この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。
こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」講座を始めます。
当Illustrator 講座では「変形を使った精密なドット柄の作り方」について詳しく解説します。
意外に使っている方が少ない「変形」、実は非常に便利な機能を持っています。
デザイン業務で縦何mm、横何mmといった細かな図案を作る事があります。当記事はそんな時に役立つでしょう。
さらに踏み込んだオブジェクトの操作についてマスターして正確なアートワーク作成をしてみましょう!
この記事の目次
作成したオブジェクトのサイズや位置を正確に操作する際、数値入力によるコントロールが必要になります。

[ 対象オブジェクトを選択 ] → [ オブジェクト ] メニュー → [ 変形 ] → [ 移動 ]
選択ツールを使用時なら [ 対象オブジェクトを選択 ] → [ エンターキー ] で移動のダイアログが表示されます。

楕円ツールと移動を上手く使ってキッチリと位置が揃った水玉模様を作ってみます。
簡単なオブジェクトや柄の作成から徐々にIllustratorの操作に慣れていきましょう。
水玉模様の作り方

楕円ツールのショートカットは [ L ] です。
[ 長方形ツ―ルを長押し ] → [ 楕円ツール(L) ] でも表示できます。
画面をクリックし、数値入力で直径10mm正円を作ります。

[ 水平動距離30mm ] 、 [ 垂直移動距離0mm ] と入力(他は未入力で大丈夫です)。
プレビューにチェックを入れて問題が無ければ [ コピー ] をクリックします。

直前に行った変形を行う便利ショートカットです。
水平方向にある程度正円が複製できたらOKです。

その後、Enterを押して [ 移動 ] のダイアログを表示させます。
[ 水平移動距離15㎜ ] 、 [ 垂直移動距離15mm ] と入力。
プレビューで移動に問題が無ければ [ コピー ] をクリック。

[ 水平移動距離0mm ] 、 [ 垂直移動距離30mm ] を入力。
プレビューにチェックを入れて問題無ければ [ コピー ] をクリック。

正円を選択ツール [ V ] で全て選択し、[ Ctrl + G ] でグループ化します。
一旦これで水玉模様のベースが完成しました。

操作を覚えている内に何パターンか練習で作ってみましょう。
手を動かして実際に操作するのが上達への近道です。
ぜひ色々なパターンを試してみてください。
fantiaでサンプルAIを無料公開しています。
よかったら素材として活用してください。
公式サイトからダウンロードしておきましょう。
Photoshopも使うのであればコンプリートプランが断然オススメ!
以上、数値入力によるオブジェクトの作成・操作についての解説でした。
イラレを使った業務だとミリ単位で正確なデザインが求められることが多々ありますので、数値入力によるオブジェクトの作成・操作は必須の知識となります。
ざっくりした制作ではなく、こういった緻密な制作方法を知っておくのもアリですよ。
おつかれさまでした。
次回は作成したオブジェクトの色の設定について解説します。

Illustrator(イラストレーター)を持っていない方向けに最安価格での導入について解説します。
オススメはコンプリートプラン
単品よりも圧倒的にお得で便利なCreative Cloudコンプリートプランがオススメです。
アプリ単体を2つ3つ使うと費用がコンプリートプランと同等かそれ以上になります。
制作はPhotoshop、Illustrator、Lightroom、InDesign、Acrobat、etc…複数のアプリを使い分けながら作る事が多いです。
Illustratorで作業をしている際に「Photoshopなら効率的に作れるのに…」、「完成したデザインをPDFで複数ページに冊子形式にしたいなぁ…」という事は頻繁にあります。
なのでデザイナーにとって最低限Photoshop、Illustrator、Acrobatは必要です。
それならいっそ初めからコンプリートプラン
を選択する方が断然便利でお得ですよ。
学生・教職員なら
学生や教職員の方にオススメなのが
65%OFFはデカイです!
アプリ1本分の価格で全てのAdobe製品が使い放題!
Illustrator単品なら
Illustrator単体ならがあります。
ソフト1本当たりの価格はコンプリートプラン
と比べて割高ですが、Illustratorだけ使われたい場合はオススメです。
ゼロから始めるIllustratorのもくじです。








































