ポートフォリオの作り方をゼロから徹底解説

【Illustrator】イラレの特徴とDTPの基礎知識について解説

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

Illustrator (イラストレーター) の具体的な使い方の前に、ざっくりとIllustratorの特徴やDTPの基本知識の概要を解説します。まずはIllustrator、DTPの基礎知識を頭の片隅に入れておくと、よりIllustratorの上達に繋がりますよ!

Illustrator(イラストレーター)ってどんなソフト?

Adobe Illustrator(アドビ イラストレーター) とは、印刷、Web、モバイル、映像などの幅広い用途で活用できる、業界標準の強力なグラフィックソフトウェアです。

llustrator には、高度な描画ツール、豊かで自然な表現を可能にするブラシツール、作業時間を短縮する様々な機能が備わっています。

DTPデザイナー、WEBデザイナー、 絵描き、CGデザイナー、プロダクトデザイナー…
様々な職種で使われています。

Illustratorを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
まだIllustratorが未導入の方はAdobe公式サイトから入手しておきましょう。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

Illustratorを網羅的に学習

基礎知識はいいのでイラレの基本操作一式を学びたい方向けの記事です。
Illustratorでよく使う15の機能をピックアップして解説しています。
イラレ初心者の方は左リンクの記事を元にざっくり網羅的に操作方法を学ぶと効率的です。

【Illustrator】イラレでよく使う機能15選 for 初心者

DTPソフトウェアの分類と特徴

DTPとは(Desktop publishing、デスクトップパブリッシング)の略称です。

日本語で卓上出版を意味し、書籍、新聞などの編集に際して行う割り付けなどの作業をパーソナルコンピュータ上で行い、プリンターで出力を行うことです。

DTPソフトウェアは大きく下記のように分類されます。

分類 ソフトウェア例 特徴・用途

ドロー系
(オブジェクト系)

Illustrator 拡大・縮小、変形が自由(サイズ、形状を作成した後でも自由に変更が可能)
線画、ロゴ、文字など、はっきりとしたグラフィックを作成するのに適している

ペイント系
(ビットマップ系)

Photoshop
CLIPSTUDIO PAINT
Sai

写真やイラスト等の連続諧調の画像に適している
拡大、変形により画像が劣化するため、あらかじめ使用目的やサイズに合わせた解像度で作成する必要がある

レイアウトソフト
(ページジオメトリ)

InDesign
Quark Xpress

写真やイラスト、テキストをレイアウトするためのソフトウェア。
複数ページを作成し、組版処理に特化している。
マスターページ、スタイルシートといった独自の機能がある。

当講座ではドロー系に該当するIllustratorについて詳しく解説を行います。

ベクターデータ、ビットマップ画像

Illustrator(イラストレーター)に代表されるドロー系ソフトウェアは、図形や文字を数学的に記述しているベクター(ベクトル)データです。個々の図形は輪郭線の位置形状、色などを数式で管理している為、拡大や変形を行っても画像が劣化しません。

それに対してPhotoshop(フォトショップ)に代表されるペイント系ソフトウェアは、ピクセルという色の情報を持った点の集合で画像が構成されている為、拡大すると画像が劣化します。

引きの絵だと変わりはありませんが、拡大すると一目瞭然ですね。

イラストレーターとフォトショップは似ているようで、実は使用用途が全く違うソフトウェアです。
制作物によって両ソフトを使い分けましょう。

カラーモードについて

RGBカラー

RGBとは、光の三原色のことです。
R(赤)、G(緑)、B(青)の、光の3原色を組み合わせてさまざまな色を表現します。
液晶ディスプレイやスキャナーなどで使用されています。

この3色は混ぜるほど明るい色になり、白に近づいていきます。そのため、「加法混合」「加法混色」とも呼ばれます。

CMYKカラー

CMYKとは、色料の三原色のことです。
C(シアン)M(マゼンタ)Y(黄)K(黒)のそれぞれの頭文字をとっています。データを紙に印刷した場合などに、この三原色が利用されています。
この3色は混ぜるほど暗い色になり、黒に近づいていきます。そのため、「減法混合」「減法混色」とも呼ばれます。しかし、正確には濁った灰色で、純粋な黒色にはなりません。
印刷の時は、このCMYにKを加えた4色(プロセスカラー)を使ってフルカラーを表現しています。

色の再現域について

RGBで作成したデータCMYKに変換すると、色が変わってしまう場合があります。
特に鮮やかな色味は顕著にその影響が見られます。

左図はCIExy色度図です。
この図の中で、印刷で表現できる色とモニタで表現できる色の範囲を比べてみると、印刷で表現できる色の範囲はモニタで表現できる範囲に比べて色の再現域が狭い事がわかります。
色再現域の違いがRGBからCMYKへ変換した際に生じる色の変化ですね。
カラーモードについて詳しく知る
Illustratorで作業を進める前に、最終仕上がりのモノがどういった目的に使われるかを想定し、カラーモードを設定して作業を行う必要があります。
カラーモードについて下記記事で詳しく解説しています。

DTPの単位系について

文字の大きさを指定する場合はポイントや級を、用紙のサイズや図形の大きさを指定する場合は、mmやcmを使用します。
webで扱う画像ではpxで指定するように、様々な単位系が存在します。
それぞれにの用途に合った単位を使い分けて作業します。

より深くDTPについて知識を深めよう

DTPについてより深く知識を深めたい方はDTP印刷デザインの基本(玄光社MOOK)がオススメです。
初心者の方にも分かりやすくDTPについて解説されております。
ちょっと調べ事をしたいときに、手元にDTPの専門書が一冊あるだけで役立ちますよ。

キーボードショートカット

作業効率を高める為に必須のキーボードショートカットです。

使い始めの頃はツール一覧を覚えるだけで一苦労だと思います。
慣れてくるとパレットからツール選んで…という操作が面倒くさくなってきます。

そこで下記のショートカットが活躍します。

使用頻度の高そうなショートカットを掲載しております。(クリックで拡大します)
印刷して机の周りに貼っておくと便利ですよ。

操作は全てツールやメニューの切り替えで行うことができます。
全てのショートカットを覚える必要はありませんが、頻繁に使うショートカットを覚えるだけでも作業の効率化に繋がります。

なお下記にイラレのショートカットを全て網羅した記事を掲載しています。

【Illustrator】イラレのショートカット一覧【Win&Mac両対応】

ワンランク上のテンプレート素材

Illustratorの学習をする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
普段からデザイン業務をされている方にとって自分以外のプロのクリエイターが作成したデータを見る事は日常茶飯事ですが、そうでない方は見る機会がありません。

AdobeStockのテンプレート素材はプロによる高品質な作品ばかり!
全て商用利用可能なので、テキストを変えるだけでそのまま使えます。

制作の手間を格段に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


デザイン制作の勉強としての導入にオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチな仕上がりになりがちですが、良質なサンプルを参考に作ると吸収できる情報の質が段違いです。
相手に舐められない名刺テンプレート50選


ロゴ作成とIllustratorの相性は抜群!
ロゴのアイディアやデータの作り方を学習・研究するための良質な教材だらけです。
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プロのテンプレートでレイアウトや余白、文字サイズを簡単に研究可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
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ゲームUIの制作は素材制作にはツールの深い知識が必要です。
テンプレートはまさに制作ノウハウの宝庫!
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単なる白黒のテキストを高品質なロゴのようなグラフィックにできるエフェクトです。
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良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

一緒にしがちなIllustratorとPhotoshop、実は全く違ったグラフィックソフトウェアです。
また制作初期段階で設定する必要のあるカラーモードの概念を理解し、作成する制作物にカラーモードを使い分けるようにしましょう。
イラレを未導入の方は最安値でIllustratorを購入する方法をコチラで紹介しております。

おつかれさまでした。

次回から実際にIllustratorを立ち上げて操作を始めてみましょう。

【Illustrator】イラレの新規作成と保存、ファイルの種類を徹底解説
InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
InDesign用の商用利用可能なポートフォリオテンプレート77選はコチラ
ゼロから始めるIllustrator目次

イラレ基本操作

【導入編】ゼロから始めるIllustrator
Adobe Creative Cloudの料金プランやオススメプランを徹底解説
イラレでよく使う機能15選 for 初心者
イラレ全ショートカット一覧
Illustratorとは・DTPの基礎知識
操作画面、新規作成と保存、各種ファイル形式
オブジェクトの作成と選択、構造
イラレの塗りと線について
イラレのカラーモードについて
RGBからCMYKへ変換する方法
整列と分布について徹底解説
オブジェクト重ね順について徹底解説
数値入力によるオブジェクトの作成と操作
レイヤーの概念と操作を分かりやすく徹底解説
オブジェクトの色々なコピペ方法
ペンツールの基本操作とパスの編集
文字ツールの基本的な使い方
文字を装飾する・アピアランスの設定
文字で画像をマスクする
グラデーションツールを極める
メッシュツール・グラデーションメッシュの使い方
ブラシツール・塗りブラシツールの使い方と違い
消しゴムツール・はさみツール・ナイフの使い方
パスファインダーの機能全てを徹底解説
ブレンドツールを使ったオブジェクト作成
回転ツールと回転コピーの使い方
リフレクトツールの使い方
クリッピングマスクの使い方を徹底解説
トンボ(トリムマーク)の設定と塗り足し
ライブトレースを徹底解説
ライブペイントを徹底解説
編集しやすい角丸長方形の作り方
アートボードツールの使い方
パペットワープツールの使い方
リシェイプツールの使い方
線幅ツールを使いこなそう
ワープツールをはじめとした線幅ツールの派生ツール
スライスツールを使った超効率的な画像の書き出し
拡大・縮小ツールの使い方とテクニック
シアーツールの使い方と応用例
自由変形ツールの使い方

イラレ応用操作

数値入力によるオブジェクトの作成と操作
ペンツールを使ったトレースのテクニック①
ペンツールを使ったトレースのテクニック②
アピアランスを使って線を設定・線をデザインする
歯車や花、本など色々な図形を作る方法
イラレで略地図を作る
名刺サイズのレイアウト用紙の作成とガイドの作成
ポートフォリオ用のテンプレート
入稿前にチェックすべき10項目を徹底解説
【鬼滅の刃】炭治郎の耳飾りをイラレで作る方法
ラノベ風ロゴの作り方
アイソメトリック文字の作り方
ニーアオートマタのUI風ポートフォリオ用テーマ
ニーアオートマタのUI風エミールの名刺
大阪の謎「連絡まつ村」のシールを作ってみよう
レース柄やレースリボンブラシの作り方を徹底解説
ラフな手描き風の線にする方法

イラレその他機能

アナログ画材風の無料ブラシ36選
ブラシ素材の登録方法
「最近使用したもの」を非表示にする方法
遠近グリッドを消す方法と基本的な使い方

商用可能なイラレ用素材

商用利用が可能で高品質なテキストエフェクト50選
商用利用が可能で高品質なテキストエフェクト50選 Part.2
商用利用できる高品質な背景パターン50選
商用利用可能な高品質スウォッチ素材50選

ゼロイラの目次一覧
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ゼロから始めるシリーズ

現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!