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差分イラストの描き方を徹底解説 Part.1 導入&ラフ作成編

この記事を読むのに必要な時間は約 47 分です。

CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)を使って「差分付き」の女の子を描く方法をゼロから徹底解説します。
ゲーム業界などでよく作られる「差分イラスト」の作成方法をCLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)を使って徹底解説します。

デジタルお絵描きが初めての方でも安心して完成できるよう、クリスタを使った差分イラストの作成方法をどこよりも分かりやすく解説します!

お絵描き講座の流れ

バーグさん@S.D.L

初めまして、S.D.Lのバーグさんです。
当講座ではクリスタを使った差分イラストの作成方法について詳しく解説していきます。超シンプルな機能ばかり使うのでクリスタ初心者の方でも必ず差分イラストが作れるようになりますよ!
こんにちはー!江洲出井 絵瑠(えすでい える)ですっ!
お絵描き大好きですが、デジタル絵は初めてなので少しドキドキしてますっ!

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

初めての方でも段階を踏んで順に順に解説するから全然大丈夫!
当ページは全6回のお絵かき講座の第1回で「導入とラフ作成」について解説します。初めての方は第1回から順に見ていく事をオススメします!
(しかし江洲出井絵瑠って、入力フォームの名前入力欄のプレースホルダーに使われそうな安直な名前やな。。。)
最後何か言いました??

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

あっ、いや、別にっ…!
下記もくじの流れで差分イラストの作成方法を徹底解説していくよ!
クリスタお絵描き講座もくじ
Part.1 導入&ラフ作成

差分イラストとは?サンプルを使って解説
デジタルイラスト作成に必要な環境
基本操作とラフの作成方法

Part.2 線画&下塗り

ラフを下絵にした線画の作成方法
下塗りの作成方法
差分パーツのベースを作る

Part.3 塗り込み&自動着色

塗り重ねとぼかし、肌色表現
差分の落ち影作成の注意点
自動着色機能の紹介

Part.4 目の描き込み&仕上げ

目の塗り方、表現方法
パーツの組み合わせで表情を作る
細部の描き込みと仕上げ

Part.5 汗、集中線・効果、描き文字

汗や液体の表現方法
集中線や効果の追加
描き文字の表現方法とグラデーション

Part.6 書き出し、トーン化、2Pカラー

キャラ絵の書き出しと命名
トーン化で漫画のような表現
2Pカラーを簡単に作る方法

バーグさん@S.D.L

当記事の第1回から順番に見ていけば差分イラストが作れる流れです。

描き方だけでなく、クリスタ操作の痒い所まで網羅しているので、見終わる頃にはかなり使いこなせるようになるはず!

ふぁ~い♪

江洲出井 絵瑠

「差分イラスト」とは?

早速ですがバーグさん、「差分イラスト」って何ですか?

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

当サイトで解説する「差分イラスト」は、基本素体があり、衣装や装備品、表情といった「差分パーツ」があるイラストの事を指すんだな。例えばゲームに出てくる立ち絵とか、学校だと制服を着ているキャラが平日だと同じポーズで私服着ているものとかですね。
あとスマホゲームの進化するキャラクターかな。ノーマルのキャラがあり、進化すると装飾が派手になるようなイラストを想像してもらうと分かりやすいかな。
ん~、文字だけだとイメージしづらいですね~。

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

では差分イラストの例をエルちゃんをモデルにサンプルを作ってみたので解説していきますね。

バーグさん@S.D.L

差分の例です。キャラのベースとなるポーズは同じだけど、服装とかアクセサリー、表情とか違いますね。こういうのが所謂「差分イラスト」です。
…ん?どったの?
…なん…です…か…?この絵は…?

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

ん?差分の絵だけど、どったの?
お、今エルちゃんの顔が変わったね。そう、それも「差分」だね。
どうしたもこうしたも!私の恰好、まっ、まるで露出狂じゃないですかっ!
もっとマシな恰好あったでしょう!

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

…そうかなぁ?普通じゃない?
でも後半では差分を組み合わせたちょっと変態寄りの内容もあるし、これくらいどうって事…

うぉい!!!余計にひどいじゃないですか!

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

だはははっ!
クリスタ初心者のエルちゃんにも上記のような表現が再現できるようにゼロから詳しく解説するからそう怒らずに、ねっ。
…はぁ~。。。
…もうやだ、この人、先が思いやられる。。。

江須出井 絵瑠

デジタル絵を描く環境を構築

今までアナログで描いていたからデジタル絵の環境が無いんですよね。。
初めてだからよく分からなくて、パソコン以外に何が必要なんですか?

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

パソコン以外に大きく分けて2つ必要なものがあるよ。
1つ目は「お絵描きソフト」、2つ目は「タブレット」。
んじゃそれぞれについて詳しく解説していくね。

お絵描きソフトを準備する


絵を描くためのソフトが必要になります。当サイトで解説している「Photoshop(フォトショップ)」や「Illustrator(イラストレーター)」でも描けますが、サンプルのようなイラストを描く事に関しては圧倒的に「CLIP STUDIO PAINT」がオススメです。滑らかな描き心地と塗りの楽さ、「イラスト制作」に特化しているだけの事はあります。
利用期間によって費用が発生するサブスクリプションのPhotoshopと違い、クリスタは買い切りなのでお得です。
クリスタの種類について
CLIP STUDIO PAINT DEBUT」、「CLIP STUDIO PAINT PRO」、「CLIP STUDIO PAINT EX」と種類が複数あります。

DEBUT」は無料ですが多くの機能が制限されているので本格的な使用には不向きです。
PRO」は作画に必要な機能が一通り備わっています。
EX」は漫画作成に特化した機能が数多く収録されている最上位モデルです。もちろん漫画だけでなくカラーイラストにも応用できます。

  

個人的には圧倒的に「CLIP STUDIO PAINT EX」をオススメします。「DEBUT」や「PRO」と比較して作画に便利すぎる機能が多々収録されています。尚、後から「EX」へアップグレードする事もできますよ。各グレードの機能は公式サイトのコチラのページで詳しく解説されています。

その他の無料お絵かきソフト
完全にゼロ円でお絵描きを始めたい方はアイビスペイント、Pixiv Sketch、GIMP2、FireAlpaca、Krita等があります。無料(広告アリ)で使えますが「CLIP STUDIO PAINT」の描き心地と便利さには到底及びません。
ちなみに「CLIP STUDIO PAINT」はしばしば「機能追加と改善」がされます。日々使い勝手が向上し、便利な新機能が追加されます。そして「CLIP STUDIO」にある超大量の「素材やプラグイン」は作画の強い味方です。
デジタルイラストを初めて描かれる方にこそ「CLIP STUDIO PAINT」の導入をオススメします。

バーグさん@S.D.L

初心者、プロ問わずオススメなのがCLIP STUDIO PAINTだよ。
クリスタの描き味と便利さを知ると…正直他のソフトでお絵描きはできないかな。
ほぇ~、なるほど、クリスタですね。覚えておきます~♪

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

公式サイトのDL版ならPROからEXへ後からアップグレードできるよ。
まずはお試しでPROから、ってのもアリかな。

クリスタについて詳しく見る

バーグさん@S.D.L

お絵描きソフトを導入されていない方はCLIP STUDIO PAINTがオススメです。
多くのプロが実際に使用しており、使いやすさ、描き味、機能、効率性、拡張性、全てにおいて他社のお絵かきソフトを凌駕しています。

公式サイトのDL版が一番お得

公式サイトでクリスタについて詳しく見られたい方はコチラからどうぞ。
なお公式サイトからDL版を導入するのが一番お得です。アマゾンやヤフーショッピングはパッケージ版なので割高です。DLかパッケージの違いだけで、機能は全く同じですよ。

パッケージ版もあります

公式サイトのDL版が一番お得でオススメですが、パッケージ版が気になる方はアマゾンで取り扱いがされています。
CLIP STUDIO PAINT PROのパッケージ版も取り扱いされています。

タブレットを準備する

タブレットは大きく分けて3種類あります。
好みが分かれる道具なので自分に合ったタブレットを慎重に選択しましょう。

板タブ
一番導入しやすいのがこの「板タブ」です。手元のタブレットをペンで操作すると画面のカーソルがペンの動きに合わせて動きます。
慣れないうちは「カーソルをラジコンを操作」するような感覚です。タブレット導入でマウスの時では使いにくかった「なげなわツール」が神ツールに変身します。
板タブなら定番の「Intuos」がオススメ。あまり費用をかけたくない方やお試し感覚の方は「One by Wacom」や「XP-PenのDeco01」から始めてみるのも良いでしょう。
サイズはA4サイズは欲しいところです。値段だけ見て小さすぎるモデルを買うと非常に使いにくいので注意が必要です。お店のカード支払いのサインを書くタブレットのような大きさでイラストを描くのは辛いですよ。
板タブも便利ですが、私なら少し予算を追加して液タブを選びます。
次で解説する液タブは作業効率が段違いです。
液晶タブレット(液タブ)
予算に少し余裕がある方は液晶タブレットがオススメです。板タブと違って画面に直接専用のペンで描けるのでペンで紙に描く感覚に近いのが特徴です。
板タブと比較して作業効率が数段アップします。長い目で見ると板タブより液タブの方が遥かにお得です。
ワコムHUIONXP-PenGAOMONから選ぶ事になるかと思われます。老舗ワコムの安定感を取るか、追い上げの激しいHUIONXP-Penを取るか迷うところです。正直描き味はどれも良いです。

ワコムの13インチ液タブはお手頃ですが、16インチ液タブの方がオススメです。
13インチの液タブの描画エリアはA4横置き程度。クリスタ内の描画エリアはさらに狭まります。
なので13インチの液タブは絵を描くには「少し狭い」です。
16インチは大きすぎず小さすぎず、デジタルで絵を描くのに非常に適したサイズです。
 
余談ですが大型液タブ(24インチ以上)の「輸送箱」のデカさにはビックリしますよ。マンションの廊下が完全に埋まるデカさです。個人的には16インチで十分です。

MEMO
他社から液タブ用の保護シートが出ていますが、個人的にはあまりオススメしません。専用ペンで画面に傷が付くことはまず無いですし、シートを貼ることで逆に画面が妙にツルツルして描きづらくなる等の弊害が出てきます。汚れや指紋がどうしても気になる方は液タブ用の保護シートを貼る、でいいかなと思います。
PC一体型の液晶タブレット
板タブや液タブは場所を取って邪魔、スッキリと好きな場所で描きたいという方はPCと液晶タブレットがセットになった一体型の端末がオススメです。
代表的な端末はモバイルスタジオサーフェスレイトレックですね。スッキリ&使いやすい!あといろんな場所で描けるのが便利です。スタバや公園で描くこともできますよ。
一体型はスペックが固定なので、自作PCのようにパーツ換装して性能を上げる事ができません。お絵描きには十分過ぎる性能なのでまず問題ありませんが、もし不満が出てきたら買い替え決定です。なおサーフェスサーフェスペン(お絵かき用のペン)が別売なので気を付けてください。

ちなみに私はMobile Studio Pro16を使って描いています。
ワコムのMobile Studio Pro13Mobile Studio Pro16について解説記事を書いています。モバスタが気になる方は是非参考にしてください。

バーグさん@S.D.L

Illustrator(イラストレーター)のベジエ曲線を使ったイラストならマウスで描けるけど、クリスタ使ってフリーハンドでイラスト作成をするならタブレットは必須かな。
うーん、求める環境と予算との兼ね合いが難しいなぁ…

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

クリスタ+タブレットがあればすぐにでも仕事絵が可能。
お試し感覚ならクリスタDEBUTとOne by Wacomで5000円台から始めてみるとか。
もう少し本格的にクリスタPROXP-PenのDeco01なら1万円台で始められるよ。
他にも欲しいモノが色々とあるしなぁ…

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

初期費用を安く済ませるいのもいいんだけど先行投資も重要
道具が良いと作品制作の効率化と品質の向上に繋がるし、何よりも「描かなきゃ」感もあって自然と作品点数が増えるよ。そして画力向上に繋がり、結果として仕事に繋がり報酬ゲット。
ほら、「物欲まみれのエルちゃんが大好きなお金」を絵描くことで貰えるんだよ。
人を金の亡者みたいに言わないでくださいっ!

江須出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

でも何にせよデジ絵を始めるならCLIP STUDIO PAINT16インチの液タブの2つがあれば間違いないかな。中途半端な道具より、ある程度いい道具揃えて始める方が長続きするし、結果自身にとって「得」になると思うよ。
ほぇ~、なるほどです!

江須出井 絵瑠

おすすめ液晶タブレット&板タブ

バーグさん@S.D.L

タブレットを導入されていない方は下記にオススメの液タブと板タブを紹介しています。タブレットの有無で作品品質と作業効率に大きな差が出るので導入する事をオススメします。

おすすめ液タブ

おすすめ板タブ

ラフを描く

道具を揃えられたら次は実際にラフを描きます。どんなキャラにしようか、どんなポーズにしようか、どんな格好にさせようか等を想像しながら描きます。
描き始めて間が無い方は作画資料を参考にしながら描くと良いかと思います。

ラフを描く手順

STEP.1
クリスタ起動!
「CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)」を起動させます。サンプルは「EX」を使っていますが「PRO」でも問題ありません。

クリスタを導入されていない方はコチラ
からCLIP STUDIO PAINTを導入しておきましょう。

STEP.2
新規ドキュメントの作成
新規ドキュメントを作成します。画面左上の[ ファイル ] → [ 新規 ]から新規ドキュメントを作成できます。ショートカットは[ Ctrl + N ]です。

作品の用途は[ イラスト ]、任意のサイズと解像度に設定します。最終的な用途に応じてサイズと解像度は設定しましょう。
[ プリセット ]をクリックすると簡単に既定サイズに変更できます。

尚、ポートフォリオ用に印刷を想定されているなら初期設定の「1600px x 1600px 解像度72」は少し小さいです。A4印刷用(2894px x 4093px 解像度350)あれば問題ありません。
ただしムダに大きくし過ぎると作画の際にPCの動作が重くなるので注意が必要です。(A4程度なら全く問題無し)

STEP.3
ペン先を選択して描画

鉛筆ツールでラフ絵を描きます。

左の[ ツールパレット ] → [ 鉛筆 ]を選択し、[ サブツール(鉛筆) ] → [ 濃い鉛筆 ]を選択してみましょう。
[ P ]を押すとペン先が次々と変わります。


クリスタにはペン先が色々とありますが、紹介するサンプルはラフ作成で[ 濃い鉛筆 ]を、仕上げで[ Gペン ]の2種類だけを使っています。
非常にシンプルな作り方をしていますので、描き始められたばかりの方にオススメかと思われます。

ただ描き方は人それぞれなので、ある程度クリスタに慣れてきたら自分に合ったペン先を探し出してみてください。


ブラシのサイズを大きくしたい場合はEnterキーの左側にある「 ] 」、小さくしたい場合は「 [ 」で簡単に変更すると楽です。慣れてくるとパネル操作からのブラシサイズ変更は面倒です。

さらにSurface Dialがあるとブラシサイズ等を変更するのにとても便利です。クルクルっと回すと滑らかにブラシサイズが変更されます。ショートカットと違って小刻みにサイズ調整ができるのでイラスト制作がさらに捗りますよ!

STEP.4
レイヤーの追加
必要に応じてレイヤーを新規追加します。レイヤーパレット上部の[ 新規ラスターレイヤー ]をクリックしてレイヤーを追加します。
クリスタにおけるレイヤーの概念はPhotoshopやIllustratorと同じです。詳しくは「レイヤーとは何ぞや?」で解説しておりますので参考にしてください。

レイヤー名称の個所をダブルクリックすると名称を変更する事ができます。新規レイヤー追加したら名前を変える癖を付けておく事をオススメします。
ラフ程度なら問題無いですが、差分有りイラストはレイヤー数が非常に多くなります。全て「レイヤーXX」だとレイヤー管理で混乱する事必至です。

※[ 新規ベクターレイヤー ]はラフ作画にはあまり向かないので[ 新規ラスターレイヤー ]をオススメします。

私の場合ラフはレイヤーを極力増やさずに描いています。理由はめんどくさいから。人それぞれやり方があるので自身がやり易い方法で進めてくださいね。

STEP.5
ファイルを保存する

ファイルを保存しておきましょう。

[ Ctrl + S ]で保存ができます。
画面左上の[ ファイル ] → [ 保存 ]でも保存ができます。

任意の場所に[ CLIP STUDIO FORMAT ]で保存します。すると[ ファイル名.clip ]のように拡張子に[ clip ]が付きます。

突然強制終了が起こる可能性はゼロではないので「こまめな保存」を心掛けておくことをオススメします。
仮に2時間作業して保存しようとして、エラーで止まってしまうと「2時間まるまる無駄」になってしまいます。

STEP.6
絵を修正する
線を修正するには[ E ]を押して[ 消しゴムツール ]、または[ Gペン ]の状態で[ C ]を押して透明ブラシにして不要な線を消します。
他にも[ Ctrl + Z ]で操作を戻すことが出来ます。

※ペンタブのペンを逆向けにして塗ると消しゴムツールになります。

ツールプロパティに[ 手ブレ補正 ]の機能がありますが、程々にしておく方が描きやすいです。
値を上げると線のブレは少なくなるのですが、あまり設定値を上げ過ぎると入力遅延がひどくなったりヘンな補正がかかったりします。

個人的にはラフ作成時は手ブレ補正6くらいが好みです。自身に合った値を見つけ出して調整してください。

STEP.7
全身を描く
ひとまず基本となるポーズの全身ラフを描きます。細部から詰めても良いですし、描く手順は自身のやり易い方法で構いません。

私の場合は適当に素体の全身を描いてから進める方法を取っています。
まずはざっくりで、こまけぇこたぁ後から調整です。

STEP.8
パーツの位置やサイズを変更する
作画を進めていると「頭の向きを変えたい」とか「頭の大きさを変えたい」等の修正が出てきます。少しの修正ならいいけど、頭丸ごと描き直すのは面倒。

そんな時はまず変形対象物を[ 投げなわ選択 ]で囲います。なるべく変形対象のみ選択しておきましょう。
なお、[ Alt ]を押しながら選択範囲を作ると、選択した箇所が選択範囲から除外されます。


次に[ Ctrl + T ]で変形モードにし、四隅の小さな四角い点をつまんで回転または拡大縮小させます。変形が決まれば[ Enterキー ]を押して変形を確定させます。

これで任意の部分だけ回転・拡大・変形させることができます。

この調子で素体(服を着ていない裸のキャラ)を描いてしまいます。


STEP.9
服を着せる
素体のラフが出来上がったら服用に別レイヤーを作成して服を着せます。素体と別の色にして描くと分かりやすいです。
STEP.10
素体の線を隠す
素体の線が邪魔なのでレイヤーを新たに追加(素体と服の間に追加)して白で塗り、一旦素体の線を隠します。
この要領で差分パーツのラフを作成します。
STEP.11
レイヤー構成を確認
素体、服パーツのラフに分かれた状態です。[ 新規レイヤーフォルダ ]を追加し、各パーツごとにレイヤーをグループ化しておくと管理がしやすいです。

レイヤーフォルダに任意のレイヤーをドラッグ&ドロップして整理しておきましょう。

※レイヤー名の上をダブルクリックするとレイヤー名を変更できます。分かりやすい名前に変更しておくと管理がしやすいです。

FINISH
ラフの完成
少し描き足してラフが完成しました。
右から順に「お肉ちゃん」、「ついんてくーる」、「ろり」の3名です。何となくキャラの特徴みたいな事をメモ書きしておくとイメージが膨らませやすいかもしれません。

今回は3人分の落書きを作成しましたが、結果一番右のお肉ちゃん(後の江須出井 絵瑠)が当記事のナビキャラとして合いそうなのでサンプルとして進めていきます。

以上「CLIP STUDIO PAINT EX」
を使ったイラストラフの作成手順でした。

作画資料にオススメの本

描き慣れていないうちから想像だけで描くのは難しいので、人の描き方を参考にすると上達しやすいです。下記にオススメの書籍をピックアップしておりますので参考にしてください!どれも良書ですよ。

ラフの描き方に戻る

クリスタでよく使う画面操作

クリップスタジオペイントを使って絵を描く際に画面を拡大・縮小したり回転させるといった基本操作が多々発生します。これらの操作をスムーズに行う事によって効率的に作画が行えます。

ナビゲーターパネルを使う方法

ナビゲーターパネル下部のボタン類を操作して画面の拡大・縮小、回転、左右反転、上下反転等の操作が、ナビゲーター画面の赤枠を移動させて画面移動(手のひらツールの挙動)が行えます。
これらはよく使う操作なのでナビゲーターを使わずに下記で紹介するショートカットが便利です。

キーボードショートカットを使う方法(オススメ)

クリスタでよく使う画面操作のショートカットをまとめてみました。
まずはこれらのショートカットを覚えておくと作画がさらに捗りますよ。

覚えておくと便利な画面操作系ショートカット
画面を拡大
[ Ctrl ] + [ Space ] + [ 右へドラッグ ]
画面を縮小
[ Ctrl ] + [ Space ] + [ 左へドラッグ ]
画面を移動
(Photoshopの手のひらツール的な操作)
[ Space ] + [ 移動させたい方向へドラッグ ]
画面を回転
[ Shift ] + [ Space ] + [ ドラッグ ]
画面の回転をリセット
[ Shift ] + [ Space ] + [ ワコムのペンタブ上ボタン または ダブルクリック ]
画面を左右反転
(※初期設定では未登録なので任意でショートカットに追加)


画面左上の[ ファイル ] → [ ショーカットキー設定 ] で左図のダイアログ画面が開きます。
[ 設定領域 ] → [ メインメニュー ] → [ 左右反転 ]に任意のキーを割り当てる。
※ショートカットの割り当てキーが重複しないように設定しておきましょう。

キーボードだけでなくタブレットに付いているボタンにショートカットを割り当てるのも良いですし、別途Surface DialCLIP STUDIO TABMATEに割り当てみるのもアリです。自身に合った操作を見つけてみましょう。

キーボードショートカットの操作、混乱しそうです~

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

不慣れな内は少し難しいかもしれないけど、慣れると作業効率が段違いだから。
あとPhotoshop等のAdobe製品とショートカットが似ているから応用が利くよ。
とにかく「触って慣れる」のが上達への近道だね!
はーい!

江洲出井 絵瑠

次は線画

バーグさん@S.D.L

何だかんだ解説しているうちに結構なボリュームになっちゃったね。とりあえずラフ完成まで持っていけたからPart.1は終了!
Part.2は線画の作成と効率的な下塗りの方法について解説するね。おつかれー!
なお、イラスト制作を本格的に学びたい方はコチラで詳しく解説しています。

はーい!おつかれさまでしたー!

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

次もぜってぇ見てくれよなっ!
ぜったい見てねっ!

江洲出井 絵瑠

デジタルお絵描き必須アイテム

バーグさん@S.D.L

デジタルでイラストを描くにはCLIP STUDIO PAINTとタブレットがオススメです。
まだ導入されていない方は是非使ってみてください。CLIP STUDIO PAINTは初心者の方でも直感的に使えるお絵描きソフト、液タブはペンと紙で描く感覚に近いので驚くほど簡単にデジタルイラストが描けます。

クリスタは公式サイトのDL版が一番お得

公式サイトでクリスタについて詳しく見られたい方はコチラからどうぞ。
なお公式サイトからDL版を導入するのが一番お得です。パッケージ版もありますが割高です。DLかパッケージの違いだけで、機能は全く同じなので公式サイトのDL版が断然オススメです。

液タブの作業効率は板タブの数倍

液晶タブレットはintuosDeco01といった板タブと比べて作業効率が段違いです。本格的にデジ絵を始められるなら液タブの導入をオススメします。ワコムのCintiq16」、「HUIONのKanvas Pro16」、「XP-PenのArtist15.6」の3つは描き味、サイズ感共に非常に良いです。

バーグさん@S.D.L

ガッツリと本格的にデジ絵を始められるなら「液タブ + クリスタEX
低予算&ライト感覚でデジ絵を始められる場合は「Deco01 + クリスタPRO
がオススメです。

デジタルイラスト作成環境の構築に関してはコチラで詳しく解説してるので参考にしてください。

クリスタお絵描き講座もくじ
Part.1 導入&ラフ作成

差分イラストとは?サンプルを使って解説
デジタルイラスト作成に必要な環境
基本操作とラフの作成方法

Part.2 線画&下塗り

ラフを下絵にした線画の作成方法
下塗りの作成方法
差分パーツのベースを作る

Part.3 塗り込み&自動着色

塗り重ねとぼかし、肌色表現
差分の落ち影作成の注意点
自動着色機能の紹介

Part.4 目の描き込み&仕上げ

目の塗り方、表現方法
パーツの組み合わせで表情を作る
細部の描き込みと仕上げ

Part.5 汗、集中線・効果、描き文字

汗や液体の表現方法
集中線や効果の追加
描き文字の表現方法とグラデーション

Part.6 書き出し、トーン化、2Pカラー

キャラ絵の書き出しと命名
トーン化で漫画のような表現
2Pカラーを簡単に作る方法

本格的にイラストを学ぶには?

当サイトのクリスタを使ったお絵描き講座は初心者の方向けに「ゼロベースでイラスト制作」について解説してます。ラフから仕上げ+αまで完全解説しているので誰でも差分イラストが描けるようになります。

さらに本格的にイラストを学びたい、イラスト業界やゲーム業界、アニメ業界に就職したい、単独でイラスト業界で食べていく事が目標という方は、思い切って学校で学ぶ事を視野に入れるのも一つの手です。

学校なら直接プロから教わる事ができる

学校だとイラスト制作の現場で働いている先生方からノウハウを直に学ぶ事ができます。つまりプロになって稼げる可能性が格段に上がります。
自身の作成した作品を本業の先生方に添削&具体的なアドバイスを貰うと上達が断然違ってきます。自身の作品に対して「プロから直で貰えるアドバイス」ほど勉強になるものはありません。

学校経由で業界への就職が有利

学校が持っているネットワークにより、イラスト業界、ゲーム業界、アニメ業界といった就職先を数多く紹介してくれます。学校と仲良しの制作会社経由で求人を特別に、という事も多々あります。また学校へ業界の方が足を運んで面談や作品集を見てくれるようなスカウトの場が設けられる事も多々あります。
就職サポートだけでなく、フリーランスとして食べていく為のサポートも手厚いです。

このように個人では難しい事をサラっとしてくれる所が学校の強みです。

気になる学校の資料請求・体験入学

この道に興味がある方でも、いきなり学校を1本に絞っていきなり入学というのはハードルが高いですしオススメできません。
まずは色々な学校の資料を請求したり体験入学をして雰囲気を確かめてみる事が重要です。自分の肌に合った学校でないと長続きしないですからね。

大阪アミューズメントメディア専門学校

イラスト系が特に強い学校が大阪アミューズメントメディア専門学校です。
AMGにはキャラクターデザインコースがあるので、キャラクターデザインについて専門的に学べる数少ない学校の一つです。現役の先生方がキャラ制作、イラスト制作のノウハウをバッチリ伝授してくれます。イラストだけでなく漫画やアニメ制作、ゲーム制作、3DCGコースもあります。自身が本当にやりたい事が見つかるでしょう。

東京は「アミューズメントメディアメディア総合学院」

東京には「アミューズメントメディア総合学院」があります。関東圏の方ならアミューズメントメディア総合学院を考えられても良いでしょう。
学べる内容は大阪校と同様です。
ただ制作系の仕事は東京に集中しているので、紹介してもらえる職場の母数という意味では東京校の方が多いかもしれません。西に住んでいる方でも卒業後に上京の予定があるなら、いっそ東京校を選ぶのもアリだと思います。

他の学校の資料も確認する

他にもアート系の学校はあるので、なるべく多くの学校から資料を請求をしましょう
「なるには」では好きを仕事にできる専門学校の資料を一括で請求することができます。どうせ仕事にするなら「好きな事」を仕事にしたいですよね。
複数の学校資料を比較検討をし、気になる学校には体験入学を申し込んで実際に学校の雰囲気を確かめる事が大切です。

現役学生だけじゃなく社会人経験者も多い

大阪アミューズメントメディア専門学校をはじめ、専門学校では現役学生だけでなく社会人経験者が入学し、夢見ていた業界に就職された方も多いです。学ぶことに年齢は関係ありません。

高校出たての現役生じゃないからといって引け目を感じる事は全くありません。
「周りと年齢が違うし、話が合うか不安」といった事は、正直「どうでもいい」です。
そもそも「自己実現の為に学校へ行く」のであって、「友達作りの為に学校へ行く」訳じゃ無いですからね。

年齢なんてチンケな記号は一切気にせず、「学びたい」「プロになりたい」という思いと行動を一番大切にしましょう。

自分に嘘はつかない

本当はアートな事を学びたいのに、無難にアートと関係ない学校に行って何となく無難に就職して…のような進路を選ぶと、後々心に「モヤッと感」が残るかもしれません。私がまさにそうでした。

私の場合、周囲の反対で今とは全然分野違いの情報系の大学に進学しました。森さんが「イット革命」と声高に叫んでいた時代、本当は高校卒業後にアート系専門学校に行きたかったのですが、夢叶わず。

その思いを頭の片隅に追いやったまま、大学卒業後はゼミの教授に紹介された職場に入社予定でした。
しかしこのまま就職してもなぁ。。。ヲタ臭ぇモンを作る仕事してぇなぁ…ということで大学卒業後に結局高校の頃に反対されていたデザインの専門学校に奨学金を借りて入学しました。
4年越しでようやく「モヤっと感」と決別です。

絵とかデザインの道って反対されがちな分野なので「想いを悶々と秘めたまま別分野に進む」って方が結構多いです。なんか勿体ないです。
自分の人生は自分の物、自分に嘘をつくと後々まで響きます。

入学前に画力ゼロでも大丈夫

デザイン学校、イラスト学校なので入学前にある程度の画力やデザイン力が必要かと思われるかもしれません。もちろんあるに越したことはありませんが、ぶっちゃけ画力ゼロでも大丈夫です。私がそうでしたので。
入学直後の私の絵です。見ての通り画力&デザイン力がゼロ。

だからこそ学校へ行って学ぶのが効率的です。デッサン、クロッキー、色彩、イラストテクニック、エディトリアル、Photoshop、Illustrator、クリスタetc…本業さんが懇切丁寧にゼロから教えてくれますからね。
経験が無い方こそ学校で学ぶのが本業への近道です。

入学当時は画力ゼロでしたが、卒業後は念願のゲーム会社へ入社する事ができました。
学校の授業と課題をこなせばゼロスタートでも何とかなります。

何をしようが結局やりたい道に進む

人間とは回りまわって結局自分が好きな事をやらずにはいられない生き物です。親や周囲から「絵描きなんて云々」とか言われて自分に嘘をついている方、興味はあるし学んでみたいけど今までアートとは無縁だという理由で前進できない方、長い人生、自分の好きな事を仕事にして稼ぐ事に挑戦してみるのもアリかもしれませんよ。やらずに後悔するより、やって後悔する方が1回限りの人生を遥かに楽しめます。
まずは気軽に資料請求から始めてみてはいかがでしょうか?




クリスタお絵描き講座もくじ
Part.1 導入&ラフ作成

差分イラストとは?サンプルを使って解説
デジタルイラスト作成に必要な環境
基本操作とラフの作成方法

Part.2 線画&下塗り

ラフを下絵にした線画の作成方法
下塗りの作成方法
差分パーツのベースを作る

Part.3 塗り込み&自動着色

塗り重ねとぼかし、肌色表現
差分の落ち影作成の注意点
自動着色機能の紹介

Part.4 目の描き込み&仕上げ

目の塗り方、表現方法
パーツの組み合わせで表情を作る
細部の描き込みと仕上げ

Part.5 汗、集中線・効果、描き文字

汗や液体の表現方法
集中線や効果の追加
描き文字の表現方法とグラデーション

Part.6 書き出し、トーン化、2Pカラー

キャラ絵の書き出しと命名
トーン化で漫画のような表現
2Pカラーを簡単に作る方法

ゼロから始めるシリーズ目次
IllutratorとPhotoshopの使い方をゼロから解説する「ゼロから始めるIllustrator」と「ゼロから始めるPhotoshop」の目次リンクです。
本業が教えるイラレとフォトショ講座の目次は下記から。