Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Illustrator(イラストレーター)でロゴや見出しのデザインに活用できる虹色のテキストエフェクトをゼロから作る方法をイラレ初心者の方に解説します。
Webサイトやバナー、そしてチラシなど各種印刷物のロゴや見出し等に使えるロゴメイキングです。
アピアランスを駆使したテキストエフェクトなのでグラフィックスタイルに登録してワンクリックで活用でき、日々のクリエイティブを効率化できますよ!
これからIllustratorを始められる方にも再現できるよう、詳しく作り方を解説いたします。
どんな表現ができるの?
上記のような立体感のある虹色のテキストエフェクトがIllustratorで作れます。
もちろん層の色や数を変更する事も可能。
イラレの便利機能であるアピアランスの使いこなし術がマスターできるコンテンツですよ!
虹色のテキストエフェクトの作り方
それでは虹色のテキストエフェクトをIllustrator(イラストレーター)を使って作っていきましょう。
イラレ初心者の方にも再現できる内容です!
Illustratorを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
未導入の方は
Illustrator公式サイトからダウンロードしておきましょう。(7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
文字を入力する
STEP.1
文字を入力する
新規ドキュメントを作成し、[
文字ツール ] でお好きな文字を入力します。
サンプルの設定は下記です。
ドキュメントサイズ:1920px x 1080px
使用フォント:
VDLメガ丸Rフォントサイズ:200pt
STEP.2
アピアランスを開く
アピアランスパネルを開きます。
非表示の場合は [ ウィンドウ ] → [ アピアランス ] で表示可。
※ショートカットは [ Shift + F6 ]
STEP.3
線の設定を行う
アピアランス左下にある [ 新規線を追加 ] をクリックします。
すると線と塗りが追加されます。
線の色:白色
線幅:3.5px
FINISH
線にドロップシャドウを追加
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ ドロップシャドウ ] を適用します。
描画モード:通常
不透明度:100%
X軸オフセット(X):-2px
Y軸オフセット(Y):2px
ぼかし:0.7px
カラー:#525e7d
すると左図のような状態にできます。
Illustratorのアピアランスはよく使うので覚えておく事をオススメします!
アイソメテキストの作り方
3D効果を使ってアイソメトリック文字をゼロから作る方法を解説します。併せてチェックされてみませんか?
アピアランスの塗りを追加設定
アピアランスの塗りを設定していきましょう。
数が多いですが、手順通りに進めていけば再現できます。
イラレ未導入の方は事前にIllustrator公式サイトから入手しておきましょう。
STEP.1
塗り①を設定
アピアランスの塗りに対して下記グラデーションを設定します。
グラデ① 色:#ff7600 位置:0%
グラデ② 色:#ffed00 位置:20%
グラデ③ 色:#40ff11 位置:43%
グラデ④ 色:#00beff 位置:70%
グラデ⑤ 色:#ed00ff 位置:100%
グラデーションツールの詳しい使い方は
コチラの記事で詳しく解説しています。
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ パス ] → [ パスのオフセット ] を適用します。
オフセット:5px
角の形状:マイター
角の比率:4
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ パスの変形 ] → [ 変形 ] を適用します。
移動
水平方向:0.7px 垂直方向:0.7px
オプション
オブジェクトの変形にチェック
パターンの変形にチェック
線幅と効果を拡大・縮小にチェック
コピー:20
STEP.2
塗り②を設定
STEP.2で作成した虹色の塗りをコピーします。
右下の [ + ] 上にドラッグ&ドロップでコピーできます。
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ ぼかし ] を適用します。
下記ぼかし(ガウス)の設定です。
半径:65pixel
STEP.3
塗り③を設定
アピアランスパネル左下の [ 新規塗りを追加 ] をクリック。
塗りの色:#000000
アピアランスパネル左下の [ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ 光彩(外側) ] を適用します。
描画モード:スクリーン
色:#ffffff
不透明度:75%
ぼかし:5px
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ パスの変形 ] → [ 変形 ] を追加。
移動
水平方向:0.35px
垂直方向:0.35px
オプション
オブジェクトの変形にチェック
パターンの変形にチェック
線幅と効果を拡大・縮小にチェック
コピー:15
アピアランス左下の [ 新規効果を追加 ] → [ パス ] → [ パスのオフセット ] を適用します。
オフセット:5px
角の形状:マイター
角の比率:4
STEP.4
塗り④を設定
アピアランスパネル左下の [ 新規塗りを追加 ] をクリック。
塗りの色:#ffffff
FINISH
最下部にドロップシャドウを追加
アピアランスの最上部にあるテキストをアクティブにし、[ 新規効果を追加 ] → [ スタイライズ ] → [ ドロップシャドウ ] を適用します。
描画モード:乗算
不透明度:65%
X軸オフセット(X):23px
Y軸オフセット(Y):23px
ぼかし:23px
カラー:#000000
すると左図のように文字オブジェクト全体の背面にドロップシャドウを追加できます。
背景を追加する
背景素材を作成しましょう。
お好みで色設定をしていただいて構いませんが、黒っぽい色味の方が映えますよ。
STEP.1
長方形ツールで矩形を作成
[
長方形ツール ] で背景用のオブジェクトを作成します。
画面をクリックすると縦・横幅を数値入力して長方形を作成できます。
サンプルは下記サイズです。
幅:1920px
高さ:1080px
STEP.2
グラデーションを設定
黒ベタでも良いですが、お好みでグラデーションの設定にしても良いでしょう。
サンプルの設定は下記です。
グラデーションの種類:円形グラデーション
縦横比:50%
グラデ① 色:K75% 位置:0%
グラデ② 色:K100% 位置:100%
すると左図のような円形グラデーションの背景が作成できます。
FINISH
完成
先に作成した虹色のテキストエフェクトを重ねると完成です。
お好みで背景にテクスチャを追加するとより高い質感が表現できますよ。
一度作ってしまえば後から簡単にフォントの変更も可能です。
グラフィックスタイルに登録しておくとワンクリックで質感が付与できますよ!
※グラフィックスタイルの使い方や登録方法は
コチラの記事で詳しく解説しています。
高品質なポートフォリオテンプレート
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。
#01 Pink Portfolio Layout
ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方は
InDesign公式サイトから入手しておきましょう。
ダウンロードする
#02 Portfolio Layout with Gray Accents
モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
ダウンロードする
#03 Portfolio Layout with Yellow Accents
黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。
ダウンロードする
#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint
収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
ダウンロードする
#05 Minimalist Portfolio Layout
ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
ダウンロードする
紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
ワンランク上のテンプレート素材
Illustratorのスキルアップをする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。
制作の手間を劇的に軽減するだけでなく、スキルアップの教材としても活用できますよ!
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Illustrator(イラストレーター)で立体感のある虹色のテキストエフェクトの作り方でした。
Webサイトやバナー、フライヤーなどの印刷物など、様々な媒体のロゴや見出しに使えるデザイン制作テクニックです。
アピアランスを使ったクリエイティブは汎用性が高く、一度作ってしまえばグラフィックスタイルに登録しておくとワンクリックで質感付与ができる優れものです。
是非オリジナルのエフェクトを生み出して制作物に適用してください!
ではまた!
様々なテキストエフェクトの作り方
Illustratorのアピアランスを使いこなして様々な質感のテキストエフェクトを作る方法を解説しています。
気になるサムネイル画像をクリックすればジャンプします。
※作成したテキストエフェクトをグラフィックスタイルへ登録する方法はコチラ
InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方は
Adobe公式サイトから入手できます。
高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート40選は
コチラ!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!