【Photoshop】ブラックトーンのカッコいいお手軽写真加工テクニック

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）でブラックトーンのカッコいい画像に加工する方法をフォトショ初心者の方に解説します。

CameraRawフィルターを使ったレタッチを駆使し、元画像のイメージを一気に変える事が可能！
一度設定を作り、登録すれば簡単に別の画像に同じ加工を施すことができます。

ある程度Photoshopが触れる方、初めてフォトショップを触る方にオススメ！
画像全体のトーンを統一する際のテクニックとしても活用できる知識を網羅的に学習できますよ。

この記事の目次

何ができるの？

当記事のチュートリアルを実践すると、上記のように画像全体の色味や雰囲気をブラックトーンに統一する事ができます。
元画像を破壊せずに加工するので、簡単に元に戻す事が可能！
Photoshopを使ったレタッチ初心者の方にも簡単に再現できる画像加工テクニックです。

ブラックトーンエフェクトの作り方

それではPhotoshopでブラックトーンエフェクトを作ってみましょう。
フォトショ初心者の方にも再現できるよう、詳しく解説いたします！

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はフォトプラン公式サイトから入手可能。（月額は最安の1,180円、7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

ブラックトーンエフェクトの設定

まずは基本となるブラックトーンエフェクトをゼロから作ってみましょう。
CameraRawフィルターを活用してエフェクトを作成します。

STEP.1

画像を準備する

加工したい画像を準備し、Photoshopに読み込みます。

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強！3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくはコチラで解説しています。

対象のレイヤー上で右クリックし、[ スマートオブジェクトに変換 ] しておきましょう。

STEP.2

CameraRawフィルターを開く

[ Ctrl + Shift + A ] (Mac：Command + Shift + A) でCameraRawフィルターを開きます。
元画像と右側に様々な設定メニューが表示されています。

STEP.3

CameraRawフィルターを設定

画面右側の基本補正を設定します。

ホワイトバランス：カスタム
色温度：-10
色かぶり補正：+5
露光量：0.00
コントラスト：+25
ハイライト：-5
シャドウ：：-55
白レベル：-5
黒レベル：+70
テクスチャ：0
明瞭度：+25
かすみの除去：0
自然な彩度：+10
彩度：0

カーブを編集します。

[ クリックしてポイントカーブを編集 ] にチェック。

左図のようなカーブを描きます。
※カーブ上をクリックするとポイントが追加できます。

ディティールを編集します。

シャープ：35
ノイズ軽減：0
カラーノイズの軽減：0

カラーミキサーの色相を編集します。

レッド：+50
オレンジ：0
イエロー：-100
グリーン：0
アクア：0
ブルー：0
パープル：0
マゼンタ：0

カラーミキサーの彩度を編集します。

レッド：+5
オレンジ：+30
イエロー：-100
グリーン：-100
アクア：-100
ブルー：-100
パープル：-100
マゼンタ：-100

カラーミキサーの輝度を編集します。

レッド：+15
オレンジ：+15
イエロー：+15
グリーン：+15
アクア：+15
ブルー：+15
パープル：+15
マゼンタ：+15

カラーグレーディングを編集します。

色調補正：ハイライトにチェック
色相：25
彩度：10
輝度：0
ブレンド：50
バランス：0

レンズを編集します。

ゆがみ：0
周辺光量補正：-80
中心点：50

キャリブレーションを設定します。

処理：バージョン５（現在）
シャドウ　色かぶり補正：0
レッド色度座標値　色相：0　彩度：0
グリーン色度座標値　色相：+100　彩度：0
ブルー色度座標値　色相：0　彩度：0

最後にCameraRawフィルターの画面右下の [ OK ] をクリックします。

FINISH

完成

以上でCameraRawフィルターを使ったブラックトーンのレタッチが完了しました。

ひとまずこれで完了ですが、次に紹介するプリセットの登録と適用を使うと別の画像に対して同じ設定がワンクリックで適用できますよ。

CameraRawフィルターを使ったレタッチ

【Photoshop】CameraRawフィルターを使ったレタッチforフォトショ初心者

CameraRawフィルターを活用して暗い写真を明るく華やかにレタッチするテクニックをフォトショ初心者の方に分かりやすく解説しています。併せてチェックされてみませんか？

ブラックトーンエフェクトの登録

一度作成したCameraRawフィルターの設定を登録する方法を解説します。
別の画像にいちいち再設定、またはスマートフィルターのコピペ等の必要なく同じエフェクトを適用できるので地味に便利な機能です。

STEP.1

CameraRawフィルターを開く

先ほど作成したCameraRawフィルターを開きます。
フォトショ未導入の方は事前にフォトプラン公式サイト（月額は最安の1,180円）から入手しておきましょう。

レイヤーパネルに [ スマートフィルター ] が追加されていますね。中に [ CameraRawフィルター ] があるのでダブルクリックしましょう。

※レイヤーパネル非表示の場合は [ F7 ] で表示できます。

STEP.2

プリセットを作成をクリック

画面右端にある [ 詳細な画像設定 ] → [ プリセットを作成 ] をクリックします。

※ショートカットは [ Ctrl + Shift + P ] (Mac：Command + Shift + P)

FINISH

プリセットの登録完了

プリセットを作成の画面が開きます。

お好きな名前を入力します。
グループは [ ユーザープリセット ] にしていますが、お好みで新規グループを作成してください。

その他は全て初期設定のままで大丈夫です。

最後に右上にある [ OK ] をクリックします。
以上でプリセットの登録が完了しました。

ブラックトーンエフェクトの適用

先程登録したプリセットを適用する方法を解説します。
CameraRawフィルターでよく使う設定を登録しておくと、ワンクリックで適用できますよ。

STEP.1

画像を準備

設定を適用させたい画像をPhotoshopに読み込みます。

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強！3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくはコチラで解説しています。

事前に [ スマートオブジェクトに変換 ] するのを忘れずに！

STEP.2

CameraRawフィルターを開く

[ Ctrl + Shift + A ] (Mac：Command + Shift + A) でCameraRawフィルターを開きます。

STEP.3

プリセットを選択

プリセットをクリックします。
ショートカットは [ Shift + P ] です。

[ ユーザープリセット ] の中に自身で登録したプリセットが入っています。
選択し、右下の [ OK ] クリックしましょう。

FINISH

完成

完了です。
登録したプリセットを選択する事で再設定せずにブラックトーンエフェクトを別の画像に適用できました。

よく使うエフェクトはプリセットに登録しておくと便利ですよ。

テキストや画像を加工してみよう

写真や画像、テキストをゼロから加工する方法を解説しています。
Photoshop初心者の方でも再現できるよう、順を追って解説いたします！

【Photoshop】フォトエフェクトをゼロから作ってみよう

【Photoshop】様々なテキストエフェクトをゼロから作ってみよう

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選！
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign（インデザイン）を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽！
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ！
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ！
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

ダウンロードする

#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

ダウンロードする

#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか？そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材

上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています！

ポートフォリオ用の高品質なテンプレート42選【InDesign,Illustrator,Photoshop】

【InDesign】ポートフォリオ用のテンプレートを編集する方法forインデザ初心者

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート40選

デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選

紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう！
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選

制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬！
様々なモックアップテンプレート57選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）で普通の画像をブラックトーンのスタイリッシュな仕上がりにする方法についてでした。

レタッチの方法は色々とありますが、中でもCameraRawフィルターを使った方法は非常に汎用性が高く、尚且つ直しに強いデータ作りが可能です。
事前にスマートオブジェクトに変換しておくと、スマートフィルター内にCameraRawフィルターの設定が保存され、後から再編集できます。

今回のようなブラックトーンにする方法だけでなく、コチラの記事で暗い写真を明るく華やかにするテクニックも紹介していますので、是非併せてチェックして下さい。

ではまた！

写真の雰囲気を激変させよう

写真の雰囲気を激変させるチュートリアル集です。
フォトショの中級～上級テクニックを網羅的に学習できます。