デザイナーやクリエイターの就職や転職、仕事を獲得する上で必須となるポートフォリオの制作スケジュールや採用活動のスケジュールなどについて解説します。
当記事はクリエイター志望の現役学生の方にオススメのコンテンツです。
どのタイミングでポートフォリオを作れば良いか、採用活動が開始される時期などを事前に確認しておき、効率的に就職活動を進めましょう!
この記事の目次
就活の際にポートフォリオが必要な2年制の専門学校生や4年生大学の学生の大まかなスケジュール感です。
デザイナーやイラストレーター・Webデザイナー・キャラクターデザイナー・CGデザイナー・映像作家など、自身が作成した作品をポートフォリオにまとめてアピールする必要がある方は是非参考にして下さい。
一般的な学生のスケジュール
4年制:1年生の4月~12月頃
入学して間もない頃は作品点数が多くありません。ポートフォリオに載せるための作品制作を粛々と行います。学校の課題だけでなく、自主制作を意欲的に行いましょう。
アナログ、立体作品など、ポートフォリオ制作をスムーズに行えるよう制作と並行してデータ化しておきましょう。
4年制:2年生の1月~3月頃
徐々に作品点数が溜まり、制作にも慣れて自身の世界観も確立されてきた頃ですね。
第1弾となるポートフォリオ制作(目標16~20ページ)を行いましょう。
自身が目指している仕事や業界について明確にしておくとより説得力の高いポートフォリオが作れますが、最初の段階では確定していなくて大丈夫です。実際にポートフォリオ制作を通してやりたい仕事や業界などを調査し、明確になっていくでしょう。
初めてなので作り方がサッパリ分からないという方はテンプレートを活用すると効率的です。
なお、具体的なポートフォリオの作り方はコチラの記事で解説しています。
4年制:3年生の3月~
第1弾のポートフォリオが完成したらブラッシュアップし、より精度の高いポートフォリオに改訂を重ねていきます。自身の考えだけで完結させるのではなく、クラスメートや学校の先生、周囲の人などに意見を聞きながら改善点を探りましょう。
並行して希望する企業に応募し、就職活動を進めていきます。
まず最初の1冊を作りきる事が重要
ポートフォリオ制作は時間と労力が必要です。
多くの作品を作り、それらの作品を素材に1冊の作品集に仕上げる必要があります。
最初のポートフォリオはクオリティより「最後まで作りきる」事を目標にしましょう。
第1弾から完璧を目指しているとポートフォリオ制作が永遠に終わりませんよ。
クオリティアップは最初のポートフォリオが完成した後で行うと効率的に進められます。
実際の就職活動におけるスケジュール表です。
就職活動を行う前に希望する企業を調べ、エントリーや説明会の日程について調査しておきましょう。
就活のスケジュール表
2023年に卒業される方の就活スケジュールは「3月に会社説明会、6月に選考開始」です。
2年制の学生さん:1年の3月以降にエントリー・説明会の予約
4年制の学生さん:3年の3月以降にエントリー・説明会の予約
詳しくは下記の就活スケジュール表を参考にしてください。
2年制の学生さんは即就活なのであまり余裕はありません。
最短で1年の3月にプレエントリーですが、多くの方は2年生になってから就活を本格的にされています。
ただ、ポートフォリオ制作は先に解説した通り2年に上がるまでに第1弾を完成させておきましょう。
4年制の学生さんに関しては余裕があります。
かと言って余裕ぶっこいていると…あっという間に就活の時期が到来しますので注意してください。
この手の「数撃てば当たる」可能性は「極めてゼロに等しい」ですし、お祈りされる度にモチベーションが下がるのでかえって非効率的です。ポートフォリオをゼロから見直しましょう。
SPI対策は必要?
SPIと聞いて「今更受験勉強の真似事?やってらんねーよ。」と思われた方、多いでしょう。
SPI対策が必要か否かは…ぶっちゃけ企業によります。新卒のクリエイティブ系の業務でSPIを実施している会社は少数、あったとしても低難易度で対策は不要の場合が多いです。
むしろ実際の業務を前提とした「課題制作」が設けられている会社の方が多いでしょう。
クリエイターの就職活動に一番重要なモノは「既に答えが存在するSPI試験の得点ではなく、オリジナリティ溢れる質の高いポートフォリオと実績・実力・制作力」ですからね。
もちろんSPI試験で高得点を取れるに越したことはありませんが、わざわざSPI対策に多大な時間を割くくらなら…ポートフォリオのクオリティアップやオリジナル作品の制作に時間を割く方が有益です。
効率的に学習したい方はSPI対策本をサラッと読んでおく事をオススメします。
高校受験レベルなのでガッツリ対策する必要は無し、強いて挙げるなら「性格適性検査」についてチェックしておくと良いかもしれませんよ。
手間が掛かりますが、応募企業全てに同じポートフォリオを出すより可能性が高まりますよ。
紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。
商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。
※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。
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A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。
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作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。
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単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。
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下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!
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制作時間を大幅に短縮でき、尚且つ品質の向上が可能な優秀な素材ばかりです。
制作の手間を格段に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。
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下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!
以上、デザイナー職におけるポートフォリオ制作と就活のスケジュールについてでした。
ポートフォリオ制作には時間と手間が必要です。
そして「コレ」といった答えは無いのでどのようにして作れば迷う方が多いはず。
まずクオリティを問わず、最初の1冊(20ページ前後)を最後まで完成させることを目標にしましょう。
作りきったポートフォリオを丸ごとコピーし、修正を加えてバージョンアップ。
さらにバージョンアップ…と言った風に何度も改訂を加えて品質を高めていきます。
最初から完成形を作るのは至難の業、試行錯誤しながら手間暇かけて育てていく事で品質の高いポートフォリオに仕上がりますよ。
ではまた!
デザイナーの就職・活動に必要なポートフォリオに迷った際に参考にしてください。
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ポートフォリオテンプレート







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Web制作にオススメ



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