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ポートフォリオをゼロから作ろう!

【Illustrator】シンボルツールの使い方を徹底解説forイラレ初心者

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

Illustrator(イラストレーター)のシンボルツールの使い方をイラレ初心者の方に徹底解説します。
シンボルツールを使えばシンボルオブジェクトを簡単に作成・編集できます。

例えばランダムの間隔・サイズで大量の花びらが舞うようなグラフィックなどが簡単に作成可能!
手作業だと時間と手間が掛かりますが、シンボルツールなら自然な仕上がりで短時間で実現できます。

これからIllustratorを始められる方、更にイラストレーターを学習されたい方にオススメです。

シンボルツールで何ができるの?

Illustratorのシンボルツールを使えば左図のような表現が簡単にできます。

シンボルとなるオブジェクトを選択し、あとはドラッグするだけ!サイズや位置、色の変更などもドラッグで感覚的に操作可能。

意外と知られていないツールですが、シンボルツールは非常に便利ですよ!

シンボルツールの使い方

それではIllustratorの全シンボルツールの使い方を解説します。
イラレ初心者の方にも再現できるように詳しく解説いたします!

Illustratorを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはIllustratorが必須です。
未導入の方はIllustrator公式サイトからダウンロードしておきましょう。(7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

シンボルツールの場所

Illustrator画面左側のツールバー内に [ シンボルツール ] があります。(シンボルスプレーツールのショートカットは [ Shift + S ] )

シンボルツール上をクリック長押しするとその他シンボルツール一覧が表示されます。
よく使う場合はシンボルツールのパネルを独立させておくのがオススメ。
ツールバーを編集する
ツールバーが初期設定の [ 基本 ] のままだと表示されません。
[ 詳細 ] または [ ツールバーを編集 ] してシンボルツールを表示させておきましょう。

併せて [ シンボルパネル ] を表示させておきます。

※非表示の場合はイラレ画面上部の [ ウィンドウ ] → [ シンボル ] で表示可。
[ Sfift + Ctrl + F11 ] (Mac:Sfift + + F11)

シンボルスプレーツール

STEP.1
シンボルを選択
Illustratorでドキュメントを作成し、[ シンボルパネル ] を表示します。
※非表示の場合は [ Sfift + Ctrl + F11 ] (Mac:Sfift + + F11) で表示可。

左図は初期のシンボルパネルに収録されている花のシンボルをクリックして選択しました。
STEP.2
シンボルを作成
[ シンボルスプレーツール ] を選択します。
※ショートカットは [ Shift + S

クリック・ドラッグでシンボルを描きます。

一度だけクリックするとシンボルを1つ作成。
クリックを押しっぱなしでシンボルを連続で作成。
ドラッグで描いた軌跡にシンボルを連続で作成。

一度シンボルを作成すると同じボックス内にシンボルが連続で作成されます。
[ Alt ] (Mac:Option) を押しながらクリック・ドラッグするとシンボルの数を減らせます。
下記手順でシンボルスプレーツールのブラシサイズを変更できます。

ブラシサイズを大きく:] 
ブラシサイズを小さく:[

※Enterキーの左側にあります。
STEP.3
シンボルスプレーツールの終了
[ Ctrl ] (Mac:) を押しながらオブジェクトが無い個所をクリックすると [ シンボルスプレーツール ] での描画が終了します。

再度クリック・ドラッグを行うと新たなエリア内にシンボルを作成できます。

シンボルツールオプションを設定
ツールバーのシンボルツール上をダブルクリックすると、[ シンボルツールオプション ] が開きます。

直径、方式、強さ、シンボルセットの密度などが設定可能。

次から紹介する各種シンボルツールの設定も兼ねています。

シンボルシフトツール

編集対象のシンボルを [ 選択ツール ] で選択し、[ シンボルシフトツール ] をクリック。

ドラッグすると散布されたシンボルの位置を変更できます。Enter左の [ [キー ] と [ ]キー ] でブラシサイズを変更しながら位置を調整しましょう。

先に紹介した [ シンボルツールオプション ] も併用し、お好みの調整を行ってください。
シンボルを登録・編集・保存する方法
よく使うシンボルや任意のオブジェクトをオリジナルのシンボルライブラリに保存する方法をイラレ初心者の方に徹底解説しています。併せてチェックされてみませんか?

シンボルスクランチツール

編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルスクランチツール ] をクリック。

クリック、クリック長押しをした個所にシンボルが引き寄せられます。
[ Alt ] (Mac:Option) を押しながら同じ操作を行うとシンボルが離れていきます。

シンボルリサイズツール

編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルリサイズツール ] をクリック。

クリック、クリック長押しでシンボルを拡大。
[ Alt ] (Mac:Option) を押しながら同じ操作を行うとシンボルを縮小できます。

シンボルスピンツール

編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルスピンツール ] をクリック。

ドラッグでシンボルを回転できます。

シンボルステインツール

最初に塗りのカラーを設定。
次に編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルステインツール ] をクリック。

シンボルをクリックすると塗りのカラーで色変更ができます。
Alt ] (Mac:Option) を押しながら同じ操作を行うとシンボルの色を元に戻せます。

シンボルスクリーンツール

編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルスクリーンツール ] をクリック。

シンボルをクリック、ドラッグをすると塗り不透明度を下げられます。
Alt ] (Mac:Option) を押しながら同じ操作を行うとシンボルの不透明度を元に戻せます。

シンボルスタイルツール

[ グラフィックスタイル ] を開き、適用したいスタイルを選択。
編集対象のシンボルを選択ツールで選択し、[ シンボルスタイルツール ] をクリック。

シンボルをクリック、ドラッグをすると選択中のグラフィックスタイルを適用できます。
Alt ] (Mac:Option) を押しながら同じ操作を行うとシンボルのグラフィックスタイルを削除。

シンボルをパスオブジェクトに変換

シンボルオブジェクトの色や形状を個別で編集する方法を解説します。
通常のシンボルオブジェクトのままでは [ ダイレクト選択ツール ] 等で編集できません。

シンボルへのリンクを解除

シンボルパネル下部にある [ シンボルへのリンクを解除 ] をクリックするとオブジェクトのアンカーポイントやセグメントを直接編集できるようになります。

※一度 [ シンボルへのリンクを解除 ] を行うと元に戻せません。再度編集したい場合は事前にオブジェクトをコピーしてから行いましょう。

分割・拡張を行う方法

STEP.1
シンボルオブジェクトを確認
シンボルツールで作成したオブジェクトは [ ダイレクト選択ツール ] でオブジェクトを直接編集ができません。

例えば一部だけ花びらの数を減らしたいなど、パスとセグメントの編集はできません。

[ Ctrl + Y ] (Mac: + Y) でアウトライン表示にすると単なる矩形のシンボルとして扱われています。
STEP.2
分割・拡張
オブジェクトを選択し、Illustrator画面上部の [ オブジェクト ] → [ 分割・拡張 ] をクリック。[ オブジェクト ] と [ 塗り ] にチェックを入れて [ OK ] をクリック。

単体のシンボルの場合は一度だけ [ 分割・拡張 ] を行えば大丈夫です。
STEP.3
もう一度分割・拡張
複数のシンボルを配置している場合は再度 [ 分割・拡張 ] を適用します。

すると [ ダイレクト選択ツール ] でアンカーポイントとセグメントが直接編集できるようになります。

より細やかな修正を加えたい時に活用できますよ。
元に戻せないので注意
一度 [ 分割・拡張 ] を行うと元のシンボルオブジェクトとして編集ができなくなります。念のためにファイルまたはオブジェクトをコピーしてから [ 分割・拡張 ] を行う事をオススメします。

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

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#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

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#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!

ワンランク上のテンプレート素材

Illustratorのスキルアップをする上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減するだけでなく、スキルアップの教材としても活用できますよ!


AI形式で作られた高品質なフライヤーのテンプレート50選です。画像と文字を差し替えるだけ、超短時間でハイクオリティなフライヤーが作成可能!
様々なフライヤーのテンプレート50選


デザイン制作を学ぶ導入編としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い!
相手に舐められない名刺テンプレート50選


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートでレイアウトや余白、文字サイズを簡単に研究可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選


ロゴ作成とIllustratorの相性は抜群!
ロゴ制作の効率化だけでなく、アイディアやデータの作り方を学習・研究するための良質な教材だらけですよ。
ハイクオリティなロゴテンプレート50選


単なる白黒のテキストを高品質なロゴのようなグラフィックにできるエフェクトです。
ロゴ・見出しなどキャッチなオリジナルタイトルを一瞬で作成できる優秀な素材ばかり!
商用利用が可能で高品質なテキストエフェクト50選


継ぎ目が無い高品質な背景素材50選です。
全て商用利用OK!作品の密度を一気に高める事ができる汎用性の高い素材ばかりです。
商用利用できる高品質なシームレス背景パターン58選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、Illustrator(イラストレーター)の全シンボルツールの使い方についてでした。

シンボルツールは大量のオブジェクトをランダムに配置する際に威力を発揮します。
オブジェクトのサイズや位置、色や不透明度などを簡単に設定できるので編集性も抜群!

あまり知られていないツールですが、シンボルツールは非常にオススメです。
ポートフォリオやチラシ・名刺などの印刷物、Webサイトやバナー・ゲームUI等のUIデザインなど、Illustratorを使った幅広いクリエイティブを加速させてくれますよ。

ではまた!

InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート40選はコチラ
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