【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

【初心者Photoshop講座】人物写真のレタッチテクニック基礎をゼロからマスターしよう

記事内にプロモーションを含む場合があります
Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

第3回目の初心者向けPhotoshop講座です。
当講座では人物写真を使ったレタッチテクニックの基礎を学習できます。
人物の切り抜きと選択範囲の調整、背景の合成、色調整やテクスチャを使った質感変更など。レタッチテクニックの基礎が網羅的に学習できます。

ゼロからフォトショップの使い方を学習されたい方にオススメのコンテンツですよ。

当講座では何をするの?

上記の様に人物写真を使ったレタッチテクニックの基礎が網羅機的に学習できます。人物の切り抜き、髪などのパーツ単位での色変更、背景の差し替え、写真の質感変更など。Photoshopを使ったクリエイティブの基本的な操作がゼロから学習できますよ。

人物写真を使ったレタッチの基礎

簡単な人物のレタッチを通じて、Photoshopでよく使う機能を網羅的に学習できます。
第2回目の初心者向けPhotoshop講座を更に発展させた内容となっています。

Photoshopを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはPhotoshop(フォトショップ)が必須です。
未導入の方はAdobe公式サイトから導入できます。
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

人物を切り抜く

STEP.1
人物画像を開く
人物の画像をダウンロードしましょう。高解像度画像は [ Stylish young woman touching sweater and looking at camera isolated on white. ] です。

Photoshopを立ち上げて先ほどの画像をドラッグ&ドロップして開きましょう。
STEP.2
スマートオブジェクトに変換
レイヤーパネルを開きます。
※レイヤーは [ F7 ] で表示・非表示が可能。

[ 背景レイヤー ] 上にカーソルを合わせ [ 右クリックメニュー ] → [ スマートオブジェクトに変換 ] をクリック。
※スマートオブジェクトのレイヤーサムネールには小さなアイコンが表示されます。
スマートオブジェクトとは?
スマートオブジェクトの特徴やラスターレイヤーとの違いはコチラの記事で詳しく解説しています。スマートオブジェクトは非破壊で画像編集する上で欠かせない機能です。
STEP.3
背景を削除
[ コンテキストタスクバー ] 内の [ 背景を削除 ] をクリックして人物の切り抜きを行います。
レイヤーパネルを参照するとレイヤーマスクが追加されている事が確認できます。

※レイヤーマスクサムネールをダブルクリック、または [ Alt + Ctrl + R ] (Mac:Option + + R) で [ 選択とマスク ] が開き、より精度の高い選択範囲を作るための調整ができます。
FINISH
人物の切り抜きが完了
人物の切り抜きが完了しました。白とグレーの市松模様の背景は透明を表しています。

レイヤーパネル下部にある [ べた塗りまたは新規調整レイヤーを追加 ] → [ べた塗り ] を追加すると背景色を変える事ができますよ。

髪などのパーツを色変更

STEP.1
レイヤーを複製
レイヤーパネルを参照し、[ Ctrl + J ] (Mac: + J) で人物レイヤーをコピーします。
コピーしたレイヤーを右クリックメニューから [ スマートオブジェクトに変換 ] します。

ついでにレイヤー名を変更しておきましょう。サンプルは上から順に「髪色」と「ベース」に変更。ベースレイヤーは一旦非表示にして髪色だけ表示します。
STEP.2
髪と眉を選択
髪色レイヤーをアクティブにします。
[ オブジェクト選択ツール ] で髪と眉を選択します。
髪の毛と眉のエリアでレイヤーマスクを作成します。髪と眉のみが表示された状態ですが、境界が粗いですね。

[ Alt + Ctrl + R ] (Mac:Option + + R) で [ 選択とマスク ] を開き、マスクの境界を整えましょう。(コチラの記事で髪の毛などの複雑な選択範囲を調整する方法を詳しく解説しています。)
髪の毛と眉のマスクが整えられました。
STEP.3
髪と眉の色を変える
[ Ctrl + U ] (Mac: + U) で [ 色相・彩度 ] を追加し、お好みの色に調整しましょう。

レイヤーの不透明度を少し下げ、描画モードを [ カラー ] に変更すると馴染みの良い髪色変更ができます。
FINISH
人物の髪色変更が完了
以上で人物の髪色変更が完了しました。お好みで唇やその他パーツの色も変えてみましょう。

背景を合成

STEP.1
背景を配置
背景に任意の画像を [ 配置 ] します。サンプルは [ Blurred image Purple glitter vintage lights background ] を配置しました。

※スマートオブジェクトになっている事を確認しておきましょう。
STEP.2
背景をぼかす
少し背景が主張し過ぎな印象なので、Photoshop画面上部の [ フィルター ] → [ ぼかし ] → [ ぼかし(ガウス) ] を適用します。
ぼかし半径はお好みで調整して下さい。(サンプルは26px適用しました。)
背景がボケてポートレート風のイメージができました。
STEP.3
調和で人物を馴染ませる
背景と人物の馴染みを調整しましょう。レイヤーパネルからベースをクリックしてアクティブにします。

[ フィルター ] → [ ニュートラルフィルター ] をクリックします。
[ カラー ] → [ 調和 ] を適用します。[ 参照画像 ] に背景に使用している画像を選択。
[ 強さ ] 等のパラメータはお好みで調整し、最後に [ OK ] をクリック。
FINISH
背景の合成が完了
以上で背景の合成が完了しました。

全体の質感をレトロ風に変える

STEP.1
トーンカーブを追加
レイヤーパネル下部の [ べた塗りまたは調整レイヤーを新規作成 ] → [トーンカーブ ] を追加します。
トーンカーブはレッド、グリーン、ブルーの各チャンネルを左図の様に個別編集します。
するとレトロ感のある色味にできます。
STEP.2
ライトリークを追加
赤色から透明に変化するグラデーションを追加します。
レイヤーの描画モードを [ スクリーン ] に変更するとライトリーク風のエフェクトが追加できます。

※より詳しいライトリークの作り方はコチラの記事で解説しています。
STEP.3
古紙テクスチャを追加
[ creased dark paper texture ] をダウンロードし、配置します。すると白と黒のボロボロになった質感の紙テクスチャが表示されます。

テクスチャの描画モードを [ スクリーン ] に変更すると黒い部分が透明になり、白いシワの部分のみが残ります。古紙の雰囲気が出せました。
コチラの記事で作り方を解説しているノイズテクスチャを作成して重ねると、よりザラっとした古い写真の質感が再現できますよ。
画像の書き出し方法
コチラの記事で作成した画像をJPEGやPNGなどに書き出す方法を徹底解説しています。画像の書き出しに関する知識は必須ですよ!

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

ダウンロードする

#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

ダウンロードする

#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!

ワンランク上のテンプレート素材

Photoshopを学習する上で、プロが作成した生データを研究する事は重要です。

下記記事でプロが作成した高品質で汎用性の高いテンプレート素材を紹介しています。
全て商用利用可能、テキストや画像を変えるだけでプロの品質が出せます。

制作の手間を劇的に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート45選


デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い!
相手に舐められない名刺テンプレート50選


バナーはフォトショップを練習する上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選


紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差を付けてより高みを目指しましょう!
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選


制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬!
様々なモックアップテンプレート57選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、Photoshop(フォトショップ)で人物写真を使ったレタッチの作例についてでした。
人物の切り抜き、背景を変更、背景と人物の馴染ませ、質感の変更など。フォトショでよく使う様々な操作を網羅的に使います。

Photoshopは触れば触るほど腕が上達するので、どんどん触っていきましょう!

ではまた!

初心者向けPhotoshop講座の目次

Photoshop講座の目次です。
順に講座を進めていけばフォトショを使ったクリエイティブ力が劇的に向上しますよ!

Photoshop目次一覧