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差分イラストの描き方を徹底解説 Part.2 線画&下塗り作成編

この記事を読むのに必要な時間は約 21 分です。

CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)を使った「差分付き」女の子の描き方講座のPart.2です。Part.1でラフの作成まで進めました。

Part.2では「線画作成と効率的な下塗り方法」について詳しく解説していきます。

では早速進めていきましょう!

ラフを下絵に「線画」を作成する

バーグさん@S.D.L

んじゃPart.1で作成したラフを元に線画を作成していこうか!
線画かぁ、苦手なんですよね。。気を抜くとすぐ紙が汚れちゃうし。

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

アナログの線画作成は大変だけど、クリスタだと簡単に線画が作れるから大丈夫だよ!順を追って細かく解説するね。
STEP.1
下絵の不透明度を下げる
Part.1で作成したラフを下絵にします。
素体の下絵レイヤーの [ 不透明度 ] を下げます。
サンプルは不透明度を30%にしています。

下絵の濃さはお好みで調整してください。

差分の服は非表示にし、素体だけを表示させて素体の線画を先に作ります。

STEP.2
線画用のレイヤーを追加
素体の線画用レイヤーを新規追加します。

サンプルはラスターレイヤーを追加していますが、線画はベクターレイヤーを使って描画するのも便利です。

ちなみに私はラスターレイヤーで線画を作成するのが好みです。

STEP.3
Gペンで線画作成
線画用のペン先を選択します。
サンプルは [ Gペン ] を使っています。
人それぞれ好みがあるので、自身の使いやすいペン先を選んでください。

ラフ作成の時にも触れましたが、あまり手ブレ補正を強くすると入力遅延が起こったりヘンに補正がかかったり、逆に描きづらくなります。
個人的には線画作成は10~15くらいが好みです。
ご自身の描きやすい値に調整してください。

あとは下絵を元に線画を描くだけです。
肩の力を抜いて好きに描きましょう。

STEP.4
素体の差分パーツはレイヤー分けする
素体の [ 目 ] や [ 口 ] に差分を作る場合はパーツごとに線画レイヤーを分けておきましょう。

差分とそうでないパーツをごっちゃにして、後から分けるのは面倒です。
FINISH
服の線画もレイヤー分けして完成
服の線画もレイヤー分けしておきましょう。

素体の線画と被っている個所はラフの手順と同様に別レイヤーを作成して素体の線画を隠しておきます。

これで一通り線画の完成です。

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アナログと違ってデジタルだとミスをしても [ Ctrl + Z ] で何度もやり直せるから便利ですね!調子に乗って戻りすぎちゃいました。

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

やり直しがすぐできて簡単に修正できるのがデジタル作画の利点だよね。
戻り過ぎたら [ Ctrl + Y ] でやり直しの「やり直し」ができるよ。
もし人生用の [ Ctrl + Z ] があれば絶対買うよね?
あははは。
バーグさん、いつも失敗してそうだから現実でも妄想 [ Ctrl + Z ] やってそう!
私はいらないかなー。

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

はははは…

塗りの下地を作成

バーグさん@S.D.L

線画が完成したら塗りの下地を作っていこうか。
ついに塗りかぁ~、緊張しちゃうなぁ。
はみ出さずに塗るのって神経使いますよね。。

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

クリスタなら神経を使う必要無し!
誰でも簡単&キレイ&短時間でに下地作成ができるよ!
あんなに面倒な作業なのに、本当ですかぁ~?

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

いや本当。少し慣れたら秒単位で終了するから。
最強お絵描きソフトのクリスタを舐めちゃいかんぜよ!

下地作成を効率的に行う方法

STEP.1
レイヤー整理&下地用レイヤーを追加
塗りを始める前にレイヤーの整理をします。
基本的には線画レイヤーの下に塗りのレイヤーを作成して進めます。

左図のように素体のレイヤーグループの上に差分のレイヤーグループを作成し、各パーツでレイヤーグループを作成して管理すると差分付きイラストは調整&追加が楽です。

肌や髪といった別の素材は同じレイヤーに描かかず、分けておく方が後々調整が楽ですよ。

STEP.2
線画の表現色を変更
各線画の [ 表現色 ][ カラー ] → [ モノクロ ] に変更します。線のフチのアンチエイリアスが解除されてギザギザでドットの荒い線画になります。
(後から元に戻せます。)

この作業は必須ではありませんが、アンチエイリアスを切った状態の方が塗り残しが少なくなります。というかほぼ塗り残しが無くなります。

結果としてカラーの線画のまま塗り、塗り残しを潰す時間の方がかかる事というが多々あります。

STEP.3
塗りつぶしツールの設定
[ G ] を押して [ 塗りつぶしツール ] に変更します。
サブツールはデフォルトでは [ 編集レイヤーのみ参照 ] になっていますが、[ 囲って塗る ] に変更します。

挙動は「囲われた箇所の線画で囲われた個所を塗りつぶす」です。
塗りつぶしたくない箇所を除いて塗りつぶせるのが非常に便利なツールです。ただし液タブかペンタブが必須、無いと非常に使いづらいです。
液タブ、ペンタブについてコチラで詳しく解説しています。

STEP.4
ツールプロパティを設定
塗りつぶしツールの [ ツールプロパティ ] を設定します。

[ 隙間閉じ ] は最小、[ 領域拡縮 ] は0、[ 複数参照 ] にチェックを入れておきます。

STEP.5
塗りつぶす
塗りつぶしの色を設定後、塗りの下地レイヤーをアクティブにし、塗りつぶしたい個所を囲います。

すると塗りつぶしツールで囲った部分の「線画で囲われた部分」が塗りつぶされます。

この機能を使うと塗り残しや不要な個所への塗りが発生しません。時間節約に繋がりますよ。

※塗りつぶされない場合は線画のどこかに「隙間」があります。

線画レイヤー内の線画の隙間を埋めるか、下塗りレイヤーに下地の色で隙間を埋めておくと塗りつぶせるようになります。

STEP.6
他のパーツも塗りつぶす
髪の毛や服なども同様の手順で塗りつぶします。

肌30秒、髪の毛20秒、服60秒、スカート10秒、シュシュ10秒…色選びの時間を入れても10分以内で下塗り作業が終わるでしょう。

何度か試して慣れると文字通り「瞬殺」できます。

FINISH
線画を元の設定に戻す
最後に各線画の [ 色表現 ][ モノクロ ] → [ カラー ] に戻して完成です。

戻しておかないとアンチエイリアスがオフになった「ザラザラした線」のままなので気を付けてください。

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下地の色変更

全部塗れたら下地の色調整をしておきましょう。
[ 編集 ] → [ 色調補正 ] → [ 色相・彩度・明度 ] 等を使って調整を行います。

ベースとなる下地の色なので [ レイヤー ] → [ 新規色調補正レイヤー ] を使わず、[ 編集 ] → [ 色調補正 ] を使って「元々の下地レイヤー自体の色味」を調整する事をオススメします。

似たような機能ですが [ 色調補正レイヤー ] は完成後の色味調整に使う事が多いです。
元のレイヤーの色味を直接変更せず、調整レイヤーで任意のレイヤーの色味を変えられます。

元に戻したい場合は調整レイヤーを削除または非常時ですぐに戻せるのが便利です。Photoshopの調整レイヤーみたいな機能です。
スゴイ!本当に簡単に下塗りが作れました!
アナログだとあんなに手こずったのに。。。まるで魔法みた~い!

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

ね、クリスタだと簡単キレイに作れるでしょ。
色変更も簡単にできるし、クリスタのおかげでイラスト作成の敷居が低くなったと思うよ。
この調子で全部自動で塗ってくれたら最高ですね!
とか言っちゃったりしてぇ~☆

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

全自動色塗りもあながち夢物語じゃないんだよね。
線画だけ用意してあとは機械が自動で色塗りを、しかも一瞬で。
ほぇ!?どゆことですか!?

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

話したいけど、もうこんな時間か。。
詳しくはサンプルを添えて次回の塗り込みで解説しよう!

次は塗り込み

バーグさん@S.D.L

んじゃPart.2の線画作成と塗りの下地作成が終了したので、今回はこのへんで。
Part.3では塗り込みと自動着色について解説するね。
おつかれー!
なお、イラスト制作を本格的に学びたい方はコチラで詳しく解説しています。

はーい!おつかれさまでしたー!

江洲出井 絵瑠

バーグさん@S.D.L

次もぜってぇ見てくれよなっ!
ぜったい見てねっ!

江洲出井 絵瑠

デジタルお絵描き必須アイテム

バーグさん@S.D.L

デジタルでイラストを描くにはCLIP STUDIO PAINTとタブレットがオススメです。
まだ導入されていない方は是非使ってみてください。
CLIP STUDIO PAINTは初心者の方でも直感的に使えるお絵描きソフト、液タブはペンと紙で描く感覚に近いので驚くほど簡単にデジタルイラストが描けます。

クリスタは公式サイトのDL版が一番お得

公式サイトでクリスタについて詳しく見られたい方はコチラからどうぞ。
なお公式サイトからDL版を導入するのが一番お得です。パッケージ版もありますが割高です。DLかパッケージの違いだけで、機能は全く同じなので公式サイトのDL版が断然オススメです。

液タブの作業効率は板タブの数倍

液晶タブレットはintuosDeco01といった板タブと比べて作業効率が段違いです。本格的にデジ絵を始められるなら液タブの導入をオススメします。ワコムのCintiq16」、「HUIONのKanvas Pro16」、「XP-PenのArtist15.6」の3つは描き味、サイズ感共に非常に良いです。
長く使うならワコムのCintiq16がオススメです。

バーグさん@S.D.L

ガッツリと本格的にデジ絵を始められるなら「液タブ + クリスタEX
低予算&ライト感覚でデジ絵を始められる場合は「Deco01 + クリスタPRO
がオススメです。

デジタルイラスト作成環境の構築に関してはコチラで詳しく解説してるので参考にしてください。

クリスタの使い方もくじ

CLIP STUDIO PAINTの使い方もくじです。

クリスタを使った差分イラストの作成方法
クリスタとフォトショの違い

CLIP STUDIO PAINTとPhotoshopの違いと用途を具体例を交えて解説

タブレットの導入方法

初心者にオススメの液晶タブレット(液タブ)とペンタブ(板タブ)を解説&徹底比較


Part.1 導入&ラフ作成

差分イラストとは?
デジタルイラスト作成に必要な環境
基本操作とラフの作成方法

Part.2 線画&下塗り

ラフを下絵にした線画の作成方法
下塗りの作成方法
差分パーツのベースを作る

Part.3 塗り込み&自動着色

塗り重ねとぼかし、肌色表現
差分の落ち影作成の注意点
自動着色機能の紹介

Part.4 目の描き込み&仕上げ

目の塗り方、表現方法
パーツの組み合わせで表情を作る
細部の描き込みと仕上げ

Part.5 汗、集中線・効果、描き文字

汗や液体の表現方法
集中線や効果の追加
描き文字の表現方法とグラデーション

Part.6 書き出し トーン化 2Pカラー

キャラ絵の書き出しと命名
トーン化で漫画のような表現
2Pカラーを簡単に作る方法


画力向上への道(自習編)

画力を独学で上達させる4つの方法について解説

絵を学ぶ方法(学校編)

イラストの描き方を学校で学ぶメリットと方法について解説

SCROLL
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ

IllutratorとPhotoshopの使い方をゼロから解説する「ゼロから始めるIllustrator」と「ゼロから始めるPhotoshop」の目次リンクです。
本業が教えるイラレとフォトショ講座の目次は下記からどうぞ。