【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

ポートフォリオ制作の考え方・ポイント・注意点・流れについて

記事内にプロモーションを含む場合があります
Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

ポートフォリオを制作する際の考え方やポイント、注意点や流れについて解説します。

クリエイティブ業界へ就職を希望されている方に必要となるポートフォリオ。
初めて作る方にとってはハードルが高いものです。

採用担当者にポートフォリオがどのようにチェックされるか理解し、逆算的に考えてポートフォリオ制作をスムーズに進めていきましょう。

ポートフォリオ制作をする際の考え方について

ポートフォリオを制作済みの方、未制作の方、共に下記4項目について理解しておきましょう。

ポートフォリオは自身の分身

ポートフォリオは自身の分身です。

デザイナー採用の際に高確率でポートフォリオの提出を求められます。
もし「隙だらけのポートフォリオ」を提出すると「実際本人も隙だらけだろう」という判断をされます。

顔も合わせていない状態ですが、ポートフォリオ一つでそのような判断をされるのが事実です。

中途半端な状態は厳禁です。
必ずキッチリ作り込んだ状態で提出しましょう。

テンプレを活用してみよう
ポートフォリオ制作を効率的に進めたい方、クオリティアップをしたい方、初めてポートフォリオを作る方などにオススメのテンプレートを紹介しています。

自身のこと、できること、やりたいことを明確に

応募する企業の採用担当者が知りたい事は主に下記の3点です。

・貴方は「どんな人?」
・貴方は「何ができる?」
・あなたが「やりたい事は?」

どこの面接でも必ず聞かれるであろう3項目です。
上記質問に対する答えがまとまっていない方は自己分析も兼ねて整理しておきましょう。

この3点をポートフォリオで上手く表現する事で、採用担当者に自身についてスムーズに伝えられます。

ポートフォリオに対する評価は極めてドライ

苦労して作成したポートフォリオは、制作者が考えている以上に「ドライに評価」されます。

就活シーズンになると、人事部からデザイナーの採用担当に大量のポートフォリオが渡されます。
採用担当者は通常業務をこなしながらポートフォリオをチェックする場合が多々。

よって短時間でポートフォリオに目を通す必要があります。
微妙な作品はパラパラっと数十秒見ただけでボツに、なんて事はザラにあります。

人気のありそうな会社はライバルだらけです。
採用担当者の目に留まるような、インパクトがあり尚且つ品質の高いポートフォリオが必須です。

コチラでも「ポートフォリオがどのように見られているか」について解説しています。
併せてチェックしてみてください。

将来性を感じるポートフォリオ

採用担当者は「長く働いてくれて、会社に貢献してくれる人材」を採用したいと考えています。

人材採用にはお金と時間が掛かります。
採用してもすぐに辞められてしまうと…大赤字です。

つまり「将来性が期待できる人材」であることが、ポートフォリオを通じで表現できると内定を獲得できる可能性が高まります。
「どんな人」で「何ができ」、そして「何がしたいか」の3点が応募企業と合致する事が重要です。

別の言い方をすると作品品質がそこまで高くなくても、上記3点が企業とマッチすれば内定が貰える可能性があります。

少し手間はかかりますが、希望企業に合わせた調整を入れる事で内定の可能性が高まります。

複数企業に使い回しのポートフォリオを送る「数撃てば当たる」作戦より、希望の企業に合わせたポートフォリオで「狙い撃ち」する方が内定獲得率が上がるでしょう。

ポートフォリオ制作前のポイント

ポートフォリオを制作する前のポイントです。
実際に手を動かして作成する前に、しっかりと確認しておきましょう。

媒体を決める

ポートフォリオの媒体を決めます。

・プリンターで出力した紙媒体のポートフォリオ
・プリンター出力用をPDF形式にしてデータ化
・印刷業者に出力依頼し、製本形式
・映像をディスクメディアに焼く(レーベル、パッケージデザイン)
・WEBサイトを構築し、インタラクティブに作品を表現

自身が一番表現したい媒体を決めます。

サイズと向きを決める

WEBサイトの場合は特に関係ありませんが、印刷された紙媒体の場合はサイズと用紙の向きを決める必要があります。
代表的な紙のサイズにはA版とB版の2種類が存在します。

サイズも大切ですが、用紙の向きも非常に大切です。
縦向き、横向き、向きが違うだけで印象がガラリと変わります。

A4縦サイズが一番多い
なお、最も多いポートフォリオの形式は「A4縦」をクリアファイルでまとめたモノです。よくある見開きページのサイズが「A3横」のポートフォリオですね。(A4縦のテンプレはコチラ
安上りで自宅でも量産しやすく、サイズも手ごろで見やすいので選ばれます。
大きく作品を見せたい場合はA3またはB4を選択すると良いでしょう。

ポートフォリオを簡単キレイに作成できるサービス

Web媒体・紙媒体のポートフォリオを超簡単・キレイに作成できるサービスです。

紙媒体のポートフォリオは作れても、Webはちょっと…と敬遠されていた方必見!
サイト制作の知識は一切不要、作品素材とテキストだけ準備しておけば文字通り「一瞬」で作成可能です。

【ノーコード】無料でポートフォリオサイトが作れるサービス10選!【Web知識不要】

ポートフォリオ制作の注意点

作品の解像度

掲載する作品の解像度は媒体によって最適化しておきましょう。

印刷物なら解像度は350dpi欲しい所です。
WEBなら72dpiで構いませんが、そのまま印刷用データにも使うと解像度が足らず、画像の印刷が粗くなってしまいます。

バックアップをしておく

ポートフォリオのデータは必ずバックアップを取っておきましょう。

データは突然破損する事があります。
時間を掛けて作成したポートフォリオのデータが一瞬でパーになる前にバックアップをしましょう。
大切なデータはローカルだけでなく、クラウドでもバックアップしておくとより確実です。
お手軽かつ安価にミラーリング環境を構築
なお、コチラで低価格でHDDをミラーリングして2台のHDDに同時書き込みする機材を紹介しています。万が一片方のHDDが故障しても、もう片方のHDDから復旧できます。

バージョン管理しておく

一度作り切ったポートフォリオをブラッシュアップし、別バージョンを作成する場合は「旧バージョンをコピペしたモノ」に対して変更を加えましょう。
以前のポートフォリオとは別ファイル化し、見比べていく事で自身の成長を客観的に確認する事ができます。

コチラでも解説しておりますのでチェックしてみてください。

ポートフォリオ制作の流れ

大まかなポートフォリオ制作の流れです。

作品整理&データ化

自身が作成した作品を整理し、アナログ作品や立体作品はデータ化します。
ポートフォリオに掲載したい作品を選別します。

テーマ・コンセプトを考える

どんなポートフォリオにするか、テーマ・コンセプトを考えます。
ポートフォリオの芯となる部分となります。

構成とテキストを考える

ポートフォリオの構成を考え、見出しやキャプションのテキストを考えます。

データ作成

構成を元に、Illustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)、InDesign(インデザイン)を使ってレイアウト作業を進めます。

印刷・ファイリングまたは製本

作成したデータを出力します。
家庭用プリンターを使って出力し、クリアファイルでまとめるとお手軽&安上り。
印刷業者に依頼し、製本すると仕上りが段違い、他者と差を付けられます。
一旦ポートフォリオの完成です。

レビュー

出来上がったポートフォリオを批評します。
自分だけでなく、他者の意見も取り入れます。

改善

レビューで挙がった改善点を実際にポートフォリオに反映し、ブラッシュアップをします。
改善前のデータをコピペし、別名で改訂版を作成すると良いでしょう。
その後は再度レビュー、そして改善を繰り返し、ポートフォリオの完成度を高めていきます。

ポートフォリオの作り方
ポートフォリオの具体的な作り方について、左記記事で詳しく解説しています。是非参考にしてください。

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

ダウンロードする

#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

ダウンロードする

#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!

おわりに

以上、デザイナーに必須のポートフォリオ制作の考え方・ポイント・注意点・流れについてでした。

ポートフォリオ制作は段取り良く進めないとナカナカ完成が見えてきません。
ポートフォリオ未制作の方も制作済みの方も、漠然と制作せず「考え方」を一度改めてみると新たなポートフォリオのアイディアが生まれるかもしれません。

作成したポートフォリオは「誰が」「何の為に」見られるのかを念頭に置いておくと、また違った観点からポートフォリオ制作が進められますよ。

ではまた!

商用利用可能な高品質素材

ポートフォリオテンプレート

ポートフォリオ用の高品質なテンプレート34選
デジタルポートフォリオ用のテンプレート35選
InDesign形式の高品質なポートフォリオテンプレート77選
AI形式の高品質なポートフォリオテンプレート25選
PSD形式のポートフォリオ用テンプレート12選
【InDesign】 A4横のポートフォリオテンプレート15選
【InDesign】 A4縦のポートフォリオが簡単に作れるテンプレート15選

印刷物のテンプレート

【名刺テンプレート】 高クオリティな名刺テンプレート50選
【名刺Part.2】高品質なミニマルデザインの名刺テンプレート18選
高品質な三つ折りパンフレットのテンプレート76選
【神速チラシデザイン】商用利用可能なフライヤーのテンプレート50選
【イラレ初心者でも自作可】商用可能で高品質なクリスマスカード素材53選
【商用利用可能】高品質な便箋のテンプレート50点を厳選

Web制作にオススメ

高クオリティなロゴのテンプレート50選
高品質なバナーテンプレート50選
Webサイトのデザインカンプ用テンプレート35選

その他のテンプレートや素材

ゲームUIに使える高品質なテンプレート48選
ゲームやイラストの背景素材66選
1枚絵として成立するクオリティの和風背景素材20選
【デザインモックアップ】様々な素材の高品質なモックアップ50選
イラスト初心者の為の便利なテンプレート
【商用OK!】フリーフォントと一味違う超高品質でユニークなフォント20選

最強素材リストの目次一覧
SCROLL
目次一覧
ゼロから始めるシリーズ

現役デザイナーが教えるIllustrator、Photoshop、ポートフォリオ講座の目次です。
デザイン未経験からプロを目指しましょう!