Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)のCameraRawフィルターを使って逆光の写真を手軽に明るく補正する方法をフォトショ初心者の方に分かりやすく解説します。
フォトショップに不慣れな方がトーンカーブやレベル補正など、複数の調整レイヤーを使って補正した結果、時間が掛かった割にイマイチな仕上がりになる事が多々あります。
当コンテンツの方法を実行すればPhotoshop初心者の方でも簡単に逆光の写真を明るく補正できますよ!
どんな事ができるの?
上記のように逆光で被写体が暗くなった写真を明るく補正できます。
所要時間は3分!
Photoshop初心者の方にも簡単に再現できるレタッチテクニックですよ。
逆光写真を明るく補正する方法
それでは実際にPhotoshopのCameraRawフィルターを使って逆光の写真を明るく補正してみましょう。
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
フォトプラン公式サイトから入手可能。
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なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
CameraRawフィルターで補正
STEP.1
対象画像をスマートオブジェクトに変換
補正したい逆光の画像をPhotoshopに読み込みます。
サンプルは
コチラの画像を使用しました。
STEP.2
CameraRawフィルターを開く
[
フィルター ] → [
CameraRawフィルター ] を開きます。
※ショートカットは [
Shift +
Ctrl +
A ]
(Mac:
Shift +
Command +
A)
STEP.3
基本設定を行う
CameraRawフィルターの設定画面が開きます。
[ 基本設定 ] を触っていきましょう。
サンプルの設定は下記です。
露光量:+1.55 ハイライト:-49
シャドウ:+64 白レベル:-27 黒レベル:+17
全体的に明るくしますが、そのままだとハイライト部分が明るくなり過ぎるので、ハイライトと白レベルにマイナス値を設定。
3分の調整で画像が明るくなりましたね。
Photoshopに搭載されているCameraRawフィルターの基本設定を少し触るだけで簡単に逆光の写真を明るくする事ができます。
人物のみ明るくするには?
人物のみ明るくし、背景はそのままにしておきたい場合の方法について解説します。
コチラの処理もPhotoshop初心者の方でも簡単に追加できますよ。
STEP.1
レイヤー構成を変更
レイヤーパネルを確認してみましょう。
現状では1つのスマートオブジェクトレイヤーのみ存在しています。
[ Ctrl + J ] (Mac:Command + J) でレイヤーを複製し、スマートフィルターを削除して元画像に戻します。
※スマートフィルターをレイヤーパネル右下のゴミ箱アイコン上へドラッグ&ドロップで削除可能。
左図のように最背面にCameraRawフィルターを設定していないレイヤーを配置します。
CameraRawフィルターを適用した補正レイヤーをアクティブにしておきましょう。
STEP.2
被写体を選択
[
クイック選択ツール ] に切り替え、画面上部の [
被写体を選択 ] をクリックします。
※クイック選択ツールのショートカットは [
W ]
STEP.3
レイヤーマスクを追加
レイヤーパネル下部の [
レイヤーマスクを追加 ] をクリックします。
対象レイヤーの右側にレイヤーマスクサムネールが追加されます。
すると左図のように人物以外の部分がマスクされ、背面にある未調整の背景が見えます。
STEP.4
レイヤーマスクを編集
レイヤーマスクサムネールをダブルクリックすると選択範囲の再調整ができます。
[
境界線調整ブラシツール ] 等で微調整を加えましょう。
詳しい境界線調整ブラシツールの使い方は
コチラの記事で解説しています。
[
出力設定 ] → [
出力先 ] → [
レイヤーマスク ] に変更したら画面右下の [
OK ] をクリックして確定します。
FINISH
完成
お好みで背面レイヤーの色をCameraRawフィルターで少し明るく調整したら完成です。
被写体の選択を含めた調整を含めても10分未満で調整可能。
CameraRawフィルターのと被写体の選択を使えばPhotoshop初心者の方にも短時間&簡単に逆光の写真を明るく調整できますよ。
CameraRawフィルターを使いこなそう
CameraRawフィルターの詳しい使い方をPhotoshop初心者の方向けに解説しています。ワンランク上のレタッチを手軽に実現できる便利ツールですよ!
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おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)で逆光の写真を明るく補正する方法についてでした。
トーンカーブは様々な補正ができる便利な機能ですが、使いこなすにはある程度の慣れと経験が必要です。
Photoshopを始められたばかりの方が操作すると上手く使いこなせず、イマイチな補正結果になり、フォトショに苦手意識を持たれる事がよくあります。
しかしCameraRawフィルターを使えば手軽かつ直感的に写真の補正ができます。
写真補正に悩んだらまずはCameraRawフィルターをお試しください。
更にレベルの高いレタッチを行うのに有効なトーンカーブの使い方も是非マスターしてください。
ではまた!
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