Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)で編集中のPSDをPNGやJPEG画像に書き出す方法をフォトショ初心者の方に分かりやすく解説します。
対象レイヤーのみ画像に書き出し、キャンバス全体を書き出しなど。
スライスツールを使うまでも無いけど、オブジェクトを個別で画像に書き出す事が出来ます。
これからPhotoshopを始められる方にも再現できるよう、順を追って書き出しテクニックを解説します!
何が作れるの?

上図のようにPhotoshopで作成したPSDの全体画面、一部のパーツだけなどをPNGやJPEG・GIF画像等へ自在に書き出す事ができます。
画像の書き出しはフォトショ操作で頻繁に行います。
そんな画像書き出しの基礎から応用操作までゼロから学習できるコンテンツですよ!
PNGやJPEGで画像を書き出す方法
Photoshop(フォトショップ)でサクッとPNGやJPEG等の画像に書き出す方法を解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるように順を追って解説いたします!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
Adobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
対象レイヤーのみ書き出す方法
STEP.1
アートワークを準備
PSD形式のアートワークを作成します。
左記は
コチラの記事で作り方を解説しているゲームUIの作例です。
バナーだけJPEG画像で書き出し、ボタンをPNG形式で書き出しといった操作をサクッと行ってみます。
STEP.2
書き出し形式をクリック
レイヤーパネルを開きます。
※非表示の場合は [ F7 ] で表示可。
例えば青色のジェムバナーをJPEG形式で書き出してみましょう。
[ 右クリック ] → [ 書き出し形式 ] をクリックします。
STEP.3
書き出し形式を設定
[ 書き出し形式 ] の設定画面が開きます。
右メニューで下記設定ができます。
・ファイル設定(画像形式や画質)
・画像サイズ
・カンバスサイズ
・メタデータ
・コンテンツ認証情報(Beta)
・白空間情報
基本的に使う項目はファイル設定、画像サイズ、カンバスサイズです。
書き出し形式の左メニューから書き出す画像を複数設定できます。
サンプルの設定は下記です。
書き出す画像:JPEG形式
画質:6
サイズ:1xと2xの2サイズ
※画面上部の [ 2分割 ] にチェックを入れると、画質を圧縮する前と圧縮後が比較できますよ。
設定後は右下の [ 書き出し ] をクリック。
書き出したい場所を設定します。
[ フォルダーの選択 ] をクリックしたら完了です。
FINISH
書き出しが完了
書き出したフォルダーを開きましょう。
100%表示のバナー、縦横が2倍になったバナー、2つのJPEG画像が書き出しされています。
PNG形式で書き出す際は [ 透明部分 ] にチェックを入れておくと、背景透過のPNG画像が書き出しできます。
複数のレイヤーを書き出す
複数のレイヤーグループやレイヤーを選択すると、まとめて書き出す事が出来ます。
もちろん各レイヤーごとに書き出したい画像形式やサイズ等が設定可能。
複数のレイヤーを一気に書き出したい時に使えますよ。
キャンバス全体を書き出す方法
STEP.1
コピーを保存
PSDのキャンバス全体をJPEGやPNG形式で書き出す方法です。
※フォトショ未導入の方は事前に
Adobe公式サイトから入手しておきましょう。
Photoshop画面左上の [
ファイル ] → [
コピーを保存 ] をクリックします。
※ショートカットは [
Alt +
Ctrl +
S ] (Mac:
Option + ⌘ +
S)
STEP.2
複製を保存を設定
[ 複製を保存 ] のダイアログ画面が開きます。
保存場所:任意
ファイル名:任意
ファイルの種類:任意(サンプルはJPEG)
設定後は右下の [ 保存 ] をクリック。
JPEGの場合は [ JPEGオプション ] が開きます。
マット、画像オプション、形式オプションを設定し [ OK ] をクリック。
FINISH
完成
保存場所を開くと書き出されたJPEG画像が見つかります。
別名で保存するとJPEGやPNGが選択できない問題
従来のPhotoshopでは「別名で保存」からJPEGやPNG形式に書き出す事ができました。左記リンクで最新のフォトショップでも同じ仕様にする方法を解説しています。
スライスツールで書き出す方法
Webサイト等をPhotoshopでデザインし、画像パーツを書き出す際に便利なスライスツールの使い方です。
UIデザイン系には欠かせないスライスツールは知っておいて損はありませんよ。
STEP.2
スライスツールを選択
ツールバーから [
スライスツール ] を選択します。
※ショートカットは [
C ]
[
切り抜きツール ] の上を左クリック押しっぱなしにすると表示されます。
STEP.3
スライスを作成
ドラッグでスライスを作成します。
書き出したいエリアにキッチリとサイズ合わせをしましょう。
※作成したスライスをダブルクリックすると書き出す際の名称が入力できます。(別のスライスを選択する際は、[ Ctrl ] を押しながらクリック。)
左図のようにスライスを作成しましょう。
※背景透過のPNGに書き出したい場合は事前に背景を無しに。
STEP.4
Web用に保存を設定
Photoshop画面左上の [ ファイル ] → [ Web用に保存(従来) ] をクリック。
※ショートカットは [ Alt + Shift + Ctrl + S ] (Mac:Option + Shift + ⌘ + S)
すると [ Web用に保存 ] の設定画面が開きます。
プレビュー画面から書き出したい画像を選択。
ドラッグ、または [ Shift + クリック ] で複数選択できます。
画面右側で書き出し設定を行いましょう。
プリセット:PNG-24
透明部分にチェック
設定後は右下の [ 保存 ] をクリックします。
保存場所を開き、下記設定を行います。
ファイル名:任意
フォーマット:画像のみ
設定:初期設定
スライス:任意(サンプルは選択したスライス)
最後に [ 保存 ] をクリック。
FINISH
書き出し完了
[ imagesフォルダ ] が自動的に作られ、スライス画像が格納されます。
スライスツールはPhotoshopでWebデザイン、UIデザインを行う際によく使うツールの一つですよ。
スライスツールの使い方をマスターしよう
Photoshopのスライスツールの使い方を完全解説しています。スライスツールの基本操作から応用操作まで、ゼロからマスターしませんか?
高品質なポートフォリオテンプレート
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。
#01 Pink Portfolio Layout
ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方は
InDesign公式サイトから入手しておきましょう。
ダウンロードする
#02 Portfolio Layout with Gray Accents
モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
ダウンロードする
#03 Portfolio Layout with Yellow Accents
黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。
ダウンロードする
#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint
収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
ダウンロードする
#05 Minimalist Portfolio Layout
ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
ダウンロードする
紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
ワンランク上のテンプレート素材
Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。
制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)でサクッとPNGやJPEG等の画像に書き出す方法についてでした。
画面全体を書き出し、指定のパーツのみ書き出し、スライスツールを使って書き出し。
どの書き出し方法もPhotoshopを使ったクリエイティブで頻繁に行います。
Webサイトやバナーデザイン、アプリの画面デザイン等、UIデザイン系の業務では欠かせないテクニックをマスターし、より効率的に制作を進めましょう!
ではまた!
写真の雰囲気を激変させよう
写真の雰囲気を激変させるチュートリアル集です。
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目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!