【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

【Illustrator】デボス加工カットアウト風テキストエフェクトの作り方

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Illustrator(イラストレーター)を使って文字部分が凹んだデボス加工風のカットアウト表現を作る方法をイラレ初心者の方に分かりやすく解説します。
一度作れば様々な文字に適用できるAI形式のテキストエフェクトが自作可能!

フラットな表現が得意なイラレを使ってリアルなカットアウトの作り方が再現できますよ。

どんな表現ができるの?

上記のようにIllustratorを使ってデボス加工がされたようなカットアウト表現が作れます。
必要なものはイラレのみ!
イラストレータ初心者の方にも再現できるよう、詳しい作り方を徹底解説します!

カットアウトの作り方

STEP.1
文字を入力
Illustratorは導入されていますか?
まだの方は事前にAdobe公式サイトから入手しておきましょう。

[ 文字ツール(T) ] を使って好きな文字を入力します。
太めのフォントが適していますよ。
塗り:好きな色
線:無し

ついでに [ 長方形ツール(M) ] で背景を作成しておきましょう。
STEP.2
アピアランスを開く
[ 選択ツール(V) ] で文字オブジェクトを選択後、[ アピアランス ] を開きます。
※非表示の場合は [ ウィンドウ ] → [ アピアランス ] または [ Shift + F6 ] で表示。

既存の塗りを左図のように文字より上へドラッグ&ドロップ。

塗りの色:#8abaff
不透明度:30%
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ 光彩(内側) ] を適用。
描画モード:通常
色:#8392ff
不透明度:60%
ぼかし3px
さらにアピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用。

半径:10px
すると左図の状態になります。
ぼやっとした文字になりましたね。
STEP.3
ベースを作成
アピアランスパネル右上の小さなボタンをクリックし、[ 新規塗りを追加 ] を適用します。
新規追加した塗りの配置を左図のように変更しましょう。

塗りの色:#1d77d8
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ 光彩(内側) ] を適用。

描画モード:通常
色:#8392ff
不透明度:60%
ぼかし:3px
すると左図の状態になります。
少し形が見えてきましたね。
STEP.4
濃い落ち影を追加
アピアランスパネル右上の小さなボタンをクリックし、[ 新規塗りを追加 ] を適用、配置を左図のように変更します。

塗りの色:#1f62b2
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ パスの変形 ] → [ 変形 ] を適用。

垂直方向:-2px
左図のように濃い落ち影が追加できました。
少し立体感が出てきましたね。
STEP.5
ハイライトを追加
アピアランスパネル右上の小さなボタンをクリックし、[ 新規塗りを追加 ] を適用、配置を左図のように変更します。

塗りの色:#ffffff
不透明度:80%
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ パスの変形 ] → [ 変形 ] を適用。

垂直方向:-1.5px
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用。

半径:3px
左図のようにデボス加工周辺のハイライトが追加できました。
より立体感が出てきましたね。
FINISH
仕上げの影を追加
アピアランスパネル右上の小さなボタンをクリックし、[ 新規塗りを追加 ] を適用、配置を左図のように変更します。

塗りの色:#a7a9ad
不透明度:80%
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ パスの変形 ] → [ 変形 ] を適用。

垂直方向:-3px
アピアランスパネル下部の [ 新規効果を追加 ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用。

半径:6px
以上でデボス加工風のカットアウト表現が完成しました。

Illustratorのアピアランスを複数重ね合わせる事で立体感のある表現が可能!
イラレはAdobe公式サイトから入手できますよ。
グラフィックスタイルに登録してみよう
上記のカットアウトエフェクトをグラフィックスタイルに登録しておくと、文字やアイコン等、様々なオブジェクトにワンクリックでエフェクトを適用できますよ。

更に高品質なカットアウト表現

先に紹介したカットアウトを更に発展させたエフェクトモックアップです。
全て商用利用可能!
高品質なAIファイルなのでIllustratorがあれば誰でも短時間でサンプルのような仕上がりにできますよ。

#01 Peeled Text Style Effect

紙をカットし、ペロリンとめくれた状態があっという間に作れるエフェクトAIです。ゼロから作るとなると時間とイラレのスキルが必要ですが、テンプレートを使えば誰でも一瞬で終わりますよ。

ダウンロードする

#02 sliced text effect 100% editable vector image

文字やオブジェクトをナイフでスパッと切ったような表現ができるエフェクトです。好きな文字を入力してスタイルを適用するだけ!

ダウンロードする

#03 Papercut illustrator text-graphic style.

まるで紙を切り取って貼り合わせたような表現ができるエフェクトAIです。イラレ初心者の方にも短時間で再現可能!

ダウンロードする

#04 Paper Cut Wave Shapes Curve.

トーンの違う複数の紙を貼り合わせたような背景素材です。AI形式なので形状や色を簡単に変えられますよ。

ダウンロードする

#05 Cutout text effect, editable font style cut paper emboss

カッターで紙を切り、対象オブジェクトの形でめくれたような状態が再現できるエフェクトモックアップです。非常にリアルで高品質な仕上がりです。

ダウンロードする

ワンランク上のテンプレート素材

Illustratorのスキルアップをする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減するだけでなく、スキルアップの教材としても活用できますよ!


AI形式で作られた高品質なフライヤーのテンプレート50選です。画像と文字を差し替えるだけ、超短時間でハイクオリティなフライヤーが作成可能!
様々なフライヤーのテンプレート50選


デザイン制作を学ぶ導入編としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い!
相手に舐められない名刺テンプレート50選


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートでレイアウトや余白、文字サイズを簡単に研究可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選


ロゴ作成とIllustratorの相性は抜群!
ロゴ制作の効率化だけでなく、アイディアやデータの作り方を学習・研究するための良質な教材だらけですよ。
ハイクオリティなロゴテンプレート50選


単なる白黒のテキストを高品質なロゴのようなグラフィックにできるエフェクトです。
ロゴ・見出しなどキャッチなオリジナルタイトルを一瞬で作成できる優秀な素材ばかり!
商用利用が可能で高品質なテキストエフェクト50選


継ぎ目が無い高品質な背景素材50選です。
全て商用利用OK!作品の密度を一気に高める事ができる汎用性の高い素材ばかりです。
商用利用できる高品質なシームレス背景パターン58選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、Illustrator(イラストレーター)を使って文字部分が凹んだデボス加工風のカットアウト表現を作る方法についてでした。
当テクニックはロゴ的な表現などに活用できます。

一度アピアランスの設定を作り、グラフィックスタイルに登録すればワンクリックで様々なオブジェクトに適用する事ができます。
非常に汎用性の高いイラレの操作方法なので覚えておくと便利ですよ。

ではまた!

様々なテキストエフェクトの作り方

Illustratorのアピアランスを使いこなして様々な質感のテキストエフェクトを作る方法を解説しています。
気になるサムネイル画像をクリックすればジャンプします。

 

※作成したテキストエフェクトをグラフィックスタイルへ登録する方法はコチラ

InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート40選はコチラ
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