【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

【InDesign】黒の表示方法を設定forインデザ初心者【リッチブラック】

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

InDesign(インデザイン)で作業を開始する前に「黒の表示方法の設定」を済ませておきましょう。

意外と落とし穴になる「黒」の設定。
そんな「黒」についてインデザ初心者の方に詳しく解説いたします!

黒(ブラック)の設定

DTPにあまり詳しくない方は意識する事のない「黒」について解説します。
案外落とし穴になる個所なので、制作を始める前に理解しておきましょう!

InDesignを導入しましょう
当記事の内容を実践するにはInDesign(インデザイン)が必須です。
未導入の方はInDesign公式サイトでダウンロードしておきましょう。(7日間の無料体験が可能)
なお、AdobeCCのプランはコチラの記事で徹底解説しています。

InDesignの初期設定だと

[ Ctrl + K ] (Mac:Command + K) を押して環境設定を開きます。
左メニューの [ 黒の表示方法 ] をクリックしましょう。

すると [ 黒の表示方法 ] の詳細設定が開きます。
RGBおよびグレースケールデバイスでの黒の表示オプションを確認してみましょう。


InDesignの初期設定では下記になっています。

  • スクリーン(S):すべての黒をリッチブラックとして表示
  • プリント / 書き出し(P):すべての黒をリッチブラックとして出力

まず、結論から。
インデザイン初心者の方は下記のように変更しておくのがオススメです。(理由は後述します。)

  • スクリーン(S):すべての黒を正確に表示
  • プリント / 書き出し(P):すべての黒を正確に出力

「リッチブラック」とは?

リッチブラック、聞き慣れない単語かもしれません。
しかしDTPの世界では重要な単語なので理解しておきましょう。

同じ黒でも様々な黒色が存在します。

K100の真だけでなく、例えばK100+C40の青みを帯びた黒、K100+M40の赤みを帯びた黒、K100+Y40の黄みを帯びた黒など…黒の色味も様々です。
そんなK以外の色味が入った黒の事をリッチブラックと呼称します。

例えば下記は黒から黄色に変わるグラデーションの例です。

上は K100 → Y100
下は K100+Y100 → Y100

好みもありますが、下の方がキレイに見えませんか?
リッチブラックを使うと表現の幅を広げることができます。

すべての黒をリッチブラックとして表示」とは?

  • スクリーン(S):すべての黒をリッチブラックとして表示
  • プリント / 書き出し(P):すべての黒をリッチブラックとして出力

上記はInDesign(インデザイン)初期設定の黒の表示方法です。
これを可視化すると…

こうなります。
CMYKの値は違いますが、見た目は一緒ですね。

微妙な黒の表現がしたくても、全て同じ黒に見えてしまいます。
…コレ、結構厄介なんですよね。

スミ(K100)とリッチブラック(K100+M100等)を一緒にしても画面上では違いが分かりません。

そのまま気づかずに印刷してしまうと…

「…えっ?何で色が違うの?」と印刷して初めて気づく、なんて事が。。。

印刷したら最後、そのまま使うか費用を追加して刷り直すか。
しかも印刷はすぐに仕上がりません。スケジュールの調整が必要になる場合も。。。
…非常に面倒ですよね。


と、事前に [ すべての黒を正確に表示 ] にしておくと印刷事故の可能性を下げられます。

「すべての黒を正確に表示」とは?

[ すべての黒を正確に表示 ] にすると何が違うか、について解説します。

上記の例を見ると分かりますが、明確に黒の色味が違うのが分かりますね。
これらをInDesignでの制作画面上で確認できるようになります。


印刷事故が起きにくいだけでなく、デザイナーが表現したいイメージをより忠実に再現できます。
よってInDesign(インデザイン)を始められる前に必ず下記設定を行いましょう。

[ Ctrl + K ] (Mac:Command + K) → [ 黒の表示方法 ] → [ 下記設定に変更 ]

  • スクリーン(S):すべての黒を正確に表示
  • プリント / 書き出し(P):すべての黒を正確に出力

ポートフォリオや雑誌等のページ物を制作する上で便利なInDesignを使った印刷でミスを防げます。
なお、テンプレートを活用した爆速ポートフォリオ制作術はコチラの記事で解説しています。

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

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#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

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#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!

ワンランク上のテンプレート素材

プロが作成した生データを研究する事は重要です。
普段からデザイン業務をされている方にとって自分以外のプロのクリエイターが作成したデータを見る事は日常茶飯事ですが、そうでない方は見る機会がありません。

AdobeStockのテンプレート素材はプロによる高品質な作品ばかり!
全て商用利用可能なので、テキストを変えるだけでそのまま使えます。

制作の手間を格段に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


InDesignで編集可能なINDT形式で作られた雑誌のテンプレートです。短時間で高品質なページ物のレイアウトが作成できる優れもの!全て商用利用可能です。
高品質な雑誌のレイアウトテンプレート30選


フライヤーでよくある二つ折りのテンプレートを厳選しました。ゼロから作ると時間がかかる二つ折りパンフレットですが、テンプレートを活用すれば文字と画像をはめ込むだけ!
【商用可】二つ折りパンフレットのテンプレート50選


シンプルで使いやすい白黒のポートフォリオテンプレートです。豊富なレイアウトパターンが収録されているので初めてポートフォリオを作られる方にもオススメですよ。もちろん商用利用可能!
高品質な白黒のポートフォリオテンプレート42選


写真をはじめとしたアート作品を掲載するのにピッタリなフォトブックテンプレートです。印刷用途、PDF化、どちらにでも使える便利なテンプレートばかりです。
【商用可】高品質なフォトブックテンプレート24選


お洒落で高品質なカフェメニューのデザインテンプレートを厳選しました。ペライチ、二つ折り、三つ折りなど、よくある高品質なカフェメニューがあっという間に作成可能です。
【商用可】高品質なカフェメニューのテンプレート48選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、InDesign(インデザイン)の黒の表示方法についてでした。

インデザの初期設定では非推奨の [ すべての黒をリッチブラックとして表示 ] になっています。
必ず [ すべての黒を正確に表示 ] に変更しておきましょう。

ココの項目を変更するだけで印刷事故の可能性をグッと減らすことができますよ。
そして表現の幅を広げるためにも必須!
深みのある黒でより自身のデザインのクオリティを高めていきましょう。

ではまた!

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目次一覧
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