#12 Illustrator レイアウト用紙の作成とガイドの作成・活用

こんにちは、「ゼロから始めるIllustrator」略して「ゼロイラ」の講座#12を始めます。

今回は「レイアウト用紙の作成とガイドの作成・活用」について解説していきたいと思います。

印刷物だと名刺、フライヤー、ポストカード等、WEB用の画像、様々な出力物が存在しています。それらを出力するには適したレイアウト用紙を作成する必要があります。

今回は「名刺」のテンプレートを例に解説していきます。
併せて「ガイド」の有効的な活用方法についても解説しております。

作り方なんて不要、テンプレがダウンロードしたいという方はコチラからどうぞ。

初めての方でも迷わずテンプレが作れる内容なので是非ご覧ください。

4C印刷を前提としたレイアウト用紙

Illustratorの基本はイラストを描くことですが、イラストや地図などの素材を作成する以外に、商用印刷物のデータ作成に使われます。
印刷物は大きく分けて「ペラ物」と「ページ物」があります。
ここでは印刷物を作成する上で必要な基本項目の作成方法をマスターしていきます。

新規ドキュメントの作成

名刺、ビジネスシーンでよく使いますよね。
一般的な名刺サイズ(91mm x 55mm)のテンプレートを作成したいと思います。

安い印刷業者なら名刺100枚を送料入れても1000円未満で作れます。
オリジナル名刺を自分でデザインして印刷に出してみるのも面白いかもしれませんよ。

仕上りサイズより大きい用紙を作成する

印刷物のデータを作成する場合には、下図のように印刷に必要な要素を加える必要があります。そのため、仕上がりサイズより一回り大きい用紙を準備します。

今回はA4サイズ横(幅297mm 高さ210mm)の用紙に名刺横置き(横91mm 高さ55mm)のテンプレートを作成していきます。

「名刺」「ポストカード」共にA4サイズ(297mm x 210mm)の用紙に各サイズのトンボを作成していきます。

[ ファイル ] → [ 新規作成 ] → [ 印刷 ] → [ A4 ]
方向を横置き、裁ち落としは0mmに変更する。
ファイル名を入力し、用紙の設定が完了したら[ 作成 ]をクリック。

カラーモードはCMYKで

今回は印刷を前提としたドキュメントを作成するので、カラーモードはCMYKにしておきます。
上記手順の新規作成方法のように、印刷の項目から選択するとカラーモードが自動的にCMYKになります。

もしRGBモードで作成した画像を配置して印刷をすると、色がくすんだようになりますので要注意です。
特に鮮やかな緑色などが顕著に現れます。

トンボを作成する

トンボは印刷後の断裁や、印刷時の見当合わせ使用する大切な要素です。

詳しくは#10 トンボ(トリムマーク)の設定と塗り足しで解説しております。

Step.1 名刺サイズの矩形を作成

[ 長方形ツール(M) ] → [ 画面クリック ] → [ 長方形ダイアログ画面 ] → [幅:91mm 高さ:55mm] → [ OKをクリック ]

なおポストカードの場合は仕上がりサイズが(100mm x 148mm)になるよう設定します。

Step.2 矩形を画面中央に配置

作成した名刺サイズの矩形を画面中央に配置します。
下記画像のように中央からズレた位置に作成された矩形の位置をキッチリと中央に移動させます。

今回はA4縦(210mm x 297mm)の用紙の真ん中に配置したいと思います。

[ 選択ツール(V)で矩形を選択 ] → [ 変形パネル内参照 ] → [ X:297/2 Y:210/2と入力 ] → [ Enterキーを押して変形を適用 ]

※[ 297/2 ]と入力後にTabキーを押すと自動的に148.5が計算されてYの入力欄に移動します。

キッチリA4サイズ横の用紙の中心に配置されました。
イラレは四則演算ができる

イラストレーターのダイアログボックス内で四則演算ができます。
足し算は[ + ]、引き算は[ – ]、掛け算は[ * ]、割り算は[ / ]を用います。
変形パネルを用いてキャンバスの中心に配置したい場合など、用紙サイズ/2でキッチリ中心に配置できます。

Step.3 矩形をトリムマークにする

トリムマークにするオブジェクトは必ず「線と塗りの設定は無し」にしておきます。詳しくは#10 トンボ(トリムマーク)の設定と塗り足しで解説しておりますので参考にしてください。

[ 矩形を選択ツール(V)で選択 ] → [ オブジェクト ] → [ トリムマークを作成 ]
上記を適用してトリムマークを作成します。

なお、[ 矩形を選択ツール(V)で選択 ] → [ 効果 ] → [ トリムマーク ]
でもトリムマークの設定が可能です。

※ただし効果からトリムマークを設定した場合、外部に印刷依頼する場合等はトリムマーク用のオブジェクトを[ 分割・拡張 ]を行う必要があります。
分割・拡張したデータは別名保存しておくことをおススメします。
自身のみのデータ利用の場合は問題ありません。

ガイドの作成

仕上りサイズのオブジェクトは目安の線(印刷されない線)としてガイドに変更しておきます。仕上がり線の他に、マージンや裁ち落とし、レイアウトの基準となる中心線など、ガイドを作成して作業を進めやすい環境を整えます。

トンボはトンボ用のレイヤーを作成してトンボのオブジェクトのみを入れます。
ガイドもガイド専用のレイヤーを作成してまとめておきます。
色んなレイヤーにガイドを作成し、右クリックメニューからガイドを表示・非表示させるよりも、一つのレイヤーにガイドをまとめる方が楽で分かりやすい管理方法になるかと思います。

ガイド用オブジェクトを作成する

Step.1 名刺サイズの矩形を作成

名刺サイズ(91mm x 55mm)の矩形を長方形ツール(M)で作成します。

Step.2 矩形を中央に配置

作成した矩形を変形パネルを使って中央に配置します。
トリムマークの時と同様の手順です。

※今回は見た目的に分かりやすいようマゼンタ100の塗りを設定しています。

Step.3 塗り足し用の矩形を作成

塗り足し用のガイド用の矩形を作る。
名刺サイズ(91mm x 55mm)の矩形を選択ツール(V)で選択。
[ オブジェクト ] → [ パス ] → [ パスのオフセット ]から「パスのオフセット」のダイアログ画面を表示させる。
 
オフセット:3mm
角の形状:マイター(デフォルト値)
角の比率:4(デフォルト値)
プレビューにチェックを入れ、塗り足しサイズと同様の矩形が確認出来たら[ OK ]をクリック。
同色のオブジェクトがコピーされます。

※今回は分かりやすいようコピーされたオブジェクトの色をシアン100の塗りにしています。

Step.4 マージン用の矩形を作成

同様の手順でマージン(余白)用の矩形をパスのオフセットから作成します。
オフセットの値は-5mm等、「-」を入れると元の図形より小さくなります。

※見た目的に分かりやすいよう、イエロー100の塗りにしています。

Step.5 中心用のラインを作成

ついでに縦横の中心が分かるようにガイド用の十字線も作成しておきます。
ペンツール等で垂直線、水平線を作成して中央に配置します。

※見た目的に分かりやすいようオブジェクト別に色を変えています。

Step.6 作成したガイド用のオブジェクトをガイドにする

ガイドレイヤー内のオブジェクトを全て選択ツール(V)で選択。
[ 右クリックメニュー ] → [ ガイドを作成 ]

Finish ガイドの完成!

選択した全てのオブジェクトがガイドになったのが確認できます。

画面を右クリックすると[ ガイドを隠す ]と[ ガイドをロック ]というメニューが表示されます。レイヤーでガイドを管理する事で右クリックのガイドメニューは不要です。

[ ガイドをロックしていない ] かつ [ ガイドを表示している ] 状態をデフォルト設定にしておき、レイヤーのロックと表示・非表示で管理する方が効率的です。
好みの問題なので使いやすい方を使ってください。

[ Ctrl + K ] → [ 環境設定 ] → [ ガイド・グリッド ]
上記方法でガイド線の色、線種を点線に変更できます。

お好みで調整してください。

次のページで各種テンプレートのサンプルを掲載しております。

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