット修復ブラシツール ] でピンポイントで修正しましょう。
顔認識しないと使えない
顔の一部など場合、「顔はこの画像で検出されませんでした。」というメッセージが表示されて [ 肌をスムーズに ] を使う事ができません。
AdobeFireflyのAIが顔として認識してくれない画像には使用不可。顔全体が映った写真など、顔を顔として認識してくれる画像にのみ使える限定的な機能なので注意して下さい。
高品質なポートフォリオテンプレート
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。
#01 Pink Portfolio Layout
ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方は
InDesign公式サイトから入手しておきましょう。
ダウンロードする
#02 Portfolio Layout with Gray Accents
モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
ダウンロードする
#03 Portfolio Layout with Yellow Accents
黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。
ダウンロードする
#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint
収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
ダウンロードする
#05 Minimalist Portfolio Layout
ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
ダウンロードする
紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
フォトエフェクトの作り方まとめ
フォトエフェクトの完全自作方法、そして超高品質なフォトエフェクトPSDについて解説しています。
Webサイトやバナーデザイン、各種DTPやUIデザイン等、様々なクリエイティブに使えるテクニックです。
1分で作れるエフェクトPSD素材
商用利用可能で超高品質なエフェクトが1分で作れるPSD素材の使い方と作例です。
気になるサムネイル画像をクリックすれば解説記事にジャンプします。
様々なエフェクトPSD
商用利用可能で高品質なフォトエフェクトPSDを厳選しました。クリエイティブを劇的に効率化できる素材を併せてチェックされてみませんか?
フォトエフェクトを自作
Photoshopを使いこなして様々な質感のフォトエフェクトを作る方法を解説しています。
気になるサムネイル画像をクリックすればメイキング記事にジャンプします。
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)を使った美肌レタッチテクニックについてでした。
簡単操作でにきび・ソバカス・開いた毛穴・ホクロなどを滑らかにする事ができます。
Webサイトやチラシのメインビジュアルに使う人物、バナー素材の人物など、素材となる人物の肌が汚いとクリエイティブの品質も悪くなりがちです。
しかし当テクニックを活用すると手軽に美肌にする事が可能!
美肌レタッチを活用し、日々のクリエイティブをレベルアップさせてください!
ではまた!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!