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【Illustrator】ライブトレースを徹底解説【サンプルあり】

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

Illustrator(イラストレーター)のライブトレースとライブペイントの使い方と例を徹底解説します。初心者の方にも分かりやすいようにサンプルを交えながら操作方法を解説します。意外と便利なライブトレースとライブペイントを使いこなして素敵な作品作りに活かしてみてはいかがでしょうか?

ライブトレースとは?

ライブトレースとはペイントソフトで描いたイラスト、スキャンしたイラストを自動でトレースし、ベクター画像にしてくれる便利機能です。ペンツールでイチイチトレースしなくても、クリック一つで簡単にトレースしてくれます。

ビットマップ画像は拡大・縮小をすると画像が劣化しますが、ベクターデータは拡大・縮小を行っても劣化が発生しません。
意外に面倒なペンツールのトレースを一瞬で行ってくれる便利機能がライブトレースです。

めんどくさがり、時短を求めている方にオススメの機能ですよ。

簡単なキャラをライブトレース

では左図の簡単なキャラクターでライブトレースを行います。クリップスタジオペイントのペンで描いた落書きです。
こちらの落書きをライブトレースを使ってベクター画像にします。

STEP.1
イラストを配置する
イラレのキャンバスに画像を配置します。ドラッグ&ドロップで配置すればOKです。
※aiファイルと配置する画像は同じフォルダに入れておきましょう。
新規作成&保存の方法は下記記事で解説しております。【Illustrator】イラレの新規作成と保存、各種ファイル形式を詳しく解説

STEP.2
画像トレースを適用する
画像が選択されている状態だと画面上部に[ 画像トレース ]のボタンが表示されるのでクリックします。
クリックすると自動でトレースがされます。

STEP.3
トレースの調整
画像トレースパネルのボタンを押してトレースの調整をします。今回は白黒の境界がハッキリしているので自動トレースで十分キレイにトレースできています。

FINISH
完成
ライブトレースの完了です。見た目的にほぼ同じですが、ライブトレースをするとベクター画像になるので拡大縮小をしても劣化しません。

拡張について
ライブトレースしたオブジェクトを選択すると画面上部に[ 拡張 ]が表示されます。[ 拡張 ]を適用するとアンカーポイントとパスで構成されたオブジェクトに変換されます。ダイレクト選択ツールやペンツールでオブジェクトを自由に編集ができるようになります。
一度拡張を適用すると元の状態には戻せませんので、もし必要ならコピーしてから拡張を適用する事をお勧めします。

細かい線画をライブトレース

進撃の巨人に登場するリヴァイ兵長の落書きをライブトレースしてみます。先のキャラクターに比べ、線が細めの落書きです。

STEP.1
画像を配置してライブトレースを実行
先の方法と同様に画像を配置し、[ 画像トレース ]を実行します。

STEP.2
トレースの調整
デフォルト設定のままだと元絵と少し印象が違うので調整を入れます。

STEP.3
パネルを調整して原画に近づける
[ 画像トレースパネル ]のボタンをクリックして画像トレースパネルを表示させます。
[ 詳細 ]をクリックするとより細かなトレースの調整が可能になります。
しきい値だけでなく、パス、コーナー、ノイズの値を調整して原画に近いトレース結果を探します。

FINISH
完成
ライブトレースの完成です。アップにすると分かりやすいのですが、線が細かい絵は少し調整が必要になる場合があります。
ゼロからペンツールでトレースするより圧倒的に早くトレースできるので時短に繋がりますよ。

写真をライブトレース

写真をライブトレースしてみます。モフモフの羽が可愛いですね。

STEP.1
画像トレースを実行
画像を配置し、[ 画像トレース ]を実行します。
画像トレースボタン右側の[ ▼ ]をクリックするとトレースのプリセットを読み込むことができます。今回は[ 写真(高精度)]を選択してみます。

FINISH
完成
ライブトレースした画像が元写真と同じ印象の絵になりました。ワンクリックで完了です。
プリセットを使ってトレースするとさらに楽ができますので上手く活用してください。

おまけ
拡大すると
拡大しないと分からないですが、イラレのベタ塗り感があります。

ライブペイントツールを使った色塗り

下記記事でライブペイントツールを使った色塗りの方法について徹底解説しています。ライブペイントツールを使うと直感的に色塗りができます。イラレの塗りが苦手な方にオススメです!

【Illustrator】イラレのライブペイントを徹底解説 ライブトレースと組み合わせて簡単イラスト作成!

まとめ

以上、ライブトレースの方法でした。

線画をライブトレースしてベクター画像に、ロゴをライブトレース、文字をライブトレースしてフォント化、様々な使い方ができる便利機能の一つなので覚えておくと便利です。
ペンツールでチマチマと作るのが一番キレイに仕上りますが、時間を掛けられない場合はライブトレースして仕上げにペンツール+ダイレクト選択ツールで調整、という方法も大いにアリかと思います。

ライブペイントツールを使った色塗りについて紹介しておりますので併せてチェックしておくとさらに効率的に制作が進められますよ!

ではまた!

目次一覧
ゼロから始めるシリーズ目次
IllutratorとPhotoshopの使い方をゼロから解説する「ゼロから始めるIllustrator」と「ゼロから始めるPhotoshop」の目次リンクです。
本業が教えるイラレとフォトショ講座の目次は下記から。