Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)に搭載されている色の置き換えツールの使い方をフォトショ初心者の方に詳しく解説します。
併せてイメージメニューの色の置き換え、そして非破壊で編集性の高い色の置き換えテクニックも解説!
簡単・お手軽に画像内の特定の色を別の色に置き換える事ができます。
Photoshopを始められる方、更にフォトショップを使いこなしたい方にオススメのコンテンツですよ。
何ができるの?
下記の様にPhotoshopで画像内の特定の色を別の色に置き換える事ができます。
カラーバリエーションを手軽に作りたい時などに活用できるレタッチテクニックですよ。


色の置き換え方法
Photoshopの色の置き換え方法を3点解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるように順を追って解説いたします!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
フォトプラン公式サイトから入手可能。
(月額は最安の1,180円、7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
色の置き換えツールを使う方法
STEP.1
画像を配置
Photoshopにお好きな画像を配置します。
サンプルは [
Fruits ] を活用しました。
※画像の配置方法は
コチラの記事で解説しています。
色の置き換えを行うと元に戻せません。
事前に [
Ctrl +
J ] (Mac:
⌘ +
J) でレイヤーを複製しておきましょう。
※スマートオブジェクトの場合は [
レイヤーをラスタライズ ] しておきます。
STEP.2
色の置き換えツールを選択
ツールバーから [
色の置き換えツール ] を選択。
[
ブラシツール ] 上を左クリック押しっぱなし、または [
Shift +
B ] を押す度にブラシツールが変更されます。
※見つからない場合は [
ツールバーを編集 ] して表示しましょう。
Photoshop画面上部の [
オプション ] で色の置き換えツールの詳細設定が行えます。
ブラシサイズ、モード、サンプル、制限、許容値、アンチエイリアス、ブラシの角度等が調整可能。
モード:色相
サンプル:継続
制限:隣接
※お好みで調整して下さい。
STEP.3
ドラッグで色を置き替える
ツールバー下部の描画色を置き換えたい色に変更しましょう。
カラーピッカーを操作し、お好きな色を選択し、[ OK ] をクリック。
色を置き替えたい場所を [ 色の置き換えツール ] でドラッグしてなぞります。
すると設定した描画色で色の置き換えができます。
モードを色相にしておけば、色味だけを変更する事が可能なのでオススメです。
色の置き換えを使う方法
Photoshop画面上部のイメージメニュー内の [ 色の置き換え ] を使った色の置き換えテクニックです。
指定した色味を別の色にサクッと置き換えたい時に便利な機能ですよ。
※フォトショ未導入の方は事前にAdobe公式サイトから入手しておきましょう。
STEP.1
画像を読み込む
先の色の置き換えツールと同様、色の置き換えを行うと元に戻せません。
事前にレイヤーを複製しておきましょう。
※スマートオブジェクトには適用不可なので、[
レイヤーをラスタライズ ] しておきます。
STEP.2
色の置き換えを適用
[ イメージ ] → [ 色調補正 ] → [ 色の置き換え ] をクリックします。
すると色の置き換えの編集画面が開きます。
スポイトツール、許容値、カラー
色相、彩度、明度
上記設定が行えます。
色を置き替えたい個所をクリックすると色が自動でサンプリングされます。
許容値を変更し、色の変更範囲を設定。
色相・彩度・明度、または右下の [ 結果 ] をクリックし、カラーピッカーから置き換えたい色を設定します。
プレビューを確認し、問題無ければ [ OK ] をクリックしましょう。
STEP.3
色の置き換えの詳細設定
以上でイメージメニューの色の置き換えが完了しました。
Photoshopでサクッと指定したカラーを別の色に置き換える際に便利な機能です。
便利!編集可能な色の置き換え方法
先に解説した色の置き換えテクニックは、後から色の調整をする事ができません。
下記の方法は後から自在に色の変更、選択範囲の変更などが自由にできるのでオススメですよ。
STEP.1
画像を配置
配置した画像は [
スマートオブジェクトに変換 ] しておきます。
※詳しい方法は
コチラの記事で解説しています。
STEP.2
色域指定で選択範囲を作成
Photoshop画面上部の [
選択範囲 ] → [
色域指定 ] をクリックします。
読み込んだ画像の置き換えたい個所をクリックすると、クリックした個所の色で選択範囲が作成されます。
許容値を減らすと選択範囲を縮小、許容値を増やすとより広い選択範囲が作成できます。
選択範囲作成後は [ OK ] をクリック。
すると左図のように点線で選択範囲が作成されました。
STEP.3
色相・彩度を開く
[
Ctrl +
U ] (Mac:
⌘ +
U) で [
色相・彩度 ] を開きます。
画面上部の [
イメージ ] → [
色調補正 ] → [
色相・彩度 ] でも可。
色相・彩度の編集画面が開きます。
色相、彩度、明度を調整し、お好みの色味に変更しましょう。
設定後は [ OK ] をクリック。
STEP.4
色の置き換えが完了
以上でPhotoshopの色相・彩度を使って色の置き換えができました。
レイヤーパネルを開くと [
スマートフィルター ] が追加されており、色域指定で作成した選択範囲と色相・彩度が追加されています。
※ラスターレイヤーだと非破壊編集が不可です。
色を変更したい場合は [
色相・彩度 ] をダブルクリック。
選択範囲を変更する方法は
コチラの記事で詳しく解説しています。
高品質なポートフォリオテンプレート
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。
#01 Pink Portfolio Layout
ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方は
InDesign公式サイトから入手しておきましょう。
ダウンロードする
#02 Portfolio Layout with Gray Accents
モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
ダウンロードする
#03 Portfolio Layout with Yellow Accents
黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。
ダウンロードする
#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint
収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
ダウンロードする
#05 Minimalist Portfolio Layout
ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
ダウンロードする
紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
ワンランク上のテンプレート素材
Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。
制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)で色を置き替える方法3選についてでした。
色の置き換えツール、イメージメニューの色の置き換え、そして色相・彩度を使う方法です。
後から色の変更や適用範囲を変更したい場合は色相・彩度を使うのがオススメです。
これら色の置き換えテクニックはPhotoshopを使ったクリエイティブで度々活用します。
上手く活用し、ぜひ表現の幅を広げてください!
ではまた!
写真の雰囲気を激変させよう
写真の雰囲気を激変させるチュートリアル集です。
フォトショの中級~上級テクニックを網羅的に学習できます。
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!