【Photoshop】生成アップスケールで低解像度画像を高画質にする方法

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Photoshop（フォトショップ）の生成アップスケールで低解像度画像を高画質にする方法をフォトショ初心者の方に詳しく解説します。（生成アップスケールはPhotoshop v27.0から追加された新機能です。）

AdobeFireflyの生成AIを使った新機能で、数クリックで画像を自然な仕上がりで高画質化できます。画像のぼやけやノイズ除去など、通常の拡大では補えないレタッチを全自動で行ってくれるチート機能ですよ！

この記事の目次

何ができるの？

生成アップスケールを使えば解像度が低くて粗い画像を自然な仕上がりで高画質にできます。AdobeFireflyの生成AI技術を使った新機能ですよ。

生成アップスケールの使い方

それではPhotoshopの生成アップスケールの使い方を解説します。
フォトショ初心者の方にも簡単に使いこなせますよ。

Photoshopを導入しましょう

当記事の内容を実践するにはPhotoshop（フォトショップ）が必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

通常モデルのFirefly Upscaler

STEP.1

画像を読み込む

高画質化したい画像をPhotoshopに読み込みます。
サンプルは横幅500px、解像度72px/inchの画像です。

STEP.2

生成アップスケールを適用

フォトショップ画面上部の [ イメージ ] → [ 画像解像度 ] をクリックします。
※ショートカットは [ Ctrl + Alt + I ]
(Mac：⌘ + Option + I)

[ イメージ ] → [ 生成アップスケール ] でも可。
※ショートカットは [ Ctrl + Alt + Shift + I ]
(Mac：⌘ + Option+ Shift + I)

すると [ 画像解像度 ] の画面が開きます。
下部に [ 生成アップスケールで開く ] があるのでクリックしましょう。

出力の設定を行います。
[ 拡大・縮小 ] の値が2x、4xから選択できます。設定後は [ アップスケール ] をクリック。

※なお、拡大後の幅または高さが4096pxを越えると警告が表示されます。

パートナーモデルも利用可

初期設定では [ Firefly Upscaler ] が使用されますが、パートナーモデルの [ Topaz Gigapixel ] や [ Topaz Bloom ] も選択可能です。

※パートナーモデルを使用するには画像1枚当たり生成クレジットが10必要です。
クレジットが足りない場合はAdobe Firefly Pro 公式サイトから追加できます。

STEP.3

生成アップスケールの完了

以上で生成アップスケールを使って低解像度画像を綺麗に拡大する事ができました。なお、高解像度化したファイルは別タブで開きます。
単に拡大するだけでなく、画像のぼやけやノイズも綺麗に除去できます。

拡大した様子です。元画像はザラっとノイズが混じったような印象ですが、生成アップスケールを使用すると滑らかに拡大されている事が確認できます。

現状は対象物のエッジがややジャギった印象を受けますが、今後のアップデートで改善されると思われます。

レイヤー内には単に拡大しただけのレイヤーと生成アップスケールを使って拡大した2つのレイヤーが格納されています。

かなり綺麗に高解像度化できる便利な機能なので是非ご活用ください！

ニュートラルフィルターのスーパーズーム

ニュートラルフィルターにスーパーズームという名の高解像度化できる機能が備わっています。最大x16まで拡大可能です。
極端に拡大しない限り、生成アップスケールの方が精度が高く美しい仕上がりにできます。

パートナーモデルを使った例

パートナーモデルの [ Topaz Gigapixel ] を使った生成アップスケール作例です。元のイメージを保ったままいい感じで高解像度化してくれています。[ Firefly Upscaler ] の上位互換といった感じですね。

パートナーモデルの [ Topaz Bloom ] を使った生成アップスケールの作例です。生成レベルを調整できるのが特徴です。元イメージを参照して新たに同じような画像を生成するので、元画像と比較すると細部に齟齬が発生します。（服の模様や車にエンブレムが追加されたり、オリジナルと差異が発生。）
明確に元画像を使いたい時には合いませんが、そこまで元画像を重視しないコンテンツの場合はアリです。

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選！
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign（インデザイン）を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽！
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ！
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

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#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ！
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

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#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

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#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか？そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材

上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています！

ポートフォリオ用の高品質なテンプレート46選【InDesign,Illustrator,Photoshop】

【InDesign】ポートフォリオ用のテンプレートを編集する方法forインデザ初心者

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。

例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします！
厳選！ポートフォリオ用テンプレート45選

デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い！
相手に舐められない名刺テンプレート50選

バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選

紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう！
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選

制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬！
様々なモックアップテンプレート57選

良質な素材をもっと見る

上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください！

クリエイティブ業務で使える優良素材まとめ

【最強素材サイト】Adobe Stockのテンプレートがチート級に便利な件について

おわりに

以上、Photoshop（フォトショップ）の生成アップスケールの使い方と作例についてでした。

従来からあるニュートラルフィルターのスーパーズームと比較し、より高品質な拡大ができる機能です。Webサイトやバナー、チラシなどの各種媒体に使う素材画像の解像度が足りない時など、生成アップスケールは使いどころの多い機能です。

また、パートナーモデルの [ Topaz Gigapixel ] や [ Topaz Bloom ] は更に高品質な生成結果が出力できます。使い方は非常に簡単なので積極的に活用していきたいですね！

ではまた！