Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。
Photoshop(フォトショップ)のCCライブラリの使い方をイラレ初心者の方向けに徹底解説します。
自身で作成した素材やAdobeStockでダウンロードした素材を素早く活用できる便利なパネルの一つ。
CCライブラリはWebデザインやバナー制作、UIデザイン、チラシや名刺などのDTP等、Photoshopを使った各種クリエイティブ作業をより効率的に行う為に必要不可欠な機能です。
基本操作から素材の追加・使用方法、そして画像から抽出を使ったパターン素材の作成方法などを詳しく解説します。
Photoshopを始められる方、より詳しくフォトショップの使い方を学びたい方にオススメですよ!
フォトショ版CCライブラリの使い方
それではPhotoshopのCCライブラリパネルの使い方と活用例を解説します。
フォトショ初心者の方にも再現できるように詳しく解説いたします!
Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方は
Adobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランは
コチラの記事で徹底解説しています。
CCライブラリの場所

Photoshop画面上部の [ ウィンドウ ] → [ CCライブラリ ] から表示できます。
フォトショを使う上でよく使うパネルの一つなので常時表示させておくと便利ですよ。
オリジナル素材をライブラリに追加
自身で作成した素材をCCライブラリに登録する事ができます。
よく使う汎用的な素材はCCライブラリに登録しておくと非常に便利ですよ。
STEP.1
Photoshopで素材を作成
PhotoshopでCCライブラリに追加したい素材を作成します。(サンプルは
コチラの記事で解説しているゲームUI画面です。)
※なお、フォトショ未導入の方は事前に
フォトプラン公式サイト(月額は最安の1,180円)から入手しておきましょう。
STEP.2
新規ライブラリを作成
CCライブラリパネルを開きます。
今回はオリジナル素材を追加する専用のライブラリを追加したいと思います。
CCライブラリ内の [ 新規ライブラリを作成 ] をクリックします。
新規ライブラリ作成の画面が開くのでお好きな名称を入力し、[ 作成 ] をクリック。
サンプルはps_original_libraryと入力しました。
STEP.3
ドラッグ&ドロップで追加
CCライブラリに登録したい素材が複数のレイヤーで構成されている場合は、事前にグループ化しておきます。
※グループ化のショートカットは [ Ctrl + G ] (Mac:⌘ + G)
グループ化したオリジナルライブラリの中へドラッグ&ドロップすると対象のグラフィックが追加できます。
ファイル名の上をダブルクリックすると名称が変更可。
自身で管理しやすい名前に変更しておきましょう。
STEP.4
CCライブラリを整理
文字レイヤーをアクティブにしている際はテキストカラー、文字スタイル等もCCライブラリに登録できます。
パネル右下の [ 選択から新規グループ作成 ] をクリックするとグループごとにまとめて整理できます。自身が使いやすい様にカテゴリ分けして整理しておきましょう。
AdobeStock素材をライブラリに追加
STEP.1
AdobeStockで素材をダウンロード
STEP.3
CCライブラリを開く
[ CCライブラリパネル ] を開きましょう。
※非表示の場合は [ ウィンドウ ] → [ CCライブラリ ] で表示可。
もし別のライブラリを参照している場合は左図をクリックするとCCライブラリのトップに戻れます。
[ Stockテンプレート ] をクリックしましょう。
するとAdobeStockで入手した素材一覧が表示されます。
ライブラリから素材を使用する
ライブラリに登録された素材をIllustratorで使う方法を解説します。
STEP.1
CCライブラリを開く
[
CCライブラリパネル ] を開きましょう。
※非表示の場合は [
ウィンドウ ] → [
CCライブラリ ] で表示可。
使用したいライブラリを開きます。
サンプルは [
Stockテンプレート ] をクリックしました。
すると
AdobeStockで入手した素材一覧が表示されます。
STEP.2
配置完了
ドラッグ&ドロップで素材を配置できます。
配置後は [
Enter ] または画面上部の [
〇 ] をクリックして配置を確定。
左図は
コチラのJPEG画像を配置した例です。
AI形式、JPEG形式、PNG形式など、様々な形式の素材がドラッグ&ドロップで配置できます。
STEP.3
各種ソフトで開く
サムネール画像をダブルクリックすると別ウィンドウでファイルが開けます。JPEGやPSDならPhotoshopの別ウィンドウで、AIファイルならIllustratorの別ウィンドウで、開くことができますよ。
※Illustrator未導入の方は事前に
Illustrator公式サイトから入手しておく必要があります。
レイヤーサムネールに注目
CCライブラリから配置した素材のレイヤーにはクラウドアイコンが追加されます。編集を行うとクラウド上のファイルも同期しているので同様の変更が加えられます。
画像から抽出しCCライブラリに登録
パターンやシェイプ、カラーテーマ、グラデーション、文字などが半自動的に抽出でき、CCライブラリに登録できる便利な機能です。
PhotoshopのCCライブラリへ効率的に素材を登録できますよ。
パターンの使い方
STEP.1
画像から抽出を選択
CCライブラリパネル右下の [ エレメントを追加 ] → [ 画像から抽出 ] をクリックします。
※サンプルはレイヤーをアクティブにしていません。
STEP.2
編集画像を開く
画像から抽出の画面が開きます。
適用したいお好きな画像をドラッグ&ドロップで読み込みましょう。
サンプルは
コチラの画像を使用しました。
上部タブから [ パターン] 、[ シェイプ ] 、[ カラーテーマ ] 、[ グラデーション ] 、[ 文字 ] 、が選択できます。
サンプルはパターンを選択しました。
STEP.3
右メニューから設定
右メニューから詳細を設定します。
パターン、カラーモード、拡大・縮小、回転等を設定できます。
5種類のパターンが選べるので様々な表現が可能。
1枚のJPEG画像から様々なパターン素材が作れますよ。
STEP.4
完成
お好みのパターンが作れたら画面右下の [ CCライブラリに保存 ] をクリックして登録完了です。
パターンで塗りつぶし
CCライブラリに登録したパターン素材を適用すると [
パターンで塗りつぶし ] で登録されます。レイヤーサムネールをダブルクリックすると角度や比率が設定できますよ。
※パターンで塗りつぶしの詳しい使い方は
コチラの記事で解説しています。
シェイプの使い方
上部タブの [ シェイプ ] をクリックすると、読み込んだ画像をシェイプオブジェクトに変換してCCライブラリに登録できます。
[ ディティール ] 、[ 反転 ] 、[ 保存時にスムージング ] が設定可能。
画面左上の消しゴムで不要な個所を消す事も可能ですよ。
カラーテーマの使い方
上部タブの [ カラーテーマ ] をクリックすると、読み込んだ画像からテーマカラーを抽出できます。
カラームードには [ カラフル ] 、[ ブライト ] 、[ ミュート ] 、[ ディープ ] 、[ ダーク ] 、[ なし ] から選択できます。
グラデーションの使い方
上部タブの [ グラデーション ] をクリックすると、読み込んだ画像からグラデーションを抽出できます。
グラデーションの色を抽出したい個所に [ グラデーションの停止点 ] をドラッグ&ドロップで移動するだけで簡単に生成可能です。
文字の使い方
上部タブの [ 文字 ] をクリックすると、近いフォントを自動で検索してくれます。
文字エリアを囲み、[ 類似フォントを検索 ] をクリックすると候補となるフォントが表示されます。あとはお好きなフォントをCCライブラリに保存するだけ!
高品質なポートフォリオテンプレート
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。
#01 Pink Portfolio Layout
ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方は
InDesign公式サイトから入手しておきましょう。
ダウンロードする
#02 Portfolio Layout with Gray Accents
モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
ダウンロードする
#03 Portfolio Layout with Yellow Accents
黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。
ダウンロードする
#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint
収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
ダウンロードする
#05 Minimalist Portfolio Layout
ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
ダウンロードする
紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
ワンランク上のテンプレート素材
Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。
下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。
制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選
良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
おわりに
以上、Photoshop(フォトショップ)のCCライブラリパネルの使い方と活用方法についてでした。
よく使う素材やカラー情報などをCCライブラリに登録しておくと素早く呼び出す事ができます。
また、AdobeStockからダウンロードした素材も効率的に管理・編集できるので非常に便利!
単に素材を登録するだけでなく、画像から抽出を使えば1枚の画像から様々なパターン素材を短時間で作る事も可能です。
Webデザイン、バナーデザイン、フライヤーや名刺などのDTP、UIデザイン等、幅広いクリエイティブで活躍するCCライブラリをマスターし、更に作業効率を高めてください。
ではまた!
InDesignは活用されていますか?
Illustratorだけでなく、InDesign(インデザイン)も活用されているでしょうか?
ポートフォリオ制作はイラレよりInDesignの方が効率的に作成できます。
まだInDesignを導入されていない方は
Adobe公式サイトから入手できます。
高品質で商用利用可能なポートフォリオテンプレート42選は
コチラ!
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ
現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!