【Illustrator】和柄の巴(ともえ)を正確にゼロから作る方法

本記事にはPRが含まれ、収益が発生する場合があります
Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Illustrator(イラストレーター)で正確な巴(ともえ)をゼロから正確に自作する方法をイラレ初心者の方に詳しく解説します。巴柄(ともえがら)は、渦を巻くような曲線が特徴の日本の伝統文様です。水の渦や勾玉などが起源とされ、魔除けや火災除けの意味を持ち、神社の神紋や武家の家紋、寺社の装飾などに広く用いられてきました。
これからIllustratorを始められる方、より詳しくイラレを学習されたい方にオススメのコンテンツですよ。
何が作れるの?

Illustratorを使って上記の様に正確な巴(ともえ)をゼロから自作できます。左三つ巴、右三つ巴、左二つ巴、右二つ巴、左一つ巴、右一つ巴など、巴柄にも複数のデザインが存在します。
そんな巴パターンをゼロから作成してみましょう。
巴の作り方
Illustratorを使って正確な巴(ともえ)をゼロから自作する方法を解説します。
イラレ初心者の方にも再現可能ですよ!
Illustratorを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
未導入の方は
Adobe公式サイトからダウンロードしておきましょう。
(7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
三つ巴パターンのベースを作成
STEP.1
正円を作成
[
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:100px 高さ:100px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色
線:無し
更に [
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:45px 高さ:45px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色
線:無し
[
整列 ] を使って [
水平方向中央に整列 ]、[
垂直方向上に整列 ] を適用します。(※選択済みのオブジェクトをクリックすると基準オブジェクトにできます。)
STEP.2
120°回転コピーする
STEP.1の小さい楕円オブジェクトを [
選択ツール ] で選択します。
[
回転ツール ] をアクティブにして100pxの大円の中心にカーソルを合わせて [
Alt +
クリック ] (Mac:
Option +
クリック) を実行します。
角度:120°
[
コピー ] をクリックし、直後に [
Ctrl +
D ] (Mac:
⌘ +
D) を押して変形の繰り返しを行います。
すると左図の様に大円の内側に対して等間隔に小円を並べる事ができます。
STEP.3
縮小コピーする
最初に作成した大円オブジェクトを選択後、[
拡大・縮小ツール ] をアクティブにして [
Enter ] を押します。
縦横比を固定:60%
[
コピー ] をクリックします。
縮小コピーした円と大円を [
整列 ] → [
垂直方向上に整列 ] した後に、STEP.2の120°回転を実行します。
STEP.4
前面オブジェクトで型抜き
大円オブジェクトを [
選択ツール ] で選択後、[
Ctrl +
C ] (Mac:
⌘ +
C) でコピーし、[
Ctrl +
B ] (Mac:
⌘ +
B) で背面にコピーします。
前面の大円とSTEP.3で60%縮小した正円を選択し、[
パスファインダー ] → [
前面オブジェクトで型抜き ] を実行します。すると左図の様に縮小した円でくり抜かれた図形が作成できます。
STEP.5
不要な要素を削除
STEP.4で作成した型抜きオブジェクトを [
ダイレクト選択ツール ] 等を使って不要な部分を削除します。
さらに [
回転ツール ] で120°回転コピーして左図の様に並べましょう。回転の軸は大円の中心で行います。
FINISH
合体したら三つ巴の完成
選択ツールで小さな円とSTEP.5のオブジェクトを選択し、[
パスファインター ] → [
合体 ] を行いましょう。
それぞれ3つのパーツを合体で作成し、最後に最背面の大円オブジェクトを削除したら右三つ巴の完成です。
OMAKE
縮小率を変更した例
STEP.4の大円を75%に縮小して右三つ巴を作成した例です。隙間のサイズが少し変わるだけでも印象が大きく変わりますよ。
また、三つ巴の周囲に線を追加すると家紋のような雰囲気にもできます。
左三つ巴の作り方
完成した右三つ巴のオブジェクトを選択後、[
リフレクトツール ] の状態で [
Enter ] を押します。
リフレクトの軸:垂直 角度:90°
これで左三つ巴の完成ですよ。
二つ巴パターンのベースを作成
STEP.1
正円を作成
[
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:100px 高さ:100px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色
線:無し
更に [
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:49px 高さ:49px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色 線:無し
[
整列 ] を使って [
水平方向中央に整列 ] 、[
垂直方向上に整列 ] 、[
垂直方向下に整列 ] を適用します。(※選択済みのオブジェクトをクリックすると基準オブジェクトにできます。)
STEP.2
縮小コピーする
最初に作成した大円オブジェクトを選択後、[
拡大・縮小ツール ] をアクティブにして [
Enter ] を押します。
縦横比を固定:75%
[
コピー ] をクリックします。
縮小コピーした円と大円を [
整列 ] → [
垂直方向上に整列 ] します。
STEP.3
前面オブジェクトで型抜き
大円オブジェクトを [
選択ツール ] で選択後、[
Ctrl +
C ] (Mac:
⌘ +
C) でコピーし、[
Ctrl +
B ] (Mac:
⌘ +
B) で背面にコピーします。
前面の大円とSTEP.3で75%縮小した正円を選択し、[
パスファインダー ] → [
前面オブジェクトで型抜き ] を実行します。すると左図の様に縮小した円でくり抜かれた図形が作成できます。
STEP.4
回転コピー
[
回転ツール ] で180°回転コピーして左図の様に並べましょう。回転の軸は大円の中心で行います。
FINISH
合体したら二つ巴の完成
選択ツールで小さな円とSTEP.4のオブジェクトを選択し、[
パスファインター ] → [
合体 ] を行いましょう。
それぞれ2つのパーツを合体で作成し、最後に最背面の大円オブジェクトを削除したら右二つ巴の完成です。
[
リフレクトツール ] で反転させると左二つ巴、内側の小円の半径の縮小率を変えたりする事で二つ巴の表現が変えられますよ。
一つ巴パターンのベースを作成
STEP.1
正円を作成
[
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:100px 高さ:100px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色
線:無し
更に [
楕円形ツール ] で画面をクリックし、下記サイズの直線を作成しましょう。
幅:60px 高さ:60px
設定後は [
OK ] をクリック。
塗り:お好みの色 線:無し
[
整列 ] を使って [
水平方向中央に整列 ] 、[
垂直方向下に整列 ] を適用します。(※選択済みのオブジェクトをクリックすると基準オブジェクトにできます。)
STEP.2
拡大コピーする
最初に作成した小円オブジェクトを選択後、[
拡大・縮小ツール ] をアクティブにして [
Enter ] を押します。
縦横比を固定:105%
[
コピー ] をクリックします。
STEP.3
前面オブジェクトで型抜き
大円オブジェクトと拡大コピーした正円を [
選択ツール ] で選択後、[
パスファインダー ] → [
前面オブジェクトで型抜き ] を実行します。すると左図の様に縮小した円でくり抜かれた図形が作成できます。
FINISH
合体したら一つ巴の完成
選択ツールで小さな円とSTEP.3のオブジェクトを選択し、[
パスファインター ] → [
合体 ] を行いましょう。以上で右一つ巴の完成です。
巴パターンを登録・編集・作成
作成した巴のベースをパターンとして登録・編集して巴パターンを作成しましょう。
STEP.1
スウォッチに登録
先に作成した巴のベースパターンオブジェクトを [
選択ツール ] で選択し、
スウォッチパネル内へドラッグ&ドロップするとパターンとして登録できます。
サンプルは右三つ巴でパターン登録をします。
STEP.2
オブジェクトにパターンを適用
[
長方形ツール ] でパターンを適用したいオブジェクトを作成し、スウォッチ内の巴パターンをクリックして適用しましょう。
※塗りにパターンを適用させてください。
STEP.3
巴パターンを編集して完成
スウォッチパネル内の巴をダブルクリックしてパターンオプションを開き、下記設定に変更しましょう。
タイルの種類:レンガ(横)
幅:180px 高さ:135px
(お好みで調整して下さい。)
設定後は画面上部の [ 完了 ] をクリックします。
以上で巴(ともえ)パターンが完成しました。サンプルは右三つ巴でパターンを作成していますが、二つ巴、一つ巴も同様の手順でパターン化ができます。
巴柄は平安時代から用いられ、鎌倉時代以降に広まりました。水の渦や勾玉に由来するとされ、魔除けや火災除けの意味を持つ伝統文様ですよ。
OMAKE
サイズ変更と色変更
巴のパターンサイズを変更したい時は [
拡大・縮小ツール ] で可能。パターンの色変更は [
オブジェクトの再配色 ] を使えば簡単にできます。
べた塗りの背景を別途配置したり、好みの巴パターンにカスタマイズしてください。
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おわりに
以上、Illustrator(イラストレーター)で正確な巴模様(ともえもよう)のパターンをゼロから自作する方法でした。巴は水の渦や勾玉に由来するとされ、魔除けや火災除けの意味を持つ伝統文様です。
建築デザインや陶器や漆器、彫刻暖簾や和服のデザイン、和をテーマにしたWebサイトやバナー・チラシなどの印刷物など。様々な和風モノを制作する上で欠かせない和柄素材を自作し、更にイラレテクニックを向上させてください。
ではまた!
色々な和柄パターンの作り方まとめ
下記リンクで様々な和柄パターンをゼロから作る方法を完全解説しています。
和柄パターンまとめはコチラ。
InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
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コチラ!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!