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【Illustrator】イラレで名刺サイズのレイアウト用紙をゼロから作る方法【無料テンプレ有】

この記事を読むのに必要な時間は約 19 分です。

こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」の講座を始めます。

当記事は「名刺サイズのレイアウト用紙の作成とガイドの作成・活用」について解説します。
印刷物だと名刺、フライヤー、ポストカード等、WEB用の画像、様々な出力物が存在しています。
それらを出力するには適したレイアウト用紙を作成する必要があります。

今回は「名刺」のテンプレートを例に解説していきます。
併せて「ガイド」の有効的な活用方法についても解説しております。
初めての方でも迷わず様々なサイズのテンプレが作れる内容なので是非ご覧ください。

では早速始めていきましょう!

当講座で使う主な機能
長方形ツール、トリムマークを作成、変形パネル、ガイド、パスのオフセット

4C印刷を前提としたレイアウト用紙

Illustratorの基本はイラストを描くことですが、イラストや地図などの素材を作成する以外に、商用印刷物のデータ作成に使われます。

印刷物は大きく分けて「ペラ物」と「ページ物」があります。
今回は「ペラ物」に相当します。

ここでは4C印刷を前提とした印刷物を作成する上で必要な基本項目の作成方法をマスターしていきます。

名刺サイズの新規ドキュメントを作成

名刺、ビジネスシーンでよく使いますよね。
一般的な名刺サイズ(91mm x 55mm)のテンプレートを作成したいと思います。

安い印刷業者なら名刺100枚を送料入れても1000円未満で作れます。
オリジナル名刺を自分でデザインして印刷に出してみるのも面白いかもしれませんよ。

仕上りサイズより大きい用紙を作成する

印刷物のデータを作成する場合には、下図のように印刷に必要な要素を加える必要があります。
そのため、仕上がりサイズより一回り大きい用紙を準備します。

今回はA4サイズ横(幅297mm 高さ210mm)の用紙に名刺横置き(横91mm 高さ55mm)のテンプレートを作成していきます。

今回はA4サイズ(297mm x 210mm)の用紙にトンボを作成していきます。

[ ファイル ][ 新規作成 ][ 印刷 ][ A4 ]方向を横置き、裁ち落としは0mmに変更する。
ファイル名を入力し、用紙の設定が完了したら [ 作成 ] をクリック。

カラーモードはCMYKで

今回は印刷を前提としたドキュメントを作成するので、カラーモードはCMYKにしておきます。
上記手順の新規作成方法のように、印刷の項目から選択するとカラーモードが自動的にCMYKになります。

もしRGBモードで作成した画像を配置して印刷をすると、色がくすんだようになりますので要注意です。
特に鮮やかな緑色などが顕著に現れます。

トンボを作成する

トンボは印刷後の断裁や、印刷時の見当合わせ使用する大切な要素です。

STEP.1
名刺サイズの矩形を作成
[ 長方形ツール(M) ] → [ 画面クリック ] → [ 長方形ダイアログ画面 ] → [幅:91mm 高さ:55mm] → [ OKをクリック ]

※ なおポストカードの場合は仕上がりサイズが(100mm x 148mm)になるよう設定します。

STEP.2
矩形を中央に配置
作成した名刺サイズの矩形を画面中央に配置します。
下記画像のように中央からズレた位置に作成された矩形の位置をキッチリと中央に移動させます。

今回はA4縦(210mm x 297mm)の用紙の真ん中に配置したいと思います。
STEP.3
変形パネルを使って中央に配置する
[ 選択ツール(V)で矩形を選択】 → [ 変形パネル内参照 ] → [ X:297/2 Y:210/2と入力 ] → [ Enterキーを押して変形を適用 ]

[ 297 / 2 ] と入力後にTabキーを押すと自動的に148.5が計算されてYの入力欄に移動します。

イラレの四則演算機能について
イラストレーターのダイアログボックス内で四則演算ができます。
足し算は[ + ]、引き算は[ – ]、掛け算は[ * ]、割り算は[ / ]を用います。変形パネルを用いてキャンバスの中心に配置したい場合など、[ 用紙サイズ / 2 ] でキッチリ中心に配置できます。
キッチリA4サイズ横の用紙の中心に配置されました。
FINISH
矩形をトリムマークにする
[ 矩形を選択ツール(V)で選択 】 → [ オブジェクト ] → [ トリムマークを作成 ]
上記を適用してトリムマークを作成します。

トリムマークにするオブジェクトは必ず「線と塗りの設定は無し」にしておきます。
詳しくはコチラで解説しておりますので参考にしてください。
効果メニューでもトリムマークが作れる
なお、[ 矩形を選択ツール(V)で選択 ] → [ 効果 ] → [ トリムマーク ]
でもトリムマークの設定が可能です。

※ただし効果からトリムマークを設定した場合、外部に印刷依頼する場合等はトリムマーク用のオブジェクトを [ 分割・拡張 ] を行う必要があります。
分割・拡張したデータは別名保存しておくことをおススメします。自身のみのデータ利用の場合は問題ありません。

ガイドの作成

仕上りサイズのオブジェクトは目安の線(印刷されない線)としてガイドに変更しておきます。
仕上がり線の他に、マージンや裁ち落とし、レイアウトの基準となる中心線など、ガイドを作成して作業を進めやすい環境を整えます。

ガイドはレイヤー管理がおすすめ

なお、トンボはトンボ用のレイヤーを作成してトンボのオブジェクトのみを入れます。
ガイドもガイド専用のレイヤーを作成してまとめておきます。

画面を右クリックすると [ ガイドを隠す ][ ガイドをロック ] というメニューが表示されます。
レイヤーでガイドを管理する事で右クリックのガイドメニューは不要です。

色んなレイヤーにガイドを作成し、右クリックメニューからガイドを表示・非表示させるよりも、一つのレイヤーにガイドをまとめる方が楽で分かりやすい管理方法になるかと思います。

[ ガイドをロックしていない ] かつ [ ガイドを表示している ] 状態をデフォルト設定にしておき、レイヤーのロックと表示・非表示で管理する方が効率的です。

好みの問題なので使いやすい方を使っていただいて構いません。

実際にガイドを作成してみる

STEP.1
名刺サイズの矩形を作成
名刺サイズ(91mm x 55mm)の矩形を [ 長方形ツール(M) ] で作成します。

[ 長方形ツール(M) ] を選択した状態で画面をクリックすると長方形のダイアログ画面が表示されます。

[ 幅91mm ][ 高さ55mm ] を入力し [ OK ] をクリックします。
STEP.2
矩形を中央に配置
作成した矩形を変形パネルを使って中央に配置します。
トリムマークの時と同様の手順です。

※今回は見た目的に分かりやすいようマゼンタ100の塗りを設定しています。
STEP.3
塗り足し用の矩形を作成
塗り足し用のガイド用の矩形を作る。
名刺サイズ(91mm x 55mm)の矩形を選択ツール(V)で選択。

[ オブジェクト ] → [ パス ] → [ パスのオフセット ] から「パスのオフセット」のダイアログ画面を表示させる。
オフセット:3mm
角の形状:マイター(デフォルト値)
角の比率:4(デフォルト値)
プレビューにチェックを入れ、塗り足しサイズと同様の矩形が確認出来たら [ OK ] をクリック。
同色のオブジェクトがコピーされます。

※今回は分かりやすいようコピーされたオブジェクトの色をシアン100の塗りにしています。
STEP.4
マージン用の矩形を作成
同様の手順でマージン(余白)用の矩形をパスのオフセットから作成します。
オフセットの値は-5mm等、「-」を入れると元の図形より小さくなります。

※見た目的に分かりやすいよう、イエロー100の塗りにしています。
STEP.5
十字線ガイドを追加
ついでに縦横の中心が分かるようにガイド用の十字線も作成しておきます。
ペンツール等で垂直線、水平線を作成して中央に配置します。

※見た目的に分かりやすいようオブジェクト別に色を変えています。
STEP.6
作成したガイド用のオブジェクトをガイドにする
ガイドレイヤー内のオブジェクトを全て [ 選択ツール(V) ] で選択。
[ 右クリックメニュー ] → [ ガイドを作成 ]
FINISH
ガイドの完成!
選択した全てのオブジェクトがガイドになったのが確認できます。
ガイドが完成したらガイドレイヤーはロックしておきましょう。

ガイドの色、線種を変更する

デフォルトのガイドの色はシアン、線種は実線になっていますが、お好みで変更する事ができます。

[ Ctrl + K ] → [ 環境設定 ] → [ ガイド・グリッド ] ガイドの [ カラー ][ スタイル ] を変更するとガイド線の色、線種を点線に変更できます。
こちらはカラーをサーモンピンク、線種を点線にしたものです。
お好みで調整してみてください。

種テンプレート

名刺用(91mm x 55mm)のテンプレート

マージンサイズは5mmで作成しています。
お好みのサイズに変更してご活用ください。


名刺_横置き
template_meishi_yoko

名刺_縦置き
template_meishi_tate

ポストカード用のテンプレート

マージンサイズは5mmで作成しています。
お好みのサイズに変更してご活用ください。


ポストカード_横置き
template_postcard_yoko

ポストカード_縦置き
template_postcard_tate

A4フライヤー用のテンプレート

マージンサイズは10mmで作成しています。
お好みのサイズに変更してご活用ください。


A4フライヤー_横置き
template_a4_yoko

A4フライヤー_縦置き
template_a4_tate

ポートフォリオ用テンプレート

下記記事でポートフォリオ用のテンプレートも配布しております。就活用のポートフォリオ制作に役立てていただければと存じます。

【Illustrator】イラレのポートフォリオ用テンプレートとレイアウトサンプル

おわりに

手順を知っておくとレイアウト用紙のサイズが変わっても簡単に作成できます。
あらかじめ出来上がったテンプレートを利用するのもアリですが、一度ゼロから自分で作成しておくとより理解が深まります。

Illustratorを最安で導入するには

Illustrator(イラストレーター)を持っていない方向けに最安価格での導入について解説します。
各種通販サイト等で取り扱われていますが、結局Adobe公式サイトが最安値かつ安全です。

オススメはコンプリートプラン

単品よりも圧倒的にお得で便利なCreative Cloudコンプリートプランがオススメです。
アプリ単体を2つ3つ使うと費用がコンプリートプランと同等かそれ以上になります。

制作はPhotoshop、Illustrator、Lightroom、InDesign、Acrobat、etc…複数のアプリを使い分けながら作る事が多いです。
Illustratorで作業をしている際に「Photoshopなら効率的に作れるのに…」、「完成したデザインをPDFで複数ページに冊子形式にしたいなぁ…」という事は頻繁にあります。
なのでデザイナーにとって最低限Photoshop、Illustrator、Acrobatは必要です。

それならいっそ初めからコンプリートプラン を選択する方が断然便利でお得ですよ。

学生・教職員なら

学生や教職員の方にオススメなのが
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アプリ1本分の価格で全てが使えます。

Illustrator単品なら

Illustrator単体ならがあります。
ソフト1本当たりの価格はコンプリートプラン と比べて割高ですが、Illustratorだけ使われたい場合はオススメです。

ゼロイラもくじ

ゼロから始めるIllustratorのもくじです。

ゼロから始めるIllustrator目次
【導入編】ゼロから始めるIllustrator
最安値でイラレを購入する方法と導入方法
イラレでよく使う機能15選 for 初心者
イラレ全ショートカット一覧
Illustratorとは・DTPの基礎知識
操作画面、新規作成と保存、各種ファイル形式
オブジェクトの作成と選択、構造
イラレの塗りと線について
イラレのカラーモードについて
RGBからCMYKへ変換する方法
整列と分布について徹底解説
オブジェクト重ね順について徹底解説
数値入力によるオブジェクトの作成と操作
レイヤーの概念と操作を分かりやすく徹底解説
オブジェクトの色々なコピペ方法
ペンツールの基本操作とパスの編集
ペンツールを使ったトレースのテクニック①
ペンツールを使ったトレースのテクニック②
グラデーションツールを極める
メッシュツール・グラデーションメッシュの使い方
ブラシツール・塗りブラシツールの使い方と違い
消しゴムツール・はさみツール・ナイフの使い方
パスファインダーの機能全てを徹底解説
ブレンドツールを使ったオブジェクト作成
回転ツールと回転コピーの使い方
リフレクトツールの使い方
歯車や花、本など色々な図形を作る方法
文字ツールの基本的な使い方
文字を装飾する・アピアランスの設定
文字で画像をマスクする
アピアランスを使って線を設定・線をデザインする
クリッピングマスクの使い方を徹底解説
ライブトレースを徹底解説
ライブペイントを徹底解説
イラレで略地図を作る
編集しやすい角丸長方形の作り方
トンボ(トリムマーク)の設定と塗り足し
名刺サイズのレイアウト用紙の作成とガイドの作成・活用
ポートフォリオ用のテンプレート
ゼロイラの目次一覧
SCROLL
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ

IllutratorとPhotoshopの使い方をゼロから解説する「ゼロから始めるIllustrator」と「ゼロから始めるPhotoshop」の目次リンクです。
本業が教えるイラレとフォトショ講座の目次は下記からどうぞ。