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こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」講座を始めます。
当講座ではIllustratorの画面を構成しているパネル類や新規ドキュメント作成の方法と注意点、ドキュメント保存の方法と注意点について解説します。
イラレで新規デザインを行う際にまず最初に行う作業です。
この記事の目次
新規ドキュメントを作成するには、最終的に使うデータが何に使われるかを考慮する必要があります。
例えば印刷用なら入稿するファイル形式をどうするか、WEB媒体ならファイル形式をどうするかなど、目的を明確にしてデータ作成を行います。
今から解説する方法は印刷用のデータを想定したドキュメント作成です。
新規作成の流れ

左端に [ 新規作成 ] のボタンがあるのでクリックします。

今回は印刷用のファイルを作成したいので [ 印刷 ] を選択します。
用紙サイズは [ A4 ] を選んでみましょう。

詳細設定について

旧バージョンの新規作成画面はこの形式でした。
今回は特に触る必要はありませんので、このような画面があるんだな、程度で認識していただければ大丈夫です。
新規ドキュメントを作成すると使用不可能だったツール類が使用できるようになります。
Illustratorには様々な機能を持ったツールやパネル類が搭載されておりますので確認していきましょう。

オブジェクトの作成や選択、編集等に使用するツールが格納されています。
新規書類作成時に指定した書類のサイズが実線で表示されています。
Illustratorのメニューが表示されています。
ツール類の詳細設定等が表示されています。
各種ツールの詳細設定等が表示されています。
複数のファイルを開いている際にファイルを切り替える事ができます。
覚えておいて損はしませんよ。
ツール一覧

色々とツールがあります。
よく使うツールから使わないツールまで様々、当サイトでは一般的なIllustrator操作でよく使うツール、使えるツールを重点的に紹介していきます。
ツールバー下部の [ … ]アイコン をクリックするとツールバーを編集できます。
必要なツールをツールバーにドラッグすると追加できます。
お好みのツール、よく使うツールをご自身で選択して、いい感じの作業画面を作成してみてください。
ツールを全部表示させたい方は下記の方法でツール全表示ができます。

基本、詳細表示、カスタム、お好きなツールバーを使ってみてください。
パネルの表示・非表示
[ ウィンドウ ] メニューから様々なパネルの表示・非表示ができます。自身のお好みで表示非表示レイアウトができます。
ワークスペースの保存
表示させるパレットやツールをカスタマイズをしたワークスペースを保存することができます。
[ ウィンドウ ] → [ ワークスペース ] → [ 新規ワークスペース ] で任意の名前を入力し [ OK ] をクリックします。[ ワークスペースの管理 ] で保存したワークスペースの名前を変更したり削除ができます。
Illustratorで作成したドキュメントの保存方法についてです。
Illustratorで保存できるファイル形式は主に「AI」「PDF」「EPS」「FXG」「SVG」の5種類が存在しています。用途に合った形式を選択して保存するようにしましょう。
AI形式での保存が基本
当サイトではIllustrator(AI)形式での保存を前提としています。
AI形式で保存をすると「filename.ai」のように.aiという拡張子が付きます。



なおバージョンについて下に解説を入れています。
ここまでで一旦保存は完了です。
始められたばかりの方はバージョンを気にする必要は無いかと思います。使用されているイラストレーターのバージョンそのままで保存してください。こういう機能もあるんだね、くらいの認識で大丈夫です。

旧バージョンのIllustratorで読み込む必要がある場合は旧バージョンを選択します。
旧バージョンで作成したファイル(例:CS6)を新バージョン(例:CC)で読み込むのは問題ありません。
逆に新バージョン (例:CC)で作成したファイルを旧バージョン(例:CS6)で読み込むとアートワークが壊れて表示されることがありますので注意が必要です。
現バージョン例(CC):「filename.ai」
旧バージョン例(CS6):「filename_cs6.ai」等。
その他の項目は基本的にデフォルトのままの設定で問題ありません。
Illustratorには様々な形式でファイルの保存ができます。
使用用途に応じて適した形式で保存しましょう。
Adobe PDF形式で保存

例えば、複数ページからなる PDF、レイヤー化された PDF、PDF/X 準拠ファイルなどを作成できます。レイヤー化された PDF を作成すると、様々な場面で使用可能なレイヤー構造の PDF を保存できます。
PDF/X 準拠ファイルを使用すると、カラー、フォント、トラッピングなどに関連した負担を軽減できます。
Illustrator EPS形式で保存
EPS 形式のファイルには、Adobe Illustrator で作成できる数多くのグラフィックオブジェクトが保存され、Illustrator ファイルとして再び開いたり編集したりすることができます。
Illustrator Template(AIT)形式で保存
SVG形式で保存
※SVG 形式には、SVG と SVG 圧縮(SVGZ)の 2 つのバージョンがあります。 複数のファイル形式が存在していますが、Illustratorで作成したデータは作成した環境のバージョンでAI形式(Illustrator形式)で保存したものをマスターデータとし、用途に応じて別名で形式を変えて保存することをオススメします。 新規ドキュメント作成をしたら、作品作りを開始する前にファイル名を付けて保存しましょう。 おつかれさまでした。 次回の講座内容は、今回作成した真っ白なキャンバスに色んなオブジェクトを作成していきます。 Illustrator(イラストレーター)を持っていない方向けに最安価格での導入について解説します。 単品よりも圧倒的にお得で便利なCreative Cloudコンプリートプランがオススメです。 学生や教職員の方にオススメなのが
Illustrator単体ならがあります。 ゼロから始めるIllustratorのもくじです。
SVGZ はファイルサイズを 50 ~ 80 %縮小できますが、SVGZ ファイルはテキストエディターで編集ができません。
そこでlogo.svgのように一つベクトル形式のロゴを用意すると、画質を劣化させずサイト内で様々なサイズで使いまわしができます。そういった用途に使えるのがSVG形式です。
FXG について Adobe Flex で使用するために Illustrator で構造化グラフィックを作成する場合は FXG 形式で保存できます。
FXG は、MXML(Flex フレームワークで使用される XML ベースのプログラミング言語)のサブセットに基づいたグラフィックファイル形式です。
まずはAI形式で保存、他の形式はその後に作成しましょう。
ある程度作成してから保存でいいや、そろそろ保存しようかなー、って時にIllustratorが落ちる事も( ;∀;)
ほんの数秒の操作を面倒くさがった代償が数分、数十分なんて事も…
自動復元機能や他にも復元する方法がありますが、まずは確実かつ簡単に防げる「こまめな保存」がオススメです。【Illustrator】長方形などの基本オブジェクトの作成とオブジェクトの選択を極める
オススメはコンプリートプラン
アプリ単体を2つ3つ使うと費用がコンプリートプランと同等かそれ以上になります。
制作はPhotoshop、Illustrator、Lightroom、InDesign、Acrobat、etc…複数のアプリを使い分けながら作る事が多いです。
Illustratorで作業をしている際に「Photoshopなら効率的に作れるのに…」、「完成したデザインをPDFで複数ページに冊子形式にしたいなぁ…」という事は頻繁にあります。
なのでデザイナーにとって最低限Photoshop、Illustrator、Acrobatは必要です。
それならいっそ初めからコンプリートプラン
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アプリ1本分の価格で全てのAdobe製品が使い放題!Illustrator単品なら
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と比べて割高ですが、Illustratorだけ使われたい場合はオススメです。