【Illustrator】オブジェクトを分割する方法4選forイラレ初心者

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Illustrator（イラストレーター）でオブジェクトを任意の形で分割する4つの方法をイラレ初心者の方に詳しく解説します。
分割はイラレでロゴやアイコン等、様々なクリエイティブを作成する上で欠かせない機能です。

基本オブジェクトや文字オブジェクトなどを用途に合わせて自在に分割するテクニックがゼロから身に付けてみませんか？
これからIllustratorを始められる方、より詳しくイラレを学習されたい方にオススメのコンテンツですよ。

この記事の目次

どんな事ができるの？

左図の一例ようにIllustratorを使ったオブジェクトの分割テクニックがマスターできます。
分割操作は複雑なオブジェクトを作る上で欠かせないイラストレーターの基本です。

オブジェクトの分割方法4選

Illustratorでオブジェクトを分割するテクニックを4点詳しく解説します。
高度なオブジェクト作成をする上で欠かせないイラレの基本テクニックですよ！

Illustratorを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトからダウンロードしておきましょう。（7日間の無料体験が可能）
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

パスファインダーの分割

イラレでオブジェクトを分割する際に最もよく使うパスファインダーの分割を使った方法です。

STEP.1

オブジェクトを作成

ベースとなるオブジェクトをIllustratorで作成します。
サンプルは [ スターツール ] で星を作成しました。

STEP.2

分割線を作成

分割させたいオブジェクトからはみ出すように分割線を描きます。

サンプルは [ ペンツール ] で垂直線を描きました。
※ [ Shift ] を押しながらクリックをすると水平・垂直・斜め45の線が描けます。

FINISH

分割を実行

[ 選択ツール ] でベースオブジェクト、分割線を選択します。

パスファインダーパネル左下の [ 分割 ] をクリック。
※パネルが非表示の場合はイラレ画面上部の [ ウィンドウ ] → [ パスファインダー ] で表示可。
[ Shift + Ctrl + F9 ] (Mac：Shift + ⌘ + F9) でも表示可。

以上でオブジェクトの分割が完了しました。

分割されたオブジェクトはグループ化されています。
[ Ctrl + Shift + G ] (Mac：⌘ + Shift + G) でグループ解除、または [ グループ編集モード ] を使って分割オブジェクトを編集しましょう。

OMAKE

ペンツール以外も可

もちろん [ 長方形ツール ] や [ 楕円形ツール ] など、ペンツール以外のオブジェクトでも分割できます。
※クローズパスで分割すると、分割用のオブジェクトが残ります。

パスファインダーの分割が一番ベーシックなオブジェクトの分割方法ですよ。

ナイフツールを使った分割

フリーハンドの線でオブジェクトを分割したい時に便利なナイフツールを使ったテクニックです。

STEP.1

オブジェクトを作成

分割したいオブジェクトを作成します。
サンプルは [ 多角形ツール ] で六角形を作成しました。

オブジェクトは [ 選択ツール ] で選択状態にしておきます。

STEP.2

ナイフツールを選択

ツールバーから [ ナイフツール ] を選択します。
[ C ] で切り替わる [ はさみツール ] の上を左クリック押しっぱなしにすると表示されます。

※見つからない場合は [ ツールバーをカスタマイズ ] しましょう。

FINISH

分割完了

ナイフツールで分割線をドラッグで描くとオブジェクトが分割されます。
色変更や個別編集も可能ですよ。

はさみツールを使った分割

STEP.1

分割したいオブジェクトを作成

分割したいオブジェクトをイラレで作成します。
サンプルは [ 長方形ツール ] を活用しました。

※イラレ未導入の方は事前にIllustrator公式サイトから入手しておきましょう。

STEP.2

はさみツールを選択

[ はさみツール ] を選択します。
ショートカットは [ C ]

FINISH

はさみツールでの分割完了

分割したいパス上をクリックします。
するとクリックした個所でパスが分断されます。

長方形オブジェクトの2か所をはさみツールでクリックしました。
以上ではさみツールを使ったオブジェクトの分割が完了しました。

OMAKE

オープンパスになる

はさみツールを使って分割するとオブジェクトがオープンパスになります。
要は分断した面が開いている状態ですね。

もしクローズパスにしたい場合は [ ペンツール ] や [ 連結 ] を使ってパスを閉じておきましょう。

消しゴムツールを使った分割

イラレの消しゴムツールで直感的に分割する方法です。

STEP.1

オブジェクトを作成

Illustratorで分割したいオブジェクトを作成します。
サンプルは [ 楕円形ツール ] で楕円オブジェクトを作成しました。

STEP.2

消しゴムツールを選択

ツールバーから [ 消しゴムツール ] を選択します。
ショートカットは [ Shift + E ]

ツールバーの消しゴムツール上をダブルクリックすると左図の [ 消しゴムツールオプション ] が開きます。

サイズを0ptに変更し、[ OK ] をクリック。

FINISH

分割完了

オブジェクトの分割したい個所をドラッグしたら分割完了です。

先の消しゴムツールオプションのサイズが太いままだと左図のような消え方になります。
消しゴムツールを分割として使いたい場合はサイズを0ptにするのがオススメですよ。

文字オブジェクトを分割

文字ツールで作成した文字オブジェクトを先に解説した方法でそのまま分割する事はできません。
下記で紹介する一手間を加えてから分割しましょう。

STEP.1

文字オブジェクトを作成

[ 文字ツール ] で文字オブジェクトを作成します。
サンプルの書体は [ AB-countryroad ] を使用しました。

STEP.2

アウトラインを作成

対象文字を選択し、Illustrator画面上部の [ 書式 ] → [ アウトラインを作成 ] をクリックします。
※ショートカットは [ Ctrl + Shift + O ] (Mac：⌘ + Shift + O)

通常の文字オブジェクトがパスオブジェクトになります。

FINISH

分割したら完成

あとは先に解説した分割方法を適用するだけです。

※一度アウトラインを作成すると元に戻せなくなるので、コピーしてからアウトライン化する事をオススメします。

アピアランスを適用した書体

[ アピアランス ] を適用しているオブジェクトはイラレ画面上部の [ オブジェクト ] → [ アピアランスを分割 ] する必要があります。

ただしスタイライズ系の効果（ドロップシャドウや光彩など）やPhotoshop効果を適用しているオブジェクトは分割できません。分割したオブジェクトに対して個別で各種効果を適用しましょう。

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クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Illustrator（イラストレーター）でオブジェクトを分割する方法4選でした。

分割はイラレでアイコンやロゴをはじめとしたグラフィックを作成する上で欠かせない機能です。
より自在にIllustratorを操作する為に是非マスターして下さい！

ではまた！

InDesignは活用されていますか？

Illustratorだけでなく、InDesign（インデザイン）も活用されているでしょうか？
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Illustratorの操作方法

イラレ基本操作