【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

Photoshop初心者向けデザイン基礎講座

当コンテンツはPhotoshop初心者向けのデザイン基礎講座です。
様々なデザイン制作に必要不可欠なPhotoshopの基本操作や応用操作を身に付けましょう。

当授業の目的

当授業ではPhotoshopやIllustratorを使ったクリエイティブを身に付ける事を目的としています。
例えばYouTubeのサムネイル画像作成やロゴ作成、SNS用のバナー作成、動画配信に必要な素材を自作するなど。
テンプレートを使わず、自身のアイディアをゼロからビジュアル化する上で必要な基礎を習得します。

授業スケジュール

日程

午前:10:00~13:10
午後:14:10~17:20

予定内容

基本的にPhotoshopがメインです

2024/05/14 授業概要、Photoshopの基本操作
バナー制作
2024/06/11 Photoshopの基本操作
複数バナー制作、素材作成、ロゴ作成
2024/07/09 PhotoshopとIllustratorの基本操作
フォトショとイラレを組合わせたクリエイティブ、フォトエフェクトの作成
2024/07/30 基本操作おさらい、テンプレ活用方法
オリジナルのYouTubeサムネイル画像や宣伝用バナーを自作
フォトショ、イラレの使い方
上記スケジュールの通り、計24時間の授業内で教えられることは限られてきます。
ぜひ授業外の時間を活用して積極的にPhotoshopやIllustratorの使い方を研究して下さい。

Photoshopの概要と導入方法

Photoshopの概要や他ソフトとの違い、導入方法について簡単に解説します。

Photoshopとは?

Photoshop(フォトショップ)で出来る事や他ソフトとの違いを理解しましょう。

Photoshopを導入しよう

学割コンプリートプランならPhotoshopやIllustratorをはじめ、全てのAdobe製品が利用可能です。
予算的に厳しい方はフォトプラン(20GB)の単体契約が最もお得にPhotoshopが使えます。

学割コンプリートプラン:月2,180円、年間26,162円(通常は86,880円、圧倒的最安値)
フォトプラン:月1,180円、年間14,080円(20GBならフォトショ単体で断トツ最安値)
Adobe製品のクラック版は超危険
非正規版(クラック版)の利用はセキュリティ的な観点から推奨(そもそも違法)できません。スパイウェアなどが仕込まれている可能性が高く、結果として製品の使用料を遥かに超える損害を受ける危険性があります。(他にもアップデート不可、オンライン機能全般が使用不可、フォトショ機能の美味しい所がまともに使えない等、危険を冒してクラック版を使うメリットが無い)
Adobe製品は必ず正規の手順を踏んで導入してください。

Photoshopの基本操作

Photoshopを実際に触って基本的な使い方を身に付けていきましょう。
なお、Photoshopの腕を上げる最短の手段は「Photoshopを触りまくる」、これに尽きます。

とりあえずお絵描きしてみましょう

左のキャラクター(ぴーちゃん)をダウンロードしてください。
[ 左記画像の上で右クリック ] → [ 名前を付けて画像を保存 ] → [ 左メニューからデスクトップを選択して保存をクリック

※オマケ:Illustratorで左記線画を作る方法はコチラ
・ブラシツールの使い方はコチラ
・レイヤーマスクの使い方はコチラ
・クリッピングマスクの使い方はコチラ
・塗りつぶしツールの使い方はコチラ
・選択範囲を編集する4つの方法はコチラ
・フォトショ特有のコピペ方法はコチラ

色変えをしてみよう

ぴーちゃんの色を変えてみましょう。
Photoshopなら非破壊で色変更が可能です。

・調整レイヤーの使い方はコチラ
・レベル補正の使い方はコチラ

簡単な合成画像を作ってみよう

・クイック選択ツールの使い方はコチラ
・スマートオブジェクトについてはコチラ
・レイヤーマスクの使い方はコチラ

任意の不要な対象物を簡単に削除

・削除ツールの使い方はコチラ
・生成塗りつぶしはコチラ
・ラスタライズの方法と注意点はコチラ

お手軽な人物の切り抜き方法

・人物の切り抜き方はコチラ
・色相・彩度の変更方法はコチラ
・髪の毛の色変更はコチラ

文字を入力をしてみよう

文字入力に対して苦手意識を持たれている方は多いかもしれません。
しかしデザイン制作全般で文字は絶対に外せない要素の一つです。

そんなPhotoshopの入力に少し慣れていきましょう。

・文字ツールの使い方はコチラ
・AdobeFontsの使い方はコチラ
・テキストエフェクトについてはコチラ
・段落パネルの使い方はコチラ
・線を重ねる方法はコチラ

押さえておくべき操作16選

コチラはPhotoshop初心者の方が押さえておきたいフォトショ操作16選です。
非常に多機能なソフトなので使用頻度が高くて便利な操作から効率よく覚えていきましょう!

制作をしてみよう

実際にPhotoshopを使った制作を行いながらデザイン制作の基礎を学習します。
指定サイズのキャンバス内に画像や文字、アイコン等をレイアウトし、JPEG形式で書き出す一連の流れを身に付けましょう。

そもそもデザインの目的って?

制作の前に少しデザインについて考えてみましょう。

デザインとは「対象物を装飾する事」と思われている方が多いでしょう。
間違いでは無いのですが、「単に装飾する」事は、必ずしもデザインに繋がるとは言い切れません。

デザインを行う目的と装飾が一致していないと単なる「意味の無い飾り」でしかありません。
「内容をわかりやすく伝える為の工夫」が結果として「デザイン」に繋がる、というイメージです。

より相手にコンテンツ内容が伝わるよう手を加える事がデザインの本質と言えます。

同じ白黒バナーですが、左は情報の優先順位にメリハリが無く、何を主に伝えたい内容かパッと頭に入ってこないですね。同時に文字のレイアウト等もマチマチ、とりあえず要素を入れた感丸出しです。

右側のように情報の優先順位を少し整理し、デザイン(内容を分かりやすくする為の処理)を施すと、伝えたい内容を「より」分かりやすくできます。

認識に注意
視認性を阻害する過度な背景パターンや文字の装飾など、一見賑やかしのデザイン作業は「デザインと逆の行為」に繋がる可能性があるので要注意です。
ごちゃごちゃ装飾する ≠ デザインしている」、「シンプル ≠ デザインしていない
バナーやWeb等のデザインだけでなく、キャラデザや様々なコンテンツ制作でも言える事ですね。

簡単なバナーを作成してみよう

Photoshopの基本機能を使ってバナー制作を行ってみましょう。
Photoshopを未導入の方はフォトプラン公式サイト(月額は最安の1,180円)から入手しておきましょう。

左画像をデスクトップに保存してください。
[ 画像の上で右クリック ] → [ 名前を付けて画像を保存 ]

※バナーの具体的な作り方はコチラの記事を参照。

6/11素材

第二回目の授業で使用する素材です。

ゆがみで表情を変えてみよう

左の画像をデスクトップにダウロードしてください。

ゆがみを使って女性の表情を変えてみましょう。
・ゆがみの操作方法はコチラ

複数バナー

左画像をデスクトップに保存してください。
[ 画像の上で右クリック ] → [ 名前を付けて画像を保存 ]

※複数サイズバナーの具体的な作り方(前編後編
・アートボードツールの使い方はコチラ
・フィルターを使ったぼかし方はコチラ
・レベル補正の使い方はコチラ
・手軽に人物を切り抜く方法はコチラ
・レイヤーマスクの使い方はコチラ
・色相・彩度の使い方はコチラ

YouTube用サムネ画像を作成

ヨガ動画をイメージしたYouTubeのサムネイル画像を作ってみましょう。
人物の切り抜き、文字入力、背景の追加、アイコン等での装飾など。
簡単なグラフィック作成を行う上で必要な操作を身に付けましょう!

左記バナーの具体的な作り方はコチラの記事を参照。

yoga.zipをデスクトップにダウンロードして展開。
[ zipファイル上で右クリック ] → [ すべて展開 ] → [ デスクトップを選択して展開 ]

7/9素材

7/9の授業素材です。

バナー制作のおさらい

前科の授業から少し時間が経ちました。
Photoshopのおさらいがてら、上記のようなバナーデザインをしていきましょう。

左画像をデスクトップに保存してください。
[ 画像の上で右クリック ] → [ 名前を付けて画像を保存 ]
コチラのアイコンもデスクトップに保存。
※旅行をテーマにした複数サイズバナーの具体的な作り方はコチラ

パターンの登録と作成

背景などにパターン柄を適用したい時などに使えるパターンテクニックです。
よく使う手法なので是非マスターしてください。

・パターンの定義はコチラ
・ストライプパターンの作り方はコチラ
・デザインを彩るグラデーションの使い方はコチラ

Illustratorを触ってみよう

Photoshopと似て非なるIllustrator(イラストレーター、略してイラレ)を少し触ってみましょう。
操作系はPhotoshopと似通った個所が多いので覚えやすいですが、クセもあります。

なお、イラレを使う用途でよくあるパターンはロゴデザイン、アイコン制作、紙面やデジタル媒体のレイアウト等が挙げられます。(イラレで出来る事の一例はコチラ、イラレとフォトショの違いはコチラ

今回Illustratorを使って挑戦する事

  • Illustratorをざっくり触ってみる(よく使うイラレの操作16選はコチラ
  • Illustratorで簡単なグラフィックを作成(アイコン的なグラフィックの作り方5選はコチラ
  • Illustratorで作成したグラフィックをPhotoshopで活用する(詳しい方法はコチラ

Illustratorは必須ではないけど超便利

正直PhotoshopがあればIllustratorで作れるクリエイティブは可能です。
要は「Illustratorを使う方が制作効率や使いまわしの良いデータ作成が有利なコンテンツがある」ので、Photoshopだけ使うよりIllustratorも知っておいた方が便利ですよ、という事です。

ロゴやアイコン、各種イラストなど、動画素材を自作する際にPhotoshopとIllustratorを併用しながら効率的に作れるようになると自身にとって強みになりますよ。
是非Illustratorも併せて学習して下さい。

Illustratorの基本から応用操作までをゼロから徹底解説しています。本格的にイラレを学習されたい方は是非チェックして下さい。

7/30素材

7/30、本日が最終授業となります。
今日はこれまで学習した内容を使ってオリジナルの制作物に挑戦してみましょう。

レイヤースタイルを活用したロゴ

・ゴールド文字の作り方はコチラ
・お手軽ブレンドのサンプル→blend(より高度なブレンドテクニックはコチラ
・異世界ロゴの作り方はコチラ

テンプレートを使った方法

制作は必ずしもゼロから自作する必要はありません。
イメージに合ったテンプレートがあれば活用し、時短とクオリティアップをしてみるのもアリですよ。

手軽なAdobeExpress

AdobeExpress公式
AdobeExpressの基本操作はコチラ(noteの見出しデザイン方法はコチラ

割と使う小ネタ:AdobeExpressでデザインしたデータをPhotoshopで開く方法

  1. AdobeExpressからPDF形式でダウンロード
  2. IllustratorでPDFを開く
  3. [ ファイル ] → [ 書き出し ] → [ 書き出し形式 ] → [ PSDを選択 ]
  4. PhotoshopでPSDを開く

ハイクオリティでカスタマイズが容易なAdobeStock

AdobeStock公式

  • 商用利用可能なので安心して使える(著作権侵害素材を利用すると手痛い目に遭います)
  • 素材点数がダントツ(4億点以上)なので何でも見つかる
  • 素材のクオリティが高い
  • AdobeStockの素材活用例はコチラ
例えば左図はコチラの素材です。
様々なサイズのバナーテンプレートが設定されたPSDが380円くらいで購入可能。(私が契約しているプランなら画像素材の単価260円くらい。)

ゼロベースで作ると割と労力がかかりますが、テンプレを使えば制作時間を一気に圧縮できます。
高品質なバナーテンプレート
商用利用可能で高品質なバナーテンプレート素材です。少しの労力でプロ品質が出せるチート素材ですよ。

オリジナルバナーを制作してみよう

今までの授業で修得した機能を使ってオリジナルのバナーデザインを行ってみましょう。
(おさらい授業なのでテンプレートは使わず、全て頑張って自作して下さい。)

自身のYouTubeチャンネルのコンテンツ用バナー、SNS等へチャンネルの認知に活用するためのバナー、自身が好きなコンテンツをモチーフにしたバナー等。
制作するバナーのジャンルは問いません。(制作に関する不明点は随時質問して下さい。)

制作点数は1点以上(複数のバナーデザインもOKです。)

バナー制作の流れの一例

STEP.1
ネタを考える
制作したいバナーのネタを考えます。
ネタを元に、紙とペンで大まかなラフを描きます。

併せて制作予定のバナーサイズを調べておきます。
YouTube用サムネ:1280px x 720px
GDN用バナー:300px x 250px、336px x 280px等
インスタ:1080px x 1080px、1080px x 1350px等

バナーに掲載したい要素は全て書き出しておきましょう。
※自身が作成したいバナーデザインの資料をいくつか探してダウンロードしておきましょう。
STEP.2
ドキュメントの設定
Photoshopで新規ドキュメントの設定を行いましょう。
Web用のバナー素材なのでカラーモードはRGBカラーで作成します。

1つのPSD内に1つのデザインを作りたい場合はアートボードのチェックは外しておきましょう。
1つのPSD内に2つ以上のデザインを作りたい場合はアートボードにチェックを入れます。
STEP.3
デザイン制作
STEP.1で作成したラフを元にデザインを作成しましょう。

ベースとなる色を先に作り、細部のデザインを作るとイメージが掴みやすいです。
背景色や背景写真・イラストの設定、大きな文字のフォントデザインや色などを優先的に決めます。

※ダウンロードしたバナーを参考にしながら自身のアイディアを組合わせてオリジナルに落とし込むと更にいい感じになります。

制作中はこまめなPSDの上書き保存を心がけてください。
FINISH
書き出し
STEP.3のデザインをJPEGやPNG等で書き出しを行ったら完成です。

書き出し方法はコチラ
スライスツールを使った書き出し方法はコチラ

簡単なプレゼンをしてみましょう

せっかく作成した制作物なので是非プレゼンをしてみましょう。
3分以下で簡単に解説してください。

下記はプレゼン内容の一例です。(一例なので他の内容でも構いません。)

  • 制作物の概要、テーマなど
  • おすすめポイントや苦労した点、見てほしい点、今後挑戦してみたい事など
  • Photoshopについての感想など

ためになるデザイン書

デザインについての知識を増やしたい方にオススメの書籍です。
画像が多く、堅苦しくない内容で読みやすい本ばかり。
通学中の電車内で読むと有益な知識が身に付きますよ。