【Illustrator】自由変形ツールの使い方を徹底解説！はめ込み画像も簡単【イラレ初心者】

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Illustrator（イラストレーター）の自由変形ツールの使い方や応用操作について徹底解説します。

イラレでマイナーな部類の自由変形ツールですが、実は非常に便利ツールです。
手間のかかるパースの付いたはめ込み系の変形があっという間に実現！

イラレ初心者の方にも分かりやすく順を追って自由変形ツールを解説いたします！

この記事の目次

自由変形ツールの使い方

自由変形ツールの使い方を詳しく解説していきます。
自由変形ツールには複数のサブツールがあるので使い分けが必要です。

Illustratorを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
未導入の方はIllustrator公式サイトからダウンロードしておきましょう。（7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

自由変形ツール

STEP.1

オブジェクトを作成し、選択

自由変形させたいオブジェクトを作成し、[ 選択ツール(V) ] で選択します。

STEP.2

自由変形ツールを選択

ツールバーから [ 自由変形ツール(E) ] を選択します。

自由変形ツールを選択するとサブツールが表示されます。
・縦横比固定
・自由変形
・遠近変形
・パスの自由変形

STEP.3

変形する

まずは [ 自由変形 ] から操作していきましょう。

オブジェクトの周囲にバウンディングボックスと9つの白い丸が表示されます。
9つの丸をドラッグすると拡大縮小ができます。

4隅の白丸を [ Shift ] を押しながらドラッグすると縦横比を保持したまま変形できます。

FINISH

回転する

白丸のやや外側にカーソルを合わせてドラッグすると回転させる事ができます。
[ Shift ] を押しながらドラッグすると45度刻みで回転できます。

基準点をドラッグで移動させると回転の軸が変わります。

縦横比固定

縦横比を固定して変形できます。

[ 自由変形ツール + Shit ] と同じ挙動なので…ぶっちゃけ不要ツールです。
こんなツールもあるんだね、程度で問題ありません。

遠近変形

STEP.1

オブジェクトを作成し、選択

オブジェクトを作成後、[ 選択ツール(V) ] で選択します。

STEP.2

遠近変形を選択

[ 自由変形ツール ] を選択するとサブツールが表示されます。
[ 遠近変形 ] を選択します。

FINISH

遠近変形する

4隅の白い点をドラッグすると遠近変形ができます。
フラットなオブジェクトをパースの付いた形状へ簡単に変形する事ができます。

遠近変形をマスターしよう

【Illustrator】遠近変形させる方法と応用テクニックforイラレ初心者

Illustratorでパスや文字、画像などのオブジェクトを遠近変形させる方法をイラレ初心者の方に徹底解説します。より効率的でワンランク上のグラフィック作成テクニックを学習しませんか？

パスの自由変形

STEP.1

オブジェクトを作成し、選択

Illustratorは導入されていますか？
まだの方はIllustrator公式サイトから入手できます。

オブジェクトを作成後、[ 選択ツール ] で選択します。

STEP.2

パスの自由変形を選択

[ 自由変形ツール ] を選択するとサブツールが表示されます。
[ パスの自由変形 ] を選択します。

FINISH

自由変形をする

4隅の白い点を個別で編集する事ができます。
パースの付いた液晶画面等にオブジェクトを簡単にはめ込む事が可能です。

文字を自由変形させる

STEP.1

文字を入力し、選択

[ 文字ツール(T) ] を使って文字を入力します。
入力後は [ 選択ツール ] で選択しておきましょう。

文字ツールの使い方はコチラで解説しています。

STEP.2

自由変形ツールで変形

[ 自由変形ツール ] で変形させます。

文字オブジェクトは大きさや縦横比・角度を編集する分には問題ありません。

STEP.3

文字オブジェクトだと遠近変形・パスの自由変形が効かない

ただ、文字オブジェクトのままだと [ 遠近変形 ] や [ パスの自由変形 ] は行えません。

FINISH

アウトライン化すると編集できる

アウトライン化すると [ 遠近変形 ] や [ パスの自由変形 ] は可能。

[ 書式 ] → [ アウトラインを作成 ]
または
[ Shif + Ctrl + O ]
でアウトライン化ができます。

※アウトライン化前に文字のコピーをしておく事を推奨します。コチラの記事でアウトライン化について詳しく解説しています。

画像を自由変形させる

自由変形ツールは文字オブジェクトやパスだけでなく、画像も自由変形させることができます。

素材にこだわりたい方はAdobeStockが最強！3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくはコチラで解説しています。

遠近変形・パスの自由変形は不可

同様の手順で画像を自由変形させてみましょう。
文字オブジェクトと同じでサイズ、縦横比を変更させるのは問題ありません。

しかし [ 遠近変形 ] や [ パスの自由変形 ] はできません。
いくら白い点を動かしても変形されません。

下記で紹介するちょっとした手順が必要です。

メッシュで作成を適用

STEP.1

画像を配置し、埋め込み

画像を配置し、[ 埋め込み ] を行います。

STEP.2

メッシュで作成を適用

[ オブジェクト ] → [ エンベロープ ] → [ メッシュで作成 ] を適用します。

エンベロープメッシュのダイアログ画面が開きます。

行数：1
列数：1

[ OK ] をクリックします。

FINISH

遠近変形・パスの自由変形を実行

これで [ 遠近変形 ] や [ パスの自由変形 ] が使えるようになりました。

Illustrator上で画像の形状を自由に編集できます。

パースの付いたはめ込みが可能

パスの自由変形を使うとパースの付いた液晶画面に画像や文字を自然にはめ込む事ができます。
拡大縮小や回転だけでは上手くできません。

なお、Photoshopを使ったはめ込み画像の作り方はコチラで解説しています。

派生ツールの使い方

拡大・縮小ツールの派生ツールや自由変形ツールの使い方を徹底解説しています。
様々なオブジェクトの変形方法を学習し、イラストレーターの使い方をマスターしましょう！

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選！
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign（インデザイン）を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽！
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ！
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

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#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ！
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

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#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

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#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか？そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材

上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています！

ポートフォリオ用の高品質なテンプレート42選【InDesign,Illustrator,Photoshop】

【InDesign】ポートフォリオ用のテンプレートを編集する方法forインデザ初心者

ワンランク上のテンプレート素材

Illustratorのスキルアップをする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
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AI形式で作られた高品質なフライヤーのテンプレート50選です。画像と文字を差し替えるだけ、超短時間でハイクオリティなフライヤーが作成可能！
様々なフライヤーのテンプレート50選

デザイン制作を学ぶ導入編としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートでレイアウトや余白、文字サイズを簡単に研究可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート40選

ロゴ作成とIllustratorの相性は抜群！
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ハイクオリティなロゴテンプレート50選

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全て商用利用OK！作品の密度を一気に高める事ができる汎用性の高い素材ばかりです。
商用利用できる高品質なシームレス背景パターン58選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Illustrator（イラストレーター）の自由変形ツールの使い方と応用方法についてでした。

自由変形ツールは感覚的に変形ができるので使い勝手が良いです。
Photoshopの変形に慣れている方は特にオススメ。

はめ込み画像のような変形をサクッと行いたい時に便利なツールです。
ぜひ自由変形ツールの使い方をマスターして制作に活かしてください！

ではまた！

InDesignは活用されていますか？

Illustratorだけでなく、InDesign（インデザイン）も活用されているでしょうか？
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート40選はコチラ！

Illustratorの操作方法

イラレ基本操作