InDesign(インデザイン)の親ページ(マスターページ)の概念や使い方について徹底解説します。
インデザ初心者の方に少しハードルが高い親ページの扱い。
親ページを使うメリットや具体的な使い方を分かりやすく解説いたします。
ポートフォリオの制作をはじめとしたページ物で必要不可欠な機能をマスターしましょう!
この記事の目次
親ページ(マスターページ)とはInDesign(インデザイン)でページ物を作る際に便利な機能です。
そんな親ページを活用すればポートフォリオや雑誌など、複数ページで構成された制作物に使われる共通デザインを一括で素早く編集できます。
ポートフォリオを例にすると…
- イラスト紹介ページの背景は親ページAを適用
- CG作品の背景は親ページBを適用
- デッサン作品の背景は親ページCを適用
…といった風に、共通デザインの背景パーツを作成してページに適用するだけ。
IllustratorやPhotoshopでポートフォリオを作る場合はいちいちページごとにテンプレートデザインをコピペした上で文字や掲載画像をレイアウトする必要があります。
…面倒ですよね。
InDesignなら共通のページデザインを親ページ(マスターページ)として作成しておき、ページに適用するだけです。もし背景デザインを変えたい場合も、親ページの背景をちょこっと変えるだけで適用している全ページが自動的に変更され、効率的にポートフォリオをはじめとしたページ物が作成できます。
それでは親ページ(マスターページ)の編集方法を解説します。
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なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。
ページパネルを活用する
初期設定ではワークスペース左側にあります。
もし見つからない場合は [ ウィンドウ ] → [ ページ ] をクリックしましょう。
※ショートカットは [ F12 ] です。
親ページを編集
まだの方は事前にAdobe公式サイトから入手しておきましょう。
ページパネルを確認します。
パネル上部に [ A-親ページ ] があります。
新規ドキュメント作成時に作られる親ページです。
名前の個所をダブルクリックします。
※ページアイコンをダブルクリックでも可。
親ページを追加
親ページを削除・複製
親ページ設定を変更する
すると [ 親ページ設定 ] が開きます。
プレフィックス、名前、基準親ページ、ページ数の設定が行えます。
InDesignで親ページが作成できたらページに適用してみましょう。
なお、新規ドキュメント作成時に自動生成される「A-親ページ」は全てのページに適用されています。
複数の親ページを作成して任意のページに適用
カラーラベルを変えると便利
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※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
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編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。
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以上、InDesign(インデザイン)の親ページ(マスターページ)の概念と使い方についてでした。
単ページのペラ物ならIllustratorやPhotoshopが適しています。
しかし複数のページで構成されたポートフォリオや雑誌など、ページ物関連は各ページに共通部分が多数あり、共通部分をよく編集します。
編集の度に全ページ調整…なんてやってられないですよね。
そういった時に親ページ(マスターページ)が活躍します。
親ページはより効率的にページ物を作成する上で無くてはならない機能なので必ずマスターしましょう!
ではまた!
まだIllustratorを導入されていない方はAdobe公式サイトから入手できます。
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