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【Illustrator】イラレのライブペイントを徹底解説 ライブトレースと組み合わせて簡単イラスト作成!

この記事を読むのに必要な時間は約 18 分です。

Illustrator(イラストレーター)のライブペイントツールを使った塗りの方法について徹底解説します。直感的な塗り方ができるので、イラレが苦手な方にも簡単にキャラクターの色塗りができます。
初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!

基本図形でライブペイント

イラレの基本的な図形を使ってライブペイントを行ってみます。ライブペイント本番前の概要的な使い方の解説です。
概要はいいのでさっさとキャラ作成の応用が見たいという方はコチラからどうぞ。

オブジェクト単体の場合


STEP.1
オブジェクトを作成する
[ 長方形ツール(V) ] で矩形を作成します。楕円やその他図形でも構いません。

STEP.2
ライブペイントツールを選択
[ ライブペイントツール(K) ]を選択します。[ 塗り ]の色を好きな色に変更しておきます。

FINISH
完成
最後に矩形をクリックします。すると塗りの色が変更されます。
ただ、オブジェクト単体ならわざわざ[ ライブペイントツール ]を使わず、塗りの設定を変更する方が手っ取り早いです。

複数オブジェクトの場合


STEP.1
複数のオブジェクトを作成する
矩形や円、星型などの複数オブジェクトを重ねた状態にして作成します。

STEP.2
全てのオブジェクトを選択する
[ 選択ツール(V) ]で対象の全オブジェクトを選択します。

STEP.3
ライブペイントツールで塗る
[ ライブペイントツール(K) ]で好きな塗りの色に設定し、クリックします。オブジェクト同士が重なっている境界で色が塗りつぶせます。

FINISH
完成
左図のようにオブジェクトが重なっている境界部分で塗り分けをすることができます。
個人的にはこういった使い方はたまにあるか無いか、正直ライブペイントのオマケ程度です。

MEMO
拡張を行うと塗りの部分をバラバラにすることができます。なお、一度拡張を行うと拡張前の状態に戻せないので注意してください。

ライブペイントツールで線の色を変えるには?

ライブペイントのデフォルト設定では[ 塗り ]しか変更できません。
下記は線の色を変える方法です。あまり使う事がない機能なので少しとマニアックな設定個所です。


STEP.1
ライブペイントツールをダブルクリック
ツールバーのライブペイントツールをダブルクリックして[ ライブペイントオプション ]を開きます。

STEP.2
ライブペイントオプションを設定
[ ライブペイントオプション ]の[ 線をペイント ]にチェックを入れます。

STEP.3
オブジェクトの線上にカーソルを合わせる
線の色を設定し、対象オブジェクトの線上にカーソルを合わせます。
カーソルの形状がブラシのような形になります。

FINISH
完成
クリックすると線の色が変わります。

ライブトレースした絵にライブペイント

さて、ここからがライブペイントの威力を発揮する使い方です。手描きイラストをライブトレースしたものに対してライブペイントを行います。
ペンツールが苦手な方でも簡単にトレース&着色ができます。

ライブトレースを使ってトレース

 
手描きイラストをライブトレースします。
詳しくは下記記事でライブトレースの方法を解説していますのでご覧ください。【Illustrator】ライブトレースを徹底解説【サンプルあり】

ライブペイントツールで色を塗る


STEP.1
ライブトレースしたオブジェクトを拡張をする
ライブトレースをしたイラストを選択し、画面上部にある[ 拡張 ]を適用します。一度[ 拡張 ]を行うと拡張前の状態には戻せませんので気を付けてください。
もし拡張前のオブジェクトが必要ならコピーするか別名保存しておきましょう。

STEP.2
ライブペイントツールを選択
拡張したオブジェクトを[ 選択ツール(V) ]で選択し、[ ライブペイントツール(K) ]を選択します。

STEP.3
塗りたい場所をクリック
塗りの色を設定し、塗りたい場所をクリックします。赤い線で囲われた部分が塗りつぶされます。

STEP.4
カラーピッカーで色替えをする
色替えは[ 塗り ]をダブルクリックしてカラーピッカーを開いて好きな色を選ぶと楽です。

FINISH
完成
塗りの完成です。オブジェクトを選択して塗りを変更という従来のイラレの色変更と違って直感的に塗れます。まどろっこしいイラレ操作が苦手な方にオススメです!
背景が邪魔な場合は[ ダイレクト選択ツール(A) ]で背景を選択して[ Delete ]で削除すると良いでしょう。

線画に隙間があると上手く塗れない

左図のように線画に隙間がある状態でライブペイントを行うと…
塗りがはみ出してしまいます。
そんな時は[ 隙間オプション ]を使います。

隙間オプションの使い方


STEP.1
拡張する
ライブトレースをしたイラストを[ 拡張 ]します。

STEP.2
オブジェクトメニュー内のライブペイント→作成
[ オブジェクト ] → [ ライブペイント ] → [ 作成 ]を行います。

STEP.3
オブジェクトメニュー内のライブペイント→隙間オプション
[ オブジェクト ] → [ ライブペイント ] → [ 隙間オプション ]を適用します。

STEP.4
塗りの許容サイズを設定
[ 隙間の検出 ]にチェックを入れ、[ 塗りの許容サイズ ]を設定します。
サーモンピンクの線が追加されている部分が埋められる隙間を示しています。
最後に[ OK ]をクリックすれば隙間調整の完了です。
見た目的には変わっていませんが、隙間が埋まった状態になっています。

FINISH
完成
ライブペイントツールで塗ると、見た目の線は途切れていますが塗り分けが出来ています。

リヴァイ兵長のラクガキをライブペイント

線がパキッとしていないリヴァイ兵長のラクガキをライブトレースしたものにライブペイントを施してみました。なおコチラの記事で兵長のような線画をライブトレースする方法について解説しています。
…線が太めのロゴ的なキャラなら良いのですが、こういう絵にライブトレースやライブペイントを使う必要性はあまり無さそうですね。元の手書き線画にクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)等を使って塗る方が早くて味が出ます。

まとめ

以上、ライブペイント機能を使った色の付け方でした。
従来のイラレと違って直感的に色を付けられるのがライブペイントの特徴です。慣れるとサクサクと色を付けられるので時間短縮に繋がります。
手描きイラストをスキャンし、ライブトレースした後にライブペイントをすると手描きの風合いを残したまま手軽にイラレのベクターデータが作れます。ペンツールを使ったトレースが苦手な方はライブトレースとライブペイントを使ってサクッと作ってしまうというのもアリだと思いますよ。

ではまた!

目次一覧
ゼロから始めるシリーズ目次
IllutratorとPhotoshopの使い方をゼロから解説する「ゼロから始めるIllustrator」と「ゼロから始めるPhotoshop」の目次リンクです。
本業が教えるイラレとフォトショ講座の目次は下記から。