【デザイン学生必見!】
ポートフォリオをゼロから作ろう!

AdobeColor(アドビカラー)の使い方を徹底解説for初心者

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Webデザイナー、UI/UXデザイナーの@sdesignlaboです。

AdobeColor(アドビカラー)の基本操作や生成したカラーをPhotoshopやIllustrator等で色を使う方法を徹底解説します。

色彩の知識が無くても美しい配色があっという間に作成できるAdobeColorを活用し、日々のクリエイティブをより効率化してみませんか?
Adobeアカウントを持っていれば誰でも無料で使えるサービスなので使わなければ損!

Webデザイナー、UIUXデザイナー、DTPデザイナーといったデザイナー職だけでなく、ちょっとした店舗のポップ作成やチラシなど。
デザイナーを稼働させるまでも無い案件のクオリティを高めるのにも便利なAdobeColorを活用し、ワンランク上の配色を実現しましょう!

AdobeColorとは?

AdobeColor(アドビカラー)とは色彩の知識が無くても良い感じの色を自動生成してくれるサービスです。
よりクオリティの高いデザインを実現するには色彩検定やカラーコーディネーター検定をはじめとした色の知識や資格が必要になります。

しかしAdobeColorを使えばドラッグ&ドロップで相性の良い配色を自動的に生成可能!

やれ明度対比とか色相対比、再度対比、補色、同化現象、色相環、色度座標など…
本格的に色彩の知識を得る為には多くの学習事項がありますが、AdobeColorを使えば知識不要で直感的に色の選定ができます。

AdobeColorの基本操作

AdobeColor(アドビカラー)の機能や使い方について初心者の方に詳しく解説します。

カラーホイールを使う方法

STEP.1
AdobeColorにアクセス
まずはAdobeにログインしましょう。
ログイン後はAdobeColorにアクセスします。

※なお、AdobeCCを未導入の方はAdobe公式サイトから入手できます。
STEP.2
カラーホイールを選択
AdobeColorのトップ画面です。
画面最上部に [ 生成 ] 、[ 探索 ] 、[ トレンド ] 、[ ライブラリ ] があります。

その下部に [ カラーホイール ] 、[ テーマを抽出 ] 、[ グラデーションを抽出 ] 、[ アクセシビリティツール ] が見つかります。
まずは初期設定のカラーホイールを操作しましょう。
初期設定はRGBカラー
AdobeColorの画面左下からカラーモードを選択できます。初期設定はRGBですが、他にHSBとLABが選択できます。

サンプルは使用頻度が高いRGBで解説します。
STEP.3
カラーハーモニーツールを設定
左メニューのカラーハーモニーツール内に [ 類似色 ] 、[ モノクロマティック ] 、[ トライアド ] 、[ 補色 ] 、[ 分割補色 ] 、[ 二重分割補色 ] 、[ 正方形 ] 、[ コンパウンド ] 、[ シェード ] 、[ カスタム ] が存在します。

よく使う類似色を試してみましょう。
STEP.4
ベースカラーをドラッグ
5つの丸(カラーホイール)があります。
真中に小さな三角形のアイコンが付いた丸(ベースカラー)があるのでドラッグで操作しましょう。

色相環を移動させ好きな色相を選択。
外側に移動させるとビビッドカラー(冴えた色)に、内側に移動させるとペールカラー(薄い色)にできます。

同時に下部にカラーコードが表示され、リアルタイムで更新されます。
三角形の付いていない4つのカラーホイールを動かすと色の個別カスタマイズが可能です。

基本的には三角形の付いたベースカラーのカラーホイールを操作する事をオススメします。
下部のスライダーで色調整可能
カラーホイールだけでなく、AdobeColor下部のスライダーを動かす事で色変更が可能です。

RGBと明度のスライダーを左右に動す、6桁のカラーコードをキーボードで直接入力など、お好きな方法で色を作成しましょう。
FINISH
その他カラーハーモニーツールも同様
例えば [ 補色 ] を選択し、三角形の付いたベースカラーのカラーホイールを動かしてみましょう。
するとベースカラーの類似色が2色、反対色である補色が2色生成されます。

基本的な操作は同じなので難なく操作可能ですよ。

画像からテーマを抽出する方法

テーマを抽出のタブをアクティブにすると、任意の画像を元にカラーの抽出が可能です。
使い方はお好きな画像をドラッグ&ドロップでアップロードするだけ。

左メニューの [ カラームードを使用して抽出 ] から [ カラフル ] 、[ ブライト ] 、[ ミュート ] 、[ ディープ ] 、[ ダーク ] 、[ なし ] の6パターンが選択できます。

あとからカラーホイールをドラッグで移動させる事もできますよ。

結局色彩の知識はあるに越した事は無い
具体的な色彩の知識が無くてもAdobeColorがあればいい感じに色の生成は可能です。デザイナーの方で無ければAdobeColorでサクッと色の生成を行えば良いでしょう。
しかし何でもそうですがAIに頼り切るのは危険。自身の能力値が間違いなく劣化します。
特にデザイン業務を主としてされている方は色彩検定やカラーコーディネーター検定の教本で色についてたまに見返される事をオススメします。色彩検定2級程度の知識は最低限身に付けておきましょう。

画像からグラデーションを抽出

基本操作は先に解説した [ テーマを抽出 ] と同じです。
左メニューの [ グラデーションの分岐点 ] を任意で変更可能。
また、カラーホイールをドラッグする事で色の抽出場所を変更する事ができます。

学校の教材例
私が学生時代に色彩の授業で使っていた教科書である [ カラーコーディネーター入門 色彩 ] と [ 新配色カード199b ] です。色彩に関する入門書の定番!
他にも [ スピード合格! カラーコーディネーター ] や [ 色彩検定 公式テキスト 2級編 ] はオススメですよ。

便利なアクセシビリティツール

アクセシビリティツールのタブをクリックするとコントラスト比を数値化する事ができます。
要は文字の視認性の確認が数値化され、可読性の合否判定をしてくれるツールですね。

デザインを作成する上でアクセシビリティを意識する事は重要です。


例えば黄色の背景に白の文字を配置するとコントラスト比が低く、非常に視認性が悪いですね。
数値で見ると 1.12 : 1 と、ほぼ同じです。
白の文字を黒色に変更するとコントラスト比がグッと高くなり、視認性が高まります。
数値化すると 18.79 : 1 と非常にコントラスト比が大きくなり、小さなフォントでも十分可読性が担保できています。

テキストサイズの違いでの合否判定なども行ってくれるので、日々のデザイン制作をより効率的に!
デザイン制作とアクセシビリティの両立は欠かせないので、色の選定だけで終わらないAdobeColorを一度知ってしまうと無くてはならないモノになりますよ。

ただし、より深くAdobeColorを活用するには色彩の知識が必要不可欠なので、色彩検定カラーコーディネーター検定の取得を検討されるのもアリですよ。
デザイン業務以外にも活用できる汎用性の高い資格の一つなので持っておいて損はありません。

AdobeColorの色を保存&参照する方法

AdobeColor(アドビカラー)で生成した色を保存し、PhotoshopやIllustrator等で参照する方法を解説します。

STEP.1
色を生成
AdobeColorでお好きな色を生成します。

サンプルは [ カラーホイール ] → [ 類似色 ] を使って色を生成しました。
STEP.2
ライブラリを作成して保存
画面右上の [ + ] をクリックし、任意の名称のライブラリを作成します。
サンプルは [ AdobeColor_sample ] とし、最後に [ 作成 ] をクリック。

名前:任意
タグ:任意
Colorに公開:任意

設定後は [ 保存 ] をクリック。
STEP.3
Photoshop,Illustratorを起動
PhotoshopやIllustratorを立ち上げます。
未導入の方は事前にAdobe公式サイトから入手しておきましょう。

サンプルはPhotoshopで解説します。
STEP.4
CCライブラリを開く
[ CCライブラリ ] を開きます。
非表示の場合は [ ウィンドウ ] → [ CCライブラリ ] で表示可。
FINISH
クリックで色を適用
先に保存した [ AdobeColor_sample ] を選択すると生成した色が保存されています。
あとはクリックすると描画色に適用可能。

左図は [ 楕円形ツール ] でシェイプを作成し、塗りの色を変更した例です。
AdobeColorで生成した色はCCライブラリへ保存できるので非常に便利ですよ!
Illustratorで作成したオブジェクトにAdobeColorで生成した色を適用する例です。

塗り・線、お好きな要素を選択し、CCライブラリから適用したいカラーをクリックするだけですよ。
様々なカラーを検索してみよう
[ 探索 ] や [ トレンド ] をクリックすると、世界中の方が作成した配色やデザインのトレンド情報が閲覧できます。刺激タップリのコンテンツなので見ていて飽きませんよ。

高品質なポートフォリオテンプレート

紙媒体やPDF形式で作成したポートフォリオの品質を手っ取り早く高めるには、高品質なテンプレートの活用が最も効率的かつ効果的です。

商用利用可能で高品質テンプレートばかり厳選!
今まで意識しなかった多くの「気づき」に出会えますよ。

※なお、ポートフォリオ制作はInDesign(インデザイン)を使うのが最も効率的です。
コチラでインデザ初心者の方向けにポートフォリオテンプレートの使い方を詳しく解説しております。

#01 Pink Portfolio Layout

ピンク系のキレイ目カワイイ風ポートフォリオ用テンプレートです。InDesign形式なので文字と画像の差し替えが超楽!
2時間あればポートフォリオが作れます。
編集にはInDesignが必須、未導入の方はInDesign公式サイトから入手しておきましょう。

ダウンロードする

#02 Portfolio Layout with Gray Accents

モノトーン系でどんな作風にも合うポートフォリオ用テンプレートです。イラスト、写真、建築、Web、グッズ…テンプレ選びに迷ったらコレがオススメ!
A4に印刷したポートフォリオ、PDF形式、どちらも短時間で作成可能です。

ダウンロードする

#03 Portfolio Layout with Yellow Accents

黄色が鮮やかでキレイなポートフォリオテンプレートです。
爽やかな画風のイラストにもピッタリ!
クセが無く、ベースデザインとして非常に扱いやすいテンプレートの一つです。

ダウンロードする

#04 Portfolio Template in Pale Green and Mint

収録されているレイアウトパターンが非常に豊富なポートフォリオ用テンプレートです。
作品を大きく見せる、制作過程を見せる、複数見せる、横長作品を画面内に綺麗に収める等、どんなパターンにも当てはめる事が可能ですよ。

ダウンロードする

#05 Minimalist Portfolio Layout

ポートフォリオの表紙には必ずメインビジュアルを入れないとダメか?そんな事はありません。
単色に文字だけで構成した表紙も素敵です。
ページ中身のレイアウトパターンも豊富、あえて表紙をシンプルにする手法もアリですよ。

ダウンロードする

紹介しきれなかったポートフォリオテンプレートや素材
上記のテンプレートはほんの一部。
下記リンクで多数の高品質なポートフォリオテンプレートを紹介しています!

商用利用可能な高品質テンプレート

商用利用ができる高品質なデザインテンプレートを厳選しました!
制作時間を大幅に短縮でき、尚且つ品質の向上が可能な優秀な素材ばかりです。

制作の手間を格段に軽減してくれるだけでなく、スキルアップの為の教材としても最適ですよ。


例えばクリエイターの就職や転職に必須のポートフォリオ。
プロのテンプレートで美しいレイアウトや余白、文字サイズが一瞬で作成可能。内定獲得の可能性が格段にアップします!
厳選!ポートフォリオ用テンプレート40選


紙素材のポートフォリオだけでなく、デジタル媒体に特化したポートフォリオも作成しておくと就職や仕事を獲得する上で有利です。他者と差をつけてより高みを目指してみませんか?
デジタル媒体向けポートフォリオテンプレ素材35選


デザイン制作を学ぶ導入としてオススメの名刺デザイン。
想像だけで作るとイマイチになりがちですが、良質なテンプレートを元に作るだけで吸収できる情報の質が段違い!
相手に舐められない名刺テンプレート50選


バナーはフォトショップの練習をする上で良質な教材です。
中途半端な素材を参考にせず、高品質なテンプレートを参考にするだけで学習効率が大幅に向上しますよ。
ハイクオリティなバナーテンプレート50選


AI形式で作られた高品質なフライヤーのテンプレート50選です。画像と文字を差し替えるだけ、超短時間でハイクオリティなフライヤーが作成可能!
様々なフライヤーのテンプレート50選


制作物の説得力を高められる高品質なモックアップ素材を厳選しました。ゼロからモックを準備するには膨大な労力が必要ですが、素材を使えば一瞬!
様々なモックアップテンプレート50選


良質な素材をもっと見る
上記で紹介しているテンプレートはごく一部。
下記記事で良質な素材を紹介しております。併せてチェックしてください!

おわりに

以上、AdobeColor(アドビカラー)の使い方とCCライブラリに色を登録&使用する方法でした。
色彩の知識が無くてもカラーホイールをドラッグするだけで良い感じの配色を自動生成できるAdobeの無料サービスです。

WebデザインやUI/UXデザイン、チラシをはじめとしたDTPデザインなど、AdobeColorは様々な制作に使える便利な機能です。
色を生成するだけでなく、CCライブラリに生成したカラーを保存し、PhotoshopやIllustratorをはじめとしたAdobe製品でカラーの使用も可能!

間違いなく制作が加速する便利なWebサービスなので使わない手は無いですよ。

ではまた!

商用利用可能な高品質素材

ポートフォリオテンプレート

ポートフォリオ用の高品質なテンプレート34選
デジタルポートフォリオ用のテンプレート35選
InDesign形式の高品質なポートフォリオテンプレート77選
AI形式の高品質なポートフォリオテンプレート25選
PSD形式のポートフォリオ用テンプレート12選
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