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こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」の講座を始めます。
今回の講座はイラレで作る略地図を紹介します。
前回 「線の設定・線をデザインする」 で解説した「線」を応用して略地図を作ってみたいと思います。
ポストカードや名刺、チラシ等に掲載する地図等に使えます。
アイディア次第で地図だけでなく様々なデザインに応用ができますよ。
この記事の目次

実際にある場所ならGoogleマップ等を参考にスケッチ、架空の場所でも構いません。
自宅の近所、好きなお店の周辺、架空の場所、異世界、お好きな場所の地図を想像してラフを描いてみてください^^
いきなりイラレ上で作成するのも良いのですが、一旦ラフの絵でどんな要素をどのように載せるかざっくりと整理する方が効率的に作成できるかと思います。
ペンツールでザクっと道を描く
まずはざっくりベースの道をペンツール、直線ツール等を使って描きます。
[ ペンツール (P) ] で直線を描く時はクリック、曲線はドラッグです。
ペンツールの詳しい使い方は下記リンクで紹介しております。


自分だけの地図です。
好きに描いてください。
自由に作るのが一番です^^
イチイチ整列を使用するのはかったるいですよね。
ドラッグだけでサクッとオブジェクトを揃えたい、揃えて作成したい場合は [ スマートガイド ] が役立ちます。
[ Ctrl + U ] または [ メニュー ] → [ スマートガイド ] から表示・非表示ができます。
便利なスマートガイドですが、常にスマートガイドを有効にしておくと、細かな移動の際や意図的に配置をずらしたい場合に邪魔になってしまいます。
用途に応じて [ Ctrl + U ] で [ スマートガイド ] をON・OFFして使い分けてください。
線を調整

何となく地図っぽくなってきました。
[ ダイレクト選択ツール (A) ] や [ ペンツール (P) ] + [ Alt ] の [ アンカーポイントの切り替えツール ] 等を使って調整します。
建物を作成

ペンツール、長方形ツール、楕円形ツール等でお好きな形の建物を描いてください。
白背景で道に色を付けたシンプルな地図もいいですね^^
地図っぽくなってきた気がしませんか?
目印となる建物には名前を入れたくなりますよね。
文字ツールを使って文字を入れてみましょう。
文字ツールの基本的な使い方は下記リンクで解説しております。


地図の図形ばかりのレイヤー、文字だけのレイヤー、背景レイヤー等、管理しやすいようにレイヤーを作成しておくと制作がスムーズに進められます。
一枚のレイヤーで全てを管理するのはナカナカ大変ですからね。。。

自分好みのデザインにしてください。
なおレイヤーの詳しい使い方は下記リンクで解説しております。


ちょこっとした要素ですが、知っておくといい事が起きるかも!?
地図の作り方は色々ありますが、簡単な地図は紹介したような方法で十分作成可能かと思われます。
ぜひご自身で新たな地図の作成テクを探してみて下さい!

拡大縮小して使いたい場合は、「線の設定のまま」だとトレースのテクニック①で解説したように、オブジェクトの拡縮に対して線は拡縮されません。
コピーした後に [ 分割・拡張 ] を適用する必要があります。
[ 分割・拡張 ] を適用すると以前の状態に戻せないので、念のためコピーしたオブジェクトに [ 分割・拡張 ] を適用することをオススメします。
当記事で紹介した作例と汎用的な略地図の2種類を収録しています。
公式サイトからダウンロードしておきましょう。
Photoshopも使うのであればコンプリートプランが断然オススメ!
紹介した簡単な地図ならイラレですぐに作成できます。
案内用のポストカードやショップカード、フライヤーの店舗情報など、略地図は様々なシーンで使えますよ。
すこし画面が寂しいな、と感じたら地図を挿入してみるのも一手かもしれません。
おつかれさまでした。
次の講座はトンボ(トリムマーク)と塗り足しについて解説していきます。
印刷物の入稿には必須のトンボと塗り足しについてゼロから解説します。

Illustrator(イラストレーター)を持っていない方向けに最安価格での導入について解説します。
オススメはコンプリートプラン
単品よりも圧倒的にお得で便利なCreative Cloudコンプリートプランがオススメです。
アプリ単体を2つ3つ使うと費用がコンプリートプランと同等かそれ以上になります。
制作はPhotoshop、Illustrator、Lightroom、InDesign、Acrobat、etc…複数のアプリを使い分けながら作る事が多いです。
Illustratorで作業をしている際に「Photoshopなら効率的に作れるのに…」、「完成したデザインをPDFで複数ページに冊子形式にしたいなぁ…」という事は頻繁にあります。
なのでデザイナーにとって最低限Photoshop、Illustrator、Acrobatは必要です。
それならいっそ初めからコンプリートプラン
を選択する方が断然便利でお得ですよ。
学生・教職員なら
学生や教職員の方にオススメなのが
65%OFFはデカイです!
アプリ1本分の価格で全てのAdobe製品が使い放題!
Illustrator単品なら
Illustrator単体ならがあります。
ソフト1本当たりの価格はコンプリートプラン
と比べて割高ですが、Illustratorだけ使われたい場合はオススメです。
ゼロから始めるIllustratorのもくじです。








































