Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)でよく使う選択範囲の作成方法を7つ徹底紹介します。
選択範囲の作成テクニックはフォトショップを使ったクリエイティブで非常に重要です。
基本的な選択範囲の作成から応用操作まで、汎用的に使える選択範囲の作成方法を網羅的に学習できるコンテンツです。
フォトショップ初心者を卒業したい方必見ですよ!
選択範囲の作成方法7選
Photoshopでよく使う選択範囲の作成方法7選です。
フォトショップを使ったクリエイティブを効率化させる上で非常に重要なテクニックばかりですよ!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
フォトプラン公式サイトから入手可能。
(月額は最安の1,180円、7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
長方形や楕円形等で選択範囲を作成
一番基本的な図形による選択範囲の作成方法です。
簡単な選択範囲を作成し、選択範囲の概念を理解しましょう。
STEP.1
長方形選択ツールをクリック
ツールバーから [ 長方形選択ツール ] または [ 楕円形選択ツール ] をクリックします。
サンプルは長方形選択ツールを使って解説します。
STEP.2
ドラッグで選択範囲が作成される
画面をドラッグすると長方形で選択範囲が作成されます。
[ Shift ] を押しながらドラッグすると正方形が作れます。
FINISH
選択範囲に変更を加える
あとは選択範囲に対して様々な変更が加えられます。
新規レイヤーを作成し、[
塗りつぶしツール ] でクリックすると選択範囲を塗りつぶす事ができます。
なお、
コチラの記事で長方形選択ツールと楕円形選択ツールの使い方を詳しく解説しています。
選択を排除する
選択範囲を解除するには [
Ctrl +
D ] (Mac:
Command +
D) を押しましょう。
画面上部の [
選択範囲 ] → [
選択を解除 ] でも選択範囲を解除できますが、よく使う操作なのでショートカットがオススメです。
レイヤーオブジェクトで選択範囲を作成
作成済みのレイヤーオブジェクトの形で選択範囲を作る際に便利なテクニックです。
Photoshopでよく使う小技ですよ。
STEP.1
レイヤー構成を確認
例えば左図のようにオブジェクトレイヤーを追加し、元画像に別のオブジェクトを追加した絵を作成します。
オブジェクトレイヤーの形で選択範囲を一瞬で作りたい時に活躍する方法です。
素材にこだわりたい方は
AdobeStockが最強!3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくは
コチラで解説しています。
STEP.2
レイヤーサムネールをCtrl+クリック
レイヤーサムネールがありますね。
[ Ctrl ] (Mac:Command) を押しながらクリックします。
FINISH
選択範囲が作成された
すると対象レイヤーにあるオブジェクトの形で選択範囲が作られます。オブジェクトのレイヤーを非表示にすれば選択範囲のみ表示できます。
フォトショップでよく使う選択範囲作成方法の一つなので覚えておくと便利ですよ!
選択範囲を保存するには?
選択範囲を作成後、画面上部の [ 選択範囲 ] → [ 選択範囲を保存 ] を実行します。
保存した選択範囲は [ 選択範囲 ] → [ 選択範囲を読み込む ] 、またはチャンネルパネルから読み込み可能です。
便利なクイック選択ツール
クイック選択ツールは手軽にサックリ選択範囲を作りたい方にオススメです。
ブラシで選択したい個所をなぞるだけで自動的に選択範囲が作られるのでフォトショ初心者の方も安心して使えますよ。
STEP.2
クイック選択ツールをクリック
ツールバーから [
クイック選択ツール ] をクリックします。
ショートカットは [
W ] です。
クイック選択ツールが見つからない場合は
ツールバーをカスタマイズして表示させましょう。
FINISH
選択したい個所をなぞる
選択したい個所をブラシでなぞります。
ブラシサイズを大きく:]
ブラシサイズを小さく:[
対象オブジェクトと境界を自動認識してくれるので簡単に選択範囲が作れます。クイック選択ツールはPhotoshopの中でも選択範囲を手軽に作れる便利ツールですよ。
クイック選択ツールを極めよう
クイック選択ツールを使って複数の画像の必要な個所のみ取り出して合成画像を作る方法を解説しています。
併せてチェックされてみませんか?
秒速で人物を切り抜きできるオブジェクト選択ツール
複雑な髪の毛など、テクニックを知らないまま人物の形で選択範囲を作るのは至難の業です。
しかしオブジェクト選択ツールを使えば誰でも秒速で人物の切り抜きが可能!
フォトショップの導入がまだの方は事前にフォトプラン公式サイト(月額は最安の1,180円)から入手しておきましょう。
STEP.1
人物写真を準備する
人物の写真を準備します。
ドラッグ&ドロップで読み込み可能。
STEP.2
オブジェクト選択ツールをクリック
ツールバーから [
オブジェクト選択ツール ] をクリックしします。
見当たらない場合は
ツールバーを編集して表示させましょう。
STEP.3
被写体を選択をクリック
画面上部の [ 被写体を選択 ] をクリックします。
すると自動的時に被写体のみ選択範囲が作成されます。
FINISH
切り抜きの完成
例えば [
Ctrl +
J ] (Mac:
Command +
J) で選択範囲のみをコピーして元レイヤーを非表示にしてみましょう。
綺麗に切り抜けていますね。
Photoshopなら誰でも秒色で人物の切り抜きが可能です。
レイヤーマスクを使って不要な個所をマスクする方法もありますよ。
オブジェクト選択ツールの詳しい使い方
オブジェクト選択ツールの詳しい使い方を徹底解説しています。
さらにPhotoshopの高機能な選択範囲作成方法を学んでみませんか?
フリーハンドで選択範囲を作成
ペンタブがあれば非常に便利なフリーハンドで選択範囲が作れるなげなわツールの使い方です。
感覚的にサクッと選択範囲が作れるのでフォトショップの中でも重宝するツールの一つですよ。
STEP.1
Photoshopに画像を読み込む
例えば背景透過のPNG素材を読み込みます。
1つのレイヤーに素材がズラリと並んだ状態です。
その中から任意のオブジェクトをサクッと選択してコピペする際などに活躍する方法です。
素材にこだわりたい方は
AdobeStockが最強!3億点以上の商用利用可能で高品質な素材が制作を加速させてくれますよ。
詳しくは
コチラで解説しています。
STEP.2
なげなわツールを選択
ツールバーから [ なげなわツール ] を選択します。
ショートカットは [ L ] です。
STEP.3
対象オブジェクトを囲む
欲しい素材を囲みます。
するとフリーハンドで選択範囲が作成されます。
FINISH
完成
あとは [ Ctrl + J ] (Mac:Command + J) で対象オブジェクトのみをコピーしたら完成。
フォトショで地味によく使うテクニックの一つです。
3種のフリーハンド選択ツール
投げなわツール、多角形選択ツール、マグネット選択ツールの使い方や違い、使用例について徹底解説しております。
併せてチェックされてみませんか?
シェイプツールやペンツールを使った選択範囲
長方形ツールやカスタムシェイプツールをはじめとしたシェイプツール、ペンツールなどで作成したシェイプを選択範囲にする方法です。
Photoshopの中でも汎用性が高いデータ作成が可能なテクニックです。
STEP.1
お好きなシェイプツールを選択
ツールバーからお好きなシェイプツールを選択します。
サンプルは [
カスタムシェイプツール ] を選択しました。
ツールバーの長方形ツール上を左クリック押しっぱなしにすると表示されます。
なお、
コチラの記事で無料で使えるカスタムシェイプ46選を紹介しています。
STEP.3
Ctrlを押しながらクリック
レイヤーパネルを確認しましょう。
シェイプのレイヤーサムネールを [ Ctrl ] (Mac:Command) を押しながらクリックしましょう。
FINISH
選択範囲が作成された
すると対象シェイプの形状で選択範囲が作成されます。
この方法もフォトショップでよく使うので覚えておくと便利ですよ!
さらに詳しく学ぶ
さらに詳しくシェイプを使った選択範囲の作成方法を解説しております。
併せてチェックされてみませんか?
色域指定で選択範囲を作成
対象の色を指定して選択範囲を作れる色域指定の使い方を解説します。
色を軸に選択範囲を作れるので色替えなどにも対応できます。
STEP.2
色域指定をクリック
画面上部の [ 選択範囲 ] → [ 色域指定 ] をクリックします。
STEP.3
色域指定のダイアログ画面を編集
色域指定のダイアログ画面が開きます。
選択したい色味の個所をクリックし、色域を指定します。
許容値を上げるとより広い色味が選択されます。
最後に右上の [ OK ] をクリックします。
FINISH
完成
色域指定を使った選択範囲が作成されました。
色域指定は単色で構成された絵に有効的な選択方法です。
色域指定を使った線画の抽出方法は
コチラの記事で解説しています。
色域指定を使った線画の抽出方法
色域指定を使うと線画の抽出を簡単に行えます。
先で紙に描いた線画をスキャンし、線画のみを抽出する際に役立つテクニックを紹介しています。
レイヤーマスクを併用しよう
作成した選択範囲に対してレイヤーマスクを適用すると不要な部分を隠す事ができます。
Photoshop操作で無くてはならない便利な機能の一つであるレイヤーマスクの使い方は
コチラの記事で徹底解説しています。
クリッピングマスクも使いこなそう
レイヤーマスクだけでなく、クリッピングマスクもフォトショで必須機能の一つです。
間違いなく作業効率が高まるクリッピングマスクについて知識を深めてみませんか?
煙に変化する高品質なエフェクト
普通の写真や文字を煙のように変化させるモックアップです。
全て商用利用可能!
短時間で超高品質な作品に仕上げられますよ。
#01 Smoke Dispersion Effect
縦に範囲が広い煙が表現できるエフェクトです。
境界のボカシ方などが秀逸です。
ダウンロード
#02 Smoke Dispersion Photo Effect
他の煙と比べてややパキっとした表現ができるエフェクトです。
Photoshopと当PSDがあれば簡単に再現できます。
ダウンロード
#03 Smoke Text Effect Mockup
#04 Dispersion Photo Effect
対象画像の一部がバラバラの破片のように散らばる様子を再現できるエフェクトモックアップです。
非常に細かい所まで作り込まれたテンプレートです。
ダウンロード
#05 Pixel Dispersion Effect Mockup
ピクセル状になった写真がバラバラになるような様子が描けるエフェクトモックアップです。
ゲームキャラが消滅するようなシーンを高品質に再現できます。
ダウンロード
Photoshop用の高品質なエフェクト集
商用利用可能で高品質な煙エフェクトばかりを49点ピックアップしました。
制作の品質向上とスピードアップを同時に行える優秀素材ばかりです。
ワンランク上のテンプレート素材
Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。
制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)でよく使う選択範囲の作成方法7選についてでした。
どの選択方法もフォトショを操作する上で便利で作業効率を大幅に高めてくれます。
1つの方法だけでなく、制作物に合わせて方法を変える事は非常に重要です。
もちろん上記以外の選択範囲を作成する方法はありますが、当サイトで解説している主要となる7つの方法を最初に極めておく事をオススメします。
ではまた!
Photoshopの選択範囲を極める
Photoshopでの選択範囲を作成や編集方法、様々な選択ツールを徹底解説しています。
初心者の方にも分かりやすくフォトショでのクリエイティブを加速させるテクニックを解説!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!