【ゼロから始めるIllustrator】文字ツールの基本的な使い方

こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」の講座#07を始めます。

当Illustrator講座では文字の入力と設定について解説します。

文字の入力を知ると表現できる幅がぐっと増えますので、是非ご覧ください^^

色々な文字ツール

Illustratorには様々な文字ツールが存在します。

Illustratorでは文字を入力、編集するためのツールが7種類あります。

シーンに合わせて適した文字ツールを使い分けて効率的に作業を進めていきます。

ツールバーが基本のままだと全ての文字ツールが表示されません。
[ ウィンドウ ] → [ ツールバー ] → [ 詳細設定 ]で全ツールを表示
または
ツールバー下部の[ … ] → [ すべてのツール ] → [ 種類 ]から必要な文字ツールを追加してください。
※ツールバーについて#01 操作画面、新規作成と保存、各種ファイル形式で解説しております。

「文字ツール」を使った文字の入力

基本的な文字の入力には[ 文字ツール (T) ] を使用します。
まずは基本の文字ツールを使ってIllustratorでの文字入力に慣れていきましょう^^

Step1

文字ツールを選択するとカーソルの形状が左図のような形になります。
画面をクリックすると文字入力モードになります。

Step2

「山路を登りながら」という文字列がいきなり表示されますが、気にせずお好きな文章を入力してください。
文字の入力が完了したら[ Ctrl ]を押している間だけ選択ツールまたはダイレクト選択ツールになりますので画面の何も無い個所をクリックして文字入力を終了します。
Illustrator初期設定状態で文字ツールで画面をクリックすると「山路を登りながら」というサンプルテキストが表示されます。CC2017から登場した機能です。

慣れてくると不要になる方が多いかと思われますので、非表示にする方法を記載しておきます。

[ Ctrl + K ] → [ 環境設定 ] → [ テキスト ] → [ 新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを貼り付け ]のチェックを外す
これでスッキリできます^^

文字属性の設定

先ほど入力した文字属性を設定してみます。
下記は文字属性を設定するための文字パネルです。

フォントファミリ、フォントサイズ等、文字属性を設定するには文字パレットを使用します。
文字パレットが表示されていない場合は[ Ctrl + T ]または画面上部の[ ウィンドウ ] → [ 書式 ] → [ 文字 ]から表示させてください。

フォントファミリを設定

使用するフォントを選択できます。
PCにインストールされた使用可能なフォントの中から適したフォントを選択します。

フォントスタイルを設定

フォントのウェイト(太さ)や斜体等を設定します。
ウェイト、斜体の設定が可能なフォント、そうでないフォントが存在します。

フォントサイズを設定

フォントの大きさを設定します。

垂直比率・水平比率を設定

文字を長体、平体に変形する際に設定します。
基本的には垂直比率、水平比率共に100%の正体を用いますが、用途に応じて設定します。

行送り

行送りとは文字のベースラインから次の行のベースラインまでの距離の事を指します。文字のサイズと行と行の間の窮迫を足したものが行送りとなります。
文字設定を行う上で行送りは頻繁に扱う設定項目です。
ショートカットで覚えておくと便利です。
行送りをしたい文字列を選択し、[ Alt + ↑ ]で間隔を狭める、[ Alt + ↓ ]で間隔を広げる
なお、文字オブジェクトを選択ツールで選択した状態で前述の操作を行うと、文字オブジェクト全体の行送りが設定できます。

カーニングとトラッキング

カーニングとトラッキング、どちらも文字と文字の間隔の事です。それぞれの欄に正の値を入力すると、文字の間隔が広がり、マイナスの値を入力すると文字間隔が詰まります。

2つの文字の間隔をカーニング、3文字以上の複数文字間隔をトラッキングといいます。
カーニングやトラッキングといった文字間調整は頻繁に使います。
なのでショートカットで覚えておくと便利です。

カーニング(特定の2つの文字間を調整)する場合
[ 文字ツール ]で調整したい文字間をクリック → [ Alt + →  ]で間隔が開く・[ Alt + ← ]で間隔が狭まる

トラッキング(特定の3文字以上の文字間を調整)する場合
[ 文字ツール ]で調整したい文字を3文字以上選択 → [ Alt + → ]で間隔が開く・[ Alt + ← ]で間隔が狭まる

トラッキングで文字オブジェクト全体の文字間を調整する場合
[ 選択ツール ]で文字オブジェクトを選択 → [ Alt + → ]で間隔が開く・[ Alt + ← ]で間隔が狭まる

その他の文字入力ツール

エリア内文字ツール

任意の形状のパスオブジェクトを作成し、その中に文字を入力することができます。

エリア内文字ツールのカーソル形状です。

エリア内文字ツールの使い方

  1. 長方形ツール、楕円形ツール、ペンツール等で文字エリアの元となるパスオブジェクトを作成します。
  2. [ エリア内文字ツール ]でセグメント上をクリックします。
  3. 任意の文字を入力します。
  4. 文字の入力が完了したら[ Ctrl ]を押しながら画面の何もない個所をクリックして終了します。

エリアサイズを調整する

元となるパスオブジェクトのアンカーポイントやハンドルを操作し、形状を変更することでエリアサイズを調整することができます。

また、 [ 選択ツール (V)]で文字オブジェクトを選択すると、文字エリアの上下左右の中央に小さな□が付いているのが確認できます。
□を[ 選択ツール (V)]でつまみ、ドラッグすると文字エリアの大きさを変更できます。
上下の□を上下にドラッグすると高さの調整、左右の□を左右にドラッグすると横幅の調整ができます。

パス上文字ツール

[ パス上文字ツール ]を使うと、任意のパスに沿うように文字を入力することができます。
[ パス上文字ツール ]を選択すると左図のようなカーソル形状になります。

パス上文字ツールの使い方

  1. まずペンツールや長方形ツール等で、文字を沿わせる元となるオブジェクトを作成します。
  2. [ パス上文字ツール ]に変更し、作成したパスをクリックします。(セグメント上をクリックしてください。)なお、クリックした箇所が文字入力の始点となります。
  3. 任意の文字を入力します。
  4. 終了する場合は文字ツールと同様、[ Ctrl ]を押しながら画面の何も無い個所をクリックします。

パス上の文字全体を移動する

パス上で文字全体を移動させる方法です。
[ 選択ツール (V) ]で文字オブジェクトを選択すると上記のように3本の線が表示されます。
真ん中の棒をドラッグするとパス上の文字全体を移動できます。

文字の終点を変更する

パス上の文字の終点位置を変更する方法です。
[ 選択ツール (V) ]で文字オブジェクトを選択すると上記のように3本の線が表示されます。
一番右側の棒をドラッグすると終点位置を変更できます。

文字の始点を変更する

パス上の文字の始点位置を変更する方法です。
[ 選択ツール (V) ]で文字オブジェクトを選択すると上記のように3本の線が表示されます。
一番左側の棒をドラッグすると始点位置を変更できます。

文字を沿わせる位置を反転させる

パス上の文字を沿わせる位置を反転させる方法です。
[ 選択ツール (V) ]で文字オブジェクトを選択すると上記のように3本の線が表示されます。
真ん中の棒を内側へドラッグすると位置が反転できます。。

文字(縦)ツール

[ 文字(縦)ツール ]は文字を縦方向に入力ができます。
[ 文字ツール ]の縦入力版です。
操作方法、動作の挙動は[ 文字ツール ]と同様です。

※半角英数を入力した場合、左図のように文字が90度横向くようになります。英数字を入力する場合は全角入力にする、または半角英数字を[ 文字回転 ]から90度回転させてください。

エリア内文字(縦)ツール

[ エリア内文字(縦)ツール ]は、任意のエリア内に縦方向で文字を入力することができます。
[ エリア内文字ツール ]の縦入力版です。
操作方法、動作の挙動は[ エリア内文字ツール ]と同様です。

パス上文字(縦)ツール

[ パス上文字(縦)ツール ]は、任意のパスオブジェクトに沿って文字を縦方向に入力することができます。
[ パス上文字ツール ]の縦入力版です。
操作方法、挙動は[ パス上文字ツール ]と同様です。

文字タッチツール

[ 文字タッチツール ]は入力した文字を直感的に操作するツールです。文字パネルから数値を編集しなくても、マウス操作だけで文字を個別に編集できます。

文字タッチツールを使って文字を編集する

編集したい文字を文字タッチツールでクリックします。
サンプルでは「チ」を編集してみたいと思います。

クリックすると「チ」が編集モードになります。

編集対象の文字周辺にある丸いアイコンを操作して文字を編集します。

フォントサイズを変更するには右上の〇アイコンを操作します。
垂直比率を変更するには左上の〇アイコンを操作します。
水平比率を変更するには右下の〇アイコンを操作します。
文字回転を変更するには真ん中上の〇アイコンを操作します。
文字位置を変更するには左下の〇アイコンを移動させたい場所へドラッグします。
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おわりに

基本的な「文字ツール」を使う頻度が高いですが、その他の文字ツールの使い方を知っておくと表現の幅がさらに広がります。
文字入力は奥が深いですが、面白いですよ^^

おつかれさまでした。

次の講座では文字に線の設定や効果を付与してみます。通常の線の設定ではキレイに出来ないので少しコツが要ります。

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